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公開番号
2024165078
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023080919
出願日
2023-05-16
発明の名称
ビードフィラー用ゴム組成物
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
清流国際弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
7/00 20060101AFI20241121BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】加工性を確保しながら、ゴム硬度および低発熱性を従来レベル以上に優れたものにするビードフィラー用ゴム組成物を提供する。
【解決手段】イソプレン系ゴムを30質量%以上および水添芳香族ビニル-共役ジエン共重合体を20~70質量%からなるジエン系ゴムを含み、前記水添芳香族ビニル-共役ジエン共重合体の水添率が60~80%であることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
イソプレン系ゴムを30質量%以上および水添芳香族ビニル-共役ジエン共重合体を20~70質量%からなるジエン系ゴムを含み、前記水添芳香族ビニル-共役ジエン共重合体の水添率が60~80%であることを特徴とするビードフィラー用ゴム組成物。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
さらに、ノボラック型フェノール樹脂と、ヘキサメチレンテトラミンおよび/またはメラミン誘導体とを含み、前記ジエン系ゴム100質量部に対し、前記ノボラック型フェノール樹脂を5~50質量部配合し、前記ヘキサメチレンテトラミンおよび/またはメラミン誘導体を前記ノボラック型フェノール樹脂の配合量に対し5~20質量%配合してなることを特徴とする請求項1に記載のビードフィラー用ゴム組成物。
【請求項3】
前記水添芳香族ビニル-共役ジエン共重合体が、水添スチレンブタジエンゴムであり、そのブチレン量が15%以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のビードフィラー用ゴム組成物。
【請求項4】
請求項1または2に記載のビードフィラー用ゴム組成物からなるビードフィラーを有することを特徴とするタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム硬度および低発熱性を両立するビードフィラー用ゴム組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
環境負荷低減のために、タイヤの軽量化、低発熱性化が求められている。例えば、ガラス転移温度(Tg)が低いゴム成分を配合してゴムの損失正接(tanδ)の挙動を変化させる手法が知られている(例えば特許文献1,2を参照)。これらの手法は、主にトレッドゴムに用いられるが、トレッドゴムのtanδ(60℃)の低減だけでタイヤの低発熱化に対処するには限界があった。例えば、高硬度のゴム組成物を用いてタイヤの操縦安定性を向上させるビードフィラーについては、ゴム硬度および低発熱性を両立する技術が未だ十分には開発されていない。
【0003】
ビードフィラーを高硬度化する方策として、ビードフィラー用ゴム組成物に樹脂成分を配合することが提案されている(例えば、特許文献3を参照)。しかしながら、一般的に、ゴム組成物は樹脂成分を配合して硬度が高まるほど加工性が低下する傾向があるため、ゴム組成物の高硬度化を図るにあたって、加工性を良好に維持して、これら性能をバランスよく両立することが求められている。このため良好な加工性を確保しながら、ゴム硬度および低発熱性を従来レベル以上に向上することが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-035801号公報
特開2021-066371号公報
特開2014-118507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、加工性を確保しながら、ゴム硬度および低発熱性を従来レベル以上に優れたものにするビードフィラー用ゴム組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する本発明のビードフィラー用ゴム組成物は、イソプレン系ゴムを30質量%以上および水添芳香族ビニル-共役ジエン共重合体を20~70質量%からなるジエン系ゴムを含み、前記水添芳香族ビニル-共役ジエン共重合体の水添率が60~80%であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明のビードフィラー用ゴム組成物は、イソプレン系ゴムおよび水添率が60~80%である水添芳香族ビニル-共役ジエン共重合体からなるジエン系ゴムを含むようにしたので、加工性を確保しながら、ゴム硬度および低発熱性を従来レベル以上に優れたものにすることができる。
【0008】
ビードフィラー用ゴム組成物は、さらに、ノボラック型フェノール樹脂と、ヘキサメチレンテトラミンおよび/またはメラミン誘導体とを含み、前記ジエン系ゴム100質量部に対し、前記ノボラック型フェノール樹脂を5~50質量部配合し、前記ヘキサメチレンテトラミンおよび/またはメラミン誘導体を前記ノボラック型フェノール樹脂の配合量に対し5~20質量%配合してなるとよい。
【0009】
水添芳香族ビニル-共役ジエン共重合体が、水添スチレンブタジエンゴムであり、そのブチレン量が15%以上であるとよく、60℃のtanδをより小さくし、低発熱性をさらに向上することができる。
【0010】
上述したビードフィラー用ゴム組成物からなるビードフィラーを有するタイヤは、軽量化および低燃費性能を両立し、高品質なタイヤとして安定的に生産することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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