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公開番号2024165084
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023080929
出願日2023-05-16
発明の名称画像形成装置用の感光体ドラムおよびそれを備えた画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20241121BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像不良を抑制する画像形成装置用の感光体ドラムおよびそれを備えた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】感光体ドラムの外周面において、ドラム軸心方向の一端側の非トナー像形成領域に設けられた第1の通気孔と、ドラム軸心方向の他端側の非トナー像形成領域に設けられた第2の通気孔とを備え、第1および第2の通気孔は、感光体ドラムの内部空間と外部空間とを連通させるように感光体ドラムの径方向に貫通して開口している電子写真方式の画像形成装置用の感光体ドラム。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
感光体ドラムの外周面において、ドラム軸心方向の一端側の非トナー像形成領域に設けられた第1の通気孔と、ドラム軸心方向の他端側の非トナー像形成領域に設けられた第2の通気孔とを備え、第1および第2の通気孔は、感光体ドラムの内部空間と外部空間とを連通させるように感光体ドラムの径方向に貫通して開口している電子写真方式の画像形成装置用の感光体ドラム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
感光体ドラムは、円筒形のドラム本体と、ドラム本体のドラム軸心方向の両端に接続した円筒形の一対のフランジ部を備え、
第1の通気孔および第2の通気孔の少なくとも一方が、ドラム本体におけるフランジ部以外の位置に設けられている、請求項1に記載の感光体ドラム。
【請求項3】
感光体ドラムは、円筒形のドラム本体と、ドラム本体のドラム軸心方向の両端に接続した円筒形の一対のフランジ部を備え、
第1の通気孔および第2の通気孔の少なくとも一方が、フランジ部に設けられている、請求項1に記載の感光体ドラム。
【請求項4】
感光体ドラムは、円筒形のドラム本体と、ドラム本体のドラム軸心方向の両端側に設けられる円筒形の一対のフランジ部と、ドラム本体の両端と一対のフランジ部とを接続する円筒形の一対の接続部とを備え、
第1の通気孔および第2の通気孔の少なくとも一方が、接続部に設けられている、請求項1に記載の感光体ドラム。
【請求項5】
第1および第2の通気孔のそれぞれは、ドラム軸心を中心とする同一の円周上に並ぶように複数設けられている、請求項1~4のいずれか1つに記載の感光体ドラム。
【請求項6】
第1および第2の通気孔のそれぞれは、ドラム軸心を中心とする周方向に並ぶように複数設けられており、
第1および第2の通気孔のそれぞれにおいて、周方向に隣接する2つの通気孔は、互いにドラム軸心方向にずれた位置に配置されている、請求項1~4のいずれか1つに記載の感光体ドラム。
【請求項7】
第1および第2の通気孔のそれぞれの開口面積が(π/4)mm

以上(25π/4)mm

以下である、請求項1~4のいずれか1つに記載の感光体ドラム。
【請求項8】
ドラム本体は、円筒形の支持体と、支持体の周面に積層された感光層とを有し、
支持体の径方向の肉厚をd(mm)とし、1つの通気孔の開口面積をS(mm

)とすると、1.5<S/d<15に設定されている、請求項1~4のいずれか1つに記載の感光体ドラム。
【請求項9】
請求項1に記載の感光体ドラムを備えた電子写真方式の画像形成装置。
【請求項10】
請求項1~4のいずれか1つに記載の感光体ドラムと、トナー像が記憶媒体に転写された後の感光体ドラムの周面上の残留トナーを除去し回収するクリーニング装置とを備え、
クリーニング装置は、感光体ドラムの周面に接触して残留トナーを掻き取るクリーニング部材と、クリーニング部材にて掻き取った残留トナーを回収可能なように感光体ドラムの周面と対向する廃トナー回収口とを有し、
第1の通気孔と第2の通気孔との間のドラム軸心方向の距離は、第1の通気孔および第2の通気孔が廃トナー回収口と重なることができる距離に設定されている電子写真方式の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置用の感光体ドラムおよびそれを備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真プロセスを用いた画像形成装置は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置を備え、感光体ドラムを回転させながら、感光体ドラムの周面(表面)にトナー像を形成し、静電的に転写部材や紙などの記録媒体にトナー像を転写させて画像を形成するように構成されている。感光体ドラムへのトナー像の形成には感光体ドラムの感度が大きな影響を与え、その感度は感光体ドラム周辺の温湿度環境に大きく依存する。
【0003】
画像形成装置では、感光体ドラムの周面上に残留する印字後の残留トナーを廃トナーとしてクリーニング装置によって除去する。クリーニング装置のクリーニングブレードによって感光体ドラムから除去された廃トナーは、クリーニング装置の廃トナー回収口から内部の廃トナー回収室へ回収される。廃トナーの飛散による画像不良を防止するため、クリーニング装置の内部は密閉空間とされており、この内部密閉空間に感光体ドラムの周面の一部が重なっている。そのため、印字終了後に感光体ドラム周辺の温湿度環境が変化した場合、クリーニング装置の内部密閉空間の温湿度と、クリーニング装置の外側の温湿度との間に差が生じる場合がある。この場合、感光体ドラムの周面において、クリーニング装置の内部密閉空間に重なる部分の感度が、内部密閉空間に重なる部分以外の部分の感度と異なってしまい(感度ムラが発生し)、この結果、画像形成を再開するとスジ状の画像不良が発生しやすくなる。さらに、例えば、帯電部材に接触式の帯電ローラを使用する場合は、帯電ローラとクリーニングブレードとの間も密閉空間となり得ることがあり、この場合もクリーニング装置内の密閉空間と同様の問題が生じる可能性がある。
【0004】
このような画像不良を抑制するために、特許文献1では、印字終了後に感光体ドラムの回転履歴や停止履歴に応じて、間欠駆動を行う方法が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-244030号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、印字動作中以外の駆動(間欠駆動)が増えることで、感光体ドラムの寿命が短くなる。さらに、画像形成装置を利用しない際に電源が切られた場合には間欠駆動を行うことができないため、画像不良の抑制が難しくなる。
【0007】
本発明は、以上のような事情を考慮してなされた画像形成装置用の感光体ドラムおよびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、感光体ドラムの外周面において、ドラム軸心方向の一端側の非トナー像形成領域に設けられた第1の通気孔と、ドラム軸心方向の他端側の非トナー像形成領域に設けられた第2の通気孔とを備え、第1および第2の通気孔は、感光体ドラムの内部空間と外部空間とを連通させるように感光体ドラムの径方向に貫通して開口している電子写真方式の画像形成装置用の感光体ドラムを提供する。
【0009】
また、本発明は、前記感光体ドラムを備えた画像形成装置を提供する。
また、本発明は、前記感光体ドラムと、トナー像が記憶媒体に転写された後の感光体ドラムの周面上の残留トナーを除去し回収するクリーニング装置とを備え、
クリーニング装置は、感光体ドラムの周面に接触して残留トナーを掻き取るクリーニング部材と、クリーニング部材にて掻き取った残留トナーを回収可能なように感光体ドラムの周面と対向する廃トナー回収口とを有し、
第1の通気孔と第2の通気孔との間のドラム軸心方向の距離は、第1の通気孔および第2の通気孔が廃トナー回収口と重なることができる距離に設定されている電子写真方式の画像形成装置を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、感光体ドラムの周面の部分的な感度の差異によって生じる画像不良を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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