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公開番号
2024166054
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023220524
出願日
2023-12-27
発明の名称
車両用照明装置、車両用灯具、および車両用照明装置の製造方法
出願人
東芝ライテック株式会社
代理人
個人
主分類
F21S
43/31 20180101AFI20241121BHJP(照明)
要約
【課題】発光素子から出射した光の取り出し効率を向上させることができる車両用照明装置、車両用灯具、および車両用照明装置の製造方法を提供することである。
【解決手段】実施形態に係る車両用照明装置は、ソケットと;前記ソケットの一方の端部側に設けられた基板と;前記基板の上に設けられた発光素子と;前記基板の上に設けられ、前記発光素子を囲む枠部と;前記基板の上であって、前記発光素子の側面と、前記枠部の内壁との間に設けられた反射部と;を具備している。前記反射部の上面は、前記基板側に突出する凹状の曲面となっている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ソケットと;
前記ソケットの一方の端部側に設けられた基板と;
前記基板の上に設けられた発光素子と;
前記基板の上に設けられ、前記発光素子を囲む枠部と;
前記基板の上であって、前記発光素子の側面と、前記枠部の内壁との間に設けられた反射部と;
を具備し、
前記反射部の上面は、前記基板側に突出する凹状の曲面となっている車両用照明装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記反射部は、前記枠部と同じ材料を含み、前記枠部と一体に形成されている請求項1記載の車両用照明装置。
【請求項3】
前記発光素子の上部電極と、前記基板の上に設けられた配線パターンと、を電気的に接続する配線ワイヤをさらに具備し、
前記枠部、および前記反射部の少なくともいずれかは、前記配線ワイヤと、前記配線パターンとの接合部分の上に設けられている請求項1または2に記載の車両用照明装置。
【請求項4】
前記反射部の材料の線膨張係数は、封止部の材料の線膨張係数よりも小さい、
および、
前記反射部の材料のヤング率は、前記封止部の材料のヤング率よりも小さい、の少なくともいずれかである請求項3記載の車両用照明装置。
【請求項5】
前記車両用照明装置の中心軸に沿った方向において、
前記基板の面と、前記発光素子の上面との間の距離をh1(mm)、前記基板の面と、前記発光素子の側面における前記反射部の上端の位置との間の距離をh2(mm)、前記基板の面と、前記枠部の内壁における前記反射部の上端の位置との間の距離をh4(mm)、前記基板の面と、前記枠部の頂部との間の距離をh5(mm)とした場合に、以下の式を満足する請求項1または2に記載の車両用照明装置。
h2(mm)<h1(mm)<h4(mm)<h5(mm)
【請求項6】
前記車両用照明装置の中心軸に沿った方向において、前記基板の面と、前記反射部の上面の頂点との間の距離をh3(mm)とした場合に、以下の式をさらに満足する請求項5記載の車両用照明装置。
h3(mm)<h2(mm)
【請求項7】
請求項1記載の車両用照明装置と;
前記車両用照明装置が取り付けられる筐体と;
を具備した車両用灯具。
【請求項8】
請求項1記載の車両用照明装置の製造方法であって、
基板の面の、反射部を形成する領域に軟化させた樹脂を供給し、供給した前記樹脂の外側に軟化させた前記樹脂をさらに枠状に供給する車両用照明装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、車両用照明装置、車両用灯具、および車両用照明装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
省エネルギー化や長寿命化などの観点から、フィラメントを有するランプを備えた車両用照明装置に代えて、発光ダイオードなどの発光素子を備えた車両用照明装置の普及が進んでいる。発光素子を備えた車両用照明装置は、発光モジュールを備えている。発光モジュールは、配線パターンが設けられた基板と、配線パターンに電気的に接続されたチップ状の発光素子と、チップ状の発光素子を囲む枠部と、枠部の内側に設けられチップ状の発光素子を覆う封止部と、を有している。
【0003】
チップ状の発光素子の上面から出射した光の大部分は、車両用照明装置の正面側に向けてそのまま照射される。チップ状の発光素子の上面から出射し、枠部の内壁に入射した光は、枠部の内壁において反射されて、車両用照明装置の正面側に向けて照射される。
【0004】
ここで、チップ状の発光素子の側面からも光が出射する場合がある。発光素子の側面から出射した光の一部は、発光素子の側面と、枠部の内壁との間に位置する基板の面に入射する。基板の面に入射した光の一部は基板に吸収されるので、発光素子から出射した光の取り出し効率が低下する場合がある。この場合、発光素子の側面と、枠部の内壁との間の距離を短くすれば、発光素子の側面と、枠部の内壁との間に位置する基板の面積を小さくすることができる。露出する基板の面積が小さくなれば、基板の面に入射する光を減らすことができるので、発光素子から出射した光の取り出し効率を向上させることができる。
【0005】
ところが、発光素子の側面と、枠部の内壁との間に位置する基板の面には、発光素子の上部電極と、基板の面に設けられた配線パターンとを電気的に接続する配線ワイヤが設けられる場合がある。そのため、発光素子の側面と、枠部の内壁との間の距離を短くすることで、発光素子から出射した光の取り出し効率を向上させることは困難である。
そこで、発光素子から出射した光の取り出し効率を向上させることができる技術の開発が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-247061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、発光素子から出射した光の取り出し効率を向上させることができる車両用照明装置、車両用灯具、および車両用照明装置の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態に係る車両用照明装置は、ソケットと;前記ソケットの一方の端部側に設けられた基板と;前記基板の上に設けられた発光素子と;前記基板の上に設けられ、前記発光素子を囲む枠部と;前記基板の上であって、前記発光素子の側面と、前記枠部の内壁との間に設けられた反射部と;を具備している。前記反射部の上面は、前記基板側に突出する凹状の曲面となっている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施形態によれば、発光素子から出射した光の取り出し効率を向上させることができる車両用照明装置、車両用灯具、および車両用照明装置の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施の形態に係る車両用照明装置を例示するための模式斜視図である。
図1における車両用照明装置のA-A線断面図である。
発光モジュールの、枠部が設けられる領域の模式平面図である。
図3における枠部、および反射部のB-B線断面図である。
比較例に係る反射部の模式断面図である。
他の実施形態に係る反射部の模式断面図である。
他の実施形態に係る反射部の模式断面図である。
車両用灯具を例示するための模式部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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