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公開番号2025015050
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118140
出願日2023-07-20
発明の名称グリップ圧測定センサ及びグリップ圧測定装置
出願人イナバゴム株式会社
代理人個人
主分類G01L 5/00 20060101AFI20250123BHJP(測定;試験)
要約【課題】グリップを備える運動用具のグリップ圧を測定するのに最適なグリップ圧測定センサ及びこのグリップ圧測定センサを用いたグリップ圧測定装置を提供することを目的とする。
【解決手段】グリップ圧測定センサ10は、X方向及びY方向に並んだ複数の検出部Dを備えるフレキシブル基板1と、検出部の上に配置された感圧導電性エラストマー2と、からなり、フレキシブル基板1は、検出部Dを構成する一対の電極A、Bと、一方の電極Aに接続し、隣り合う検出部の間をX方向に伸びた湾曲形状の一方の電極配線JAと、他方の電極Bに接続し、隣り合う検出部の間をY方向に伸びた湾曲形状の他方の電極配線JBと、で形成されている。また、グリップ圧測定装置は、運動用具のグリップに巻き付けられたこのグリップ圧測定センサ10と、測定値を解析する解析手段20とからなる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
グリップを備えた運動用具のグリップ圧を測定するために用いるシート状のグリップ圧測定センサであって、
X方向及びY方向に並んだ複数の検出部を備えるフレキシブル基板と、
前記検出部の上に配置された感圧導電性エラストマーと、からなり、
前記フレキシブル基板は、
前記検出部を構成する一対の電極と、
前記一対の電極の一方の電極に接続し、隣り合う前記検出部の間をX方向に伸びた湾曲形状の一方の電極配線と、
前記一対の電極の他方の電極に接続し、隣り合う前記検出部の間をY方向に伸びた湾曲形状の他方の電極配線と、
で形成されていることを特徴とするグリップ圧測定センサ。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記フレキシブル基板の裏面側と、前記感圧導電性エラストマーの表面側には、保護シートが配置されていることを特徴とする請求項1に記載のグリップ圧測定センサ。
【請求項3】
前記感圧導電性エラストマーは、膜厚100~500μmであることを特徴とする請求項1に記載のグリップ圧測定センサ。
【請求項4】
グリップを備えた運動用具の該グリップに巻き付けられた請求項1から3の何れかに記載のグリップ圧測定センサと、
前記グリップ圧測定センサからの測定値を解析する解析手段と、
からなることを特徴とするグリップ圧測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はグリップ圧測定センサ及びグリップ圧測定装置に関して、詳しくは、運動用具のグリップ圧を測定するために用いられ、X方向及びY方向に並んだ複数の検出部を備えるグリップ圧測定センサ及びグリップ圧測定装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
スポーツの中にはゴルフで使うゴルフクラブ、野球で使うバット、テニスで使うラケットのようにグリップを備える運動用具を用いたスポーツも多い。そして、このような運動用具を用いるスポーツにおいては、グリップの握り方は非常に重要である。そのため、グリップの正しい握り方について指導されることも多い。一方で、正しい握り方はわかるが、実際にグリップが握られている時や、その動作中において、握られたグリップに手からどのような力が加わっているのか、つまり、どのような圧力分布になっているのかはあまりわかっていないのが現実である。したがって、例えば、プロの圧力部分布がわかることで、自分との違いを比較でき、より詳しく握り方のコツを理解することができ、技術の上達が期待できる。
【0003】
例えば、ゴルフクラブのグリップのグリップ圧を測定するためのものとして、特許文献1のようなグリップ圧力分布センサが知られている。
このグリップ圧分布センサは、シート状の感圧センサシート(6)を備えている。このシート状の感圧センサは、一方の電極板(7)と他方の電極板(8)との間に感圧導電ゴムシート(11)を挟んだ構造となっている。そして、この上側の電極板(7)には、行方向に直線状に伸びる複数の電極(12)が設けられ、下側の電極板(8)には、列方向に直線状に伸びる複数の電極(13)が設けられた構成となっている。
また、ここで用いられている感圧導電ゴムシートについては、非特許文献1にあるように本願出願人のホームページ等において、その原理が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭62-117529号公報
【非特許文献】
【0005】
イナバゴム株式会社、製品紹介、イナストマー、原理とメカニズム 検索日:令和5年2月23日〈http://www.inaba-rubber.co.jp/products/inastomer/mechanism.html〉
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、グリップ圧を測定するためには、特許文献1のようなシート状の感圧センサをグリップに取り付ける必要があるが、グリップの形状は一般的には円柱状となるため、感圧センサはグリップの円周方向に巻き付けられて取り付けられることになる。
また、例えば、ゴルフクラブや野球のバットのグリップは、単純な円柱状ではなく、グリップの長さ方向においても太さが変化している。
【0007】
このようなグリップに、特許文献1のような上下の電極板で感圧導電ゴムシートを挟んだ構造の感圧センサを巻き付けて取り付けると、電極構造が直線状であることから電極に伸縮性がなく、グリップへの巻き付けや太さの違いに追従し難く、感圧センサをグリップに巻き付けることが難しいという問題がある。また本願の発明者もこのような構成の感圧センサを実際に巻き付けようとしたところ、うまく巻き付けることができなかった。
【0008】
また、感圧導電ゴムシートは、特許文献1で具体的に記載されている横浜ゴム株式会社製(CS57-7RSC)のようなものになると、シート厚が0.5mm程度ある。この程度のシート厚になると、グリップに少しだけ手を添えているような低荷重の際の圧力測定が難しい。従って、例えば、最初はリラックスした状態でグリップを握り、インパクトの瞬間に力を入れるような握りになるような、グリップ圧の変化を測定しようとするとリラックスしている際の圧力は微圧である為測定が難しく、グリップ圧の変化を測定することが困難となる。
【0009】
また、シート厚が厚くなればなる程剛性が高くなり、グリップへ巻き付ける際の追従性がなくなるので、グリップへの巻き付け加工が困難となる。また、あまり厚くなると、グリップへ巻き付けることにより最初から感圧導電ゴムシートに応力が加わった状態になってしまい、最初からある程度の圧力が加わっているような状態が生じてしまうことになる。
【0010】
そこで、本発明は、グリップを備える運動用具のグリップ圧を測定するのに最適なグリップ圧測定センサ及びこのグリップ圧測定センサを用いたグリップ圧測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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