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公開番号2024165102
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023080976
出願日2023-05-16
発明の名称掘削攪拌機及び支持杭の構築方法
出願人株式会社大林組,株式会社ワイビーエム,株式会社SEET
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類E02D 3/12 20060101AFI20241121BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】地中孔を設ける作業と地中孔に芯材を貫入する作業とを、施工機械の入れ替え作業を行うことなく実施することである。
【解決手段】リーダーに沿って移動する回転装置及び起振装置と、先端に掘削攪拌部が接続され、前記回転装置より回転力を付与されるとともに前記起振装置より振動を付与されるロッドと、を備える掘削攪拌機であって、前記リーダーに、前記回転装置及び前記起振装置と干渉しない位置で昇降する吊り上げフックを有する吊り装置が支持されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
リーダーに沿って移動する回転装置及び起振装置と、
先端に掘削攪拌部が接続され、前記回転装置より回転力を付与されるとともに前記起振装置より振動を付与されるロッドと、を備える掘削攪拌機であって、
前記リーダーに、前記回転装置及び前記起振装置と干渉しない位置で昇降する吊り上げフックを有する吊り装置が支持されていることを特徴とする掘削攪拌機。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
請求項1に記載の掘削攪拌機において、
走行体に支持された上部旋回体に対して、前記リーダーが延伸方向と直交する方向に揺動自在に接続され、
前記吊り上げフックは、前記リーダーの揺動によって前記掘削攪拌部を用いて構築した地中孔の直上へ移動可能に設けられていることを特徴とする掘削攪拌機。
【請求項3】
請求項1または2に記載の掘削攪拌機を用いた支持杭の構築方法において、
前記掘削攪拌部を用いて地中孔を構築する工程と、
該地中孔に、前記吊り装置を用いて芯材を貫入する工程と、
を含むことを特徴とする支持杭の構築方法。
【請求項4】
請求項3に記載の支持杭の構築方法において、
前記ロッドの先端に前記掘削攪拌部に替えて貫入補助治具を装着しておき、
前記地中孔に貫入した前記芯材を、前記吊り装置に替えて前記貫入補助治具に接続し、
前記芯材に、前記貫入補助治具を介して前記ロッドに作用する軸心まわりの回転力または振動、もしくは回転力と振動の両者を、選択的に作用させることを特徴とする支持杭の構築方法。
【請求項5】
請求項3に記載の支持杭の構築方法において、
前記地中孔に、ソイルセメント柱を築造する工程を含むことを特徴とする支持杭の構築方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地盤を掘削するための掘削攪拌機、及び掘削攪拌機を用いた支持杭の構築方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、地中にソイルセメント柱を築造する際に用いる削孔攪拌機が開示されている。削孔攪拌機は、先端に掘削ビットが接続されたロッドを備えており、回転手段によりロッドを軸周りに回転させながら、起振手段を介してロッドに上下方向の振動を付与することにより、掘削ビットで地中を削孔する。また、地中を削孔しつつ、掘削ビットの先端よりセメント系固化液を吐出することにより、削孔した孔内にソイルセメント柱を構築する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-252349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の削孔攪拌機によれば、ロッドを介して掘削ビットが回転しつつ上下方向に振動するため、地中に硬質層が存在しても効率よく掘削し、ソイルセメント柱を築造できる。ところで、構築したのちのソイルセメント柱に、芯材を貫入して支持杭を構築する場合には、削孔攪拌機を退出させるとともにクレーンやリフターなどの揚重装置を搬入して所定位置に据え付け、この揚重装置を利用して芯材の貫入作業を実施する。
【0005】
しかし、施工現場が狭隘である場合、施工機械の入れ替え作業に時間を要するだけでなく作業が煩雑となりやすい。また、低空頭な環境にある場合には、使用可能な揚重装置が限定されるなど、施工性に課題を生じていた。
【0006】
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、地中孔を設ける作業と地中孔に芯材を自重で貫入する作業とを、施工機械の入れ替え作業を行うことなく実施することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するため、本発明の掘削攪拌機は、リーダーに沿って移動する回転装置及び起振装置と、先端に掘削攪拌部が接続され、前記回転装置より回転力を付与されるとともに前記起振装置より振動を付与されるロッドと、を備える掘削攪拌機であって、前記リーダーに、前記回転装置及び前記起振装置と干渉しない位置で昇降する吊り上げフックを有する吊り装置が支持されていることを特徴とする。
【0008】
本発明の掘削攪拌機は、走行体に支持された上部旋回体に対して、前記リーダーが延伸方向と直交する方向に揺動自在に接続され、前記吊り上げフックは、前記リーダーの揺動によって前記掘削攪拌部を用いて構築した地中孔の直上へ移動可能に設けられていることを特徴とする。
【0009】
本発明の支持杭の構築方法は、本発明の掘削攪拌機を用いた支持杭の構築方法において、前記掘削攪拌部を用いて地中孔を構築する工程と、該地中孔に、前記吊り装置を用いて芯材を貫入する工程と、を含むことを特徴とする。
【0010】
本発明の支持杭の構築方法は、前記ロッドの先端に前記掘削攪拌部に替えて貫入補助治具を装着しておき、前記地中孔に貫入した前記芯材を、前記吊り装置に替えて前記貫入補助治具に接続し、前記芯材に、前記貫入補助治具を介して前記ロッドに作用する軸心まわりの回転力または振動、もしくは回転力と振動の両者を、選択的に作用させることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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