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公開番号
2025005552
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023105764
出願日
2023-06-28
発明の名称
タイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B60C
11/03 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約
【課題】低燃費性能とウェット制動性能を両立すること。
【解決手段】空気入りタイヤ1は、トレッド部に、タイヤ周方向に沿って連続して延びタイヤ幅方向に隣接される複数の周方向溝22と、複数の周方向溝22によってタイヤ幅方向で区画されてタイヤ周方向に沿って連続して延びる3列以上のリブ状陸部311,312と、を備え、周方向溝22は、いずれかの溝壁22a,22bから溝内側に突出してリブ状陸部311,312と踏面15Aが連続し、タイヤ周方向において各溝壁22a,22bから交互に突出する凸状陸部220と、凸状陸部220の突出端220aと溝壁22a,22bとの間に形成されてタイヤ周方向に沿って延びる周方向細溝221、および各凸状陸部220の間に形成されてタイヤ幅方向に沿って延びる幅方向細溝222からなる踏面細溝と、を有し、周方向細溝221の開口溝幅WLが、0.5mm以上3.0mm以下の範囲である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
トレッド部に、
タイヤ周方向に沿って連続して延びタイヤ幅方向に隣接される複数の周方向溝と、
複数の前記周方向溝によってタイヤ幅方向で区画されてタイヤ周方向に沿って連続して延びる3列以上のリブ状陸部と、
を備え、
前記周方向溝は、
溝壁から溝内側に突出して前記リブ状陸部と踏面が連続し、タイヤ周方向において各前記溝壁から交互に突出する凸状陸部と、
前記凸状陸部の突出端と前記溝壁との間に形成されてタイヤ周方向に沿って延びる周方向細溝、および各前記凸状陸部の間に形成されてタイヤ幅方向に沿って延びる幅方向細溝からなる踏面細溝と、
を有し、
前記周方向細溝の開口溝幅WLが、0.5mm以上3.0mm以下の範囲である、
タイヤ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記幅方向細溝の開口溝幅WSが、0.5mm以上7.0mm以下の範囲である、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記周方向溝の間で形成される前記リブ状陸部が、タイヤ赤道面上に位置する、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
タイヤ接地時に少なくとも前記周方向細溝が閉口し、前記周方向溝を境に隣り合う各前記リブ状陸部が前記踏面において連なる、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記踏面細溝は、長尺の前記周方向細溝と短尺の前記幅方向細溝とが交互に連なったジグザグ形状を有し、
前記周方向細溝の開口溝幅WLと、前記幅方向細溝の開口溝幅WSとが、0.1≦WL/WS<1.0の関係を満たし、タイヤ接地時に前記周方向細溝のみが閉口する、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記周方向溝は、溝底からの溝深さの30%以上70%以下の範囲においてタイヤ周方向視で貫通して形成される空隙部を有する、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記周方向溝の溝壁の仮想線と、当該溝壁から突出する前記凸状陸部の前記踏面とのなす角度が鋭角であり、
前記溝壁の仮想線から前記凸状陸部の前記突出端までの前記踏面でのタイヤ幅方向距離Waと、前記周方向溝の溝深さ50%の位置での前記凸状陸部のタイヤ幅方向距離Wbとが、0.1<Wb/Wa<0.6の関係を満たす、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記周方向溝は、溝底からの所定溝深さの範囲においてタイヤ周方向視で貫通して形成される空隙部を有し、
前記周方向溝の溝壁の仮想線から突出する前記凸状陸部の前記突出端までの前記踏面でのタイヤ幅方向距離Waと、前記空隙部における最大タイヤ幅方向距離Wcとが、0.6<Wc/Wa<0.9の関係を満たす、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記周方向溝は、前記凸状陸部の前記突出端に対向する溝壁と踏面との交差部分に面取部を有する、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項10】
複数の前記周方向溝のタイヤ幅方向両外側にてタイヤ周方向に沿って延び、摩耗進行に従って直線状から波状に変化する周方向主溝を有し、
前記周方向細溝の開口溝幅WLと、前記周方向主溝の開口溝幅W1とが、0.1<WL/W1<0.4の関係を満たす、
請求項1に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、周溝の底部に、当該周溝を境に隣り合う陸部を連結するタイバーを設け、このタイバーをタイヤ周方向に貫通するスリットを設けることで、タイヤの低転がり抵抗性能とウェット性能とを両立できるタイヤの発明が記載されている。
【0003】
また、特許文献2には、リブ状陸部の内部にタイヤ周方向に沿って延びる空洞部と、リブ状陸部の表面に空洞部に対してタイヤ幅方向の一方側から連なる第一スリット部と、リブ状陸部の表面に空洞部に対してタイヤ幅方向の他方側から連なる第二スリット部と、リブ状陸部の表面に第一スリット部と第二スリット部とを繋げて空洞部に連なる第三スリットと、を備えることで、排水性能を向上可能であると共に転がり抵抗の増大を抑制可能なタイヤの発明が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-126525号公報
特開2021-091374号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、重荷重用車両であるトラックやバスに用いられるタイヤでは、トレッド部においてタイヤ周方向に延びるリブ状の陸部を主とするリブパターンを基調としたトレッドパターンを有するものがある。このリブパターンを基調としたタイヤは、低燃費性能とウェット制動性能とが背反する。従って、リブパターンを基調としたタイヤにおいて、低燃費性能とウェット制動性能との両立を図ることが求められている。
【0006】
この発明は、低燃費性能とウェット制動性能を両立することのできるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るタイヤは、トレッド部に、タイヤ周方向に沿って連続して延びタイヤ幅方向に隣接される複数の周方向溝と、複数の前記周方向溝によってタイヤ幅方向で区画されてタイヤ周方向に沿って連続して延びる3列以上のリブ状陸部と、を備え、前記周方向溝は、溝壁から溝内側に突出して前記リブ状陸部と踏面が連続し、タイヤ周方向において各前記溝壁から交互に突出する凸状陸部と、前記凸状陸部の突出端と前記溝壁との間に形成されてタイヤ周方向に沿って延びる周方向細溝、および各前記凸状陸部の間に形成されてタイヤ幅方向に沿って延びる幅方向細溝からなる踏面細溝と、を有し、前記周方向細溝の開口溝幅WLが、0.5mm以上3.0mm以下の範囲である。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、低燃費性能とウェット制動性能を両立できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。
図2は、実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの平面図である。
図3は、実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面部分拡大図である。
図4は、実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ接地時のトレッドの平面図である。
図5は、実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ接地時の子午断面部分拡大図である。
図6は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図7は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図8は、実施形態に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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