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公開番号2024165261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081299
出願日2023-05-17
発明の名称マイクロホン固定装置
出願人株式会社オーディオテクニカ
代理人個人
主分類H04R 1/00 20060101AFI20241121BHJP(電気通信技術)
要約【課題】コネクタ付きのマイクケーブルをマイクロホンから取り外すことなくそのまま基台の裏面側に引き出すことができる取付作業性のよいマイクロホン固定装置を提供する。
【解決手段】一端にマイクロホン10が取り付けられた状態で基台2の取付孔3内に挿通される支持軸20と、基台2の下面側から支持軸20に嵌め込まれるスペーサーリング30と、支持軸20に螺合してスペーサーリング30を基台2に押し付けるナット40とを含み、支持軸20と取付孔3との間にはマイクケーブル11を挿通し得る隙間Gが設けられ、スペーサーリング30はその隙間Gに入り込む小径部301と、基台2の下面に当接する大径部302とを一体に備えているとともに、小径部301から大径部302にかけてケーブル引出溝303が形成されており、マイクケーブル11がケーブル引出溝303を通して基台2の下面側に引き出され、ナット40の締付によりマイクロホン10が支持軸20を介して基台2の上面に固定されるようにする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
マイクケーブルを有するマイクロホンを机や演台等の基台の上面に固定するマイクロホン固定装置において、
長さが前記基台の厚さよりも長く一端に前記マイクロホンが取り付けられた状態で前記基台に穿設されている取付孔内に挿通される外周に雄ネジ部を有する支持軸と、前記基台の下面側から前記支持軸の外周に嵌め込まれるスペーサーリングと、前記支持軸の他端側から前記雄ネジ部に螺合して前記スペーサーリングを前記基台の下面に押し付けるナットとを含み、
前記支持軸と前記取付孔との間には、前記マイクケーブルを挿通し得る隙間が設けられており、前記スペーサーリングは、前記隙間に入り込む小径部と、前記取付孔よりも大径で前記基台の下面に当接する大径部とを一体に備えているとともに、前記小径部の上端から前記大径部にかけてケーブル引出溝が形成されており、
前記マイクケーブルが前記隙間および前記ケーブル引出溝を通して前記基台の下面側に引き出され、前記ナットの締付により前記マイクロホンが前記支持軸を介して前記基台の上面に固定されることを特徴とするマイクロホン固定装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記スペーサーリングは、弾性体からなることを特徴とする請求項1に記載のマイクロホン固定装置。
【請求項3】
前記マイクケーブルの直径をφb、前記大径部における前記ケーブル引出溝の前記スペーサーリングの軸方向に沿った深さをd、前記大径部の前記スペーサーリングの軸方向に沿った厚さをtとして、φb≦d<tであることを特徴とする請求項1または2に記載のマイクロホン固定装置。
【請求項4】
前記支持軸は前記雄ネジ部の一部分を軸線方向に沿って切削したDカット面を有し、前記ケーブル引出溝は前記Dカット面の所に配置されることを特徴とする請求項1に記載のマイクロホン固定装置。
【請求項5】
前記マイクケーブルは、その一端側が前記マイクロホンの内蔵部品に直付けされ他端側にコネクタを一体に備えており、前記取付孔は前記コネクタを挿通し得る大きさであることを特徴とする請求項1に記載のマイクロホン固定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はマイクロホン固定装置に関し、さらに詳しく言えば、会議用テーブルや演台等の机上に置いて使用されるバウンダリマイクロホンやグースネック型マイクロホン等の固定装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
多くの場合、バウンダリマイクロホンは扁平な形状を呈し、会議用テーブルや演台等の机上に置いて使用されるが、使用者等により動かされると収音方向が変わってしまうことがある。そこで、盗難防止の意味をも含めて机に固定することが行われている。これにはいくつかの固定方法がある。
【0003】
例えば、机上に置かれたバウンダリマイクロホンを机の裏側から複数のネジで固定する方法があるが、机に複数のネジ挿通孔を開ける必要があるばかりでなく、マイクケーブルを机の裏側に引き回す必要がある場合には、ネジ挿通孔とは別にケーブル挿通孔を開ける必要がある。また、この方法によると、机に加えられた振動がネジを伝わってマイクロホンに拾われてしまうことがある。
【0004】
これに対して、机に開ける孔を一つで済ませる方法がある。その一例として、図5(A)(B)を参照して、特許文献1には、机等の基台30に受け具100を介して立設されるグースネック型マイクロホンにおいて、受け具100は、上端と下端が基台30からはみ出すように取付孔31内に挿通されるゴム材よりなる円筒状の受け具本体110と、受け具本体110の上端に配置されるワッシャ板120の中心孔を通して受け具本体110内に挿通される雄ネジ130と、受け具本体110の下端側から挿通されて雄ネジ130に螺合する雌ネジ筒140とを備え、雄ネジ130と雌ネジ筒140とにより受け具本体110を軸方向に圧縮し拡径して取付孔31内に固定する方法が記載されている。
【0005】
また、特許文献1によると、マイクケーブル13を基台30の下面(裏面)側に引き出すため、図5(B)に示されているように、受け具本体110の外周面の一部分にケーブル挿通溝112を軸方向に沿って形成し、マイクケーブル13をケーブル挿通溝112に沿わせて基台30の下面側に引き出すようにしている。
【0006】
これによれば、基台(机)30に一つの取付孔31を開けるだけで、マイクロホンの固定とマイクケーブルの基台下面側への引き回しを行うことができるが、基台30の厚さは区々であることから、その厚さに見合う軸長を有する受け具本体を用意する必要がある。
【0007】
また、雄ネジ130を雌ネジ筒140に螺合する際の連れ周りを確実に防止するには、雌ネジ筒140の外径を受け具本体110の内径よりも大きくして雌ネジ筒140を所定の摩擦力をもって受け具本体110内に挿通する必要があり、これが作業性を悪くする要因になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2008-270942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、本発明の課題は、厚さの異なる種々の机等の基台に適用可能であるとともに、コネクタ付きのマイクケーブルをマイクロホンから取り外すことなくそのまま基台の裏面側に引き出すことができる取付作業性のよいマイクロホンの固定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明は、マイクケーブルを有するマイクロホンを机や演台等の基台の上面に固定するマイクロホン固定装置において、
長さが上記基台の厚さよりも長く一端に上記マイクロホンが取り付けられた状態で上記基台に穿設されている取付孔内に挿通される外周に雄ネジ部を有する支持軸と、上記基台の下面側から上記支持軸の外周に嵌め込まれるスペーサーリングと、上記支持軸の他端側から上記雄ネジ部に螺合して上記スペーサーリングを上記基台の下面に押し付けるナットとを含み、
上記支持軸と上記取付孔との間には、上記マイクケーブルを挿通し得る隙間が設けられており、上記スペーサーリングは、上記隙間に入り込む小径部と、上記取付孔よりも大径で上記基台の下面に当接する大径部とを一体に備えているとともに、上記小径部の上端から上記大径部にかけてケーブル引出溝が形成されており、
上記マイクケーブルが上記隙間および上記ケーブル引出溝を通して上記基台の下面側に引き出され、上記ナットの締付により上記マイクロホンが上記支持軸を介して上記基台の上面に固定されることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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