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公開番号2024163683
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079507
出願日2023-05-12
発明の名称燃料電池システム及び燃料電池システムの提供方法
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H01M 8/04 20160101AFI20241115BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】燃料電池に高濃度の酸素を安定して供給するため技術を提供する。
【解決手段】燃料電池システムは、水素と酸素を反応させて発電を行う燃料電池と、空気中の酸素を濃縮する酸素濃縮装置と、前記酸素濃縮装置で濃縮された酸素を貯留する貯留部と、前記貯留部で貯留される酸素を前記燃料電池に供給する供給経路と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水素と酸素を反応させて発電を行う燃料電池と、
空気中の酸素を濃縮する酸素濃縮装置と、
前記酸素濃縮装置で濃縮された酸素を貯留する貯留部と、
前記貯留部で貯留される酸素を前記燃料電池に供給する供給経路と、
を備える、燃料電池システム。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
請求項1に記載の燃料電池システムであって、
前記酸素濃縮装置を制御する制御部をさらに備えており、
前記制御部は、前記燃料電池に酸素を供給する要求がないときに、前記酸素濃縮装置によって空気中の酸素を濃縮させ、前記酸素濃縮装置で濃縮された酸素を前記貯留部に貯留させる制御を行う、燃料電池システム。
【請求項3】
請求項1に記載の燃料電池システムであって、
前記燃料電池システムは、移動体に搭載可能であり、
前記燃料電池システムは、前記燃料電池で生成された電力を前記移動体を移動させるための駆動部に供給する、燃料電池システム。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の燃料電池システムの提供依頼をサーバが受領する受領工程と、
前記受領工程で前記サーバが受領した前記提供依頼に基づき、前記燃料電池システムを提供する提供工程と、
を備える、燃料電池システムの提供方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、燃料電池システム及び燃料電池システムの提供方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
燃料電池は、水素と酸素を反応させて発電を行う。一般的に、燃料電池は、発電の際に空気中の酸素を用いて発電する。例えば、特許文献1には、空気中の酸素を濃縮する酸素濃縮装置を備える燃料電池システムが開示されている。酸素濃縮装置で空気中の酸素を濃縮することによって、燃料電池に高濃度の酸素が供給される。これにより、空気中の酸素をそのまま燃料電池に供給する場合と比較して、燃料電池に多くの酸素が供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-315848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、酸素濃縮装置で酸素を濃縮することによって、高濃度の酸素が燃料電池に供給される。しかしながら、発電時に濃縮した酸素を燃料電池に供給しても、燃料電池で発電を行うためには酸素量が不十分な場合がある。燃料電池に高濃度の酸素を安定して供給することができないため、安定して発電するためには、別途酸素を供給する必要がある。
【0005】
本明細書は、燃料電池に高濃度の酸素を安定して供給するため技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様では、燃料電池システムは、水素と酸素を反応させて発電を行う燃料電池と、空気中の酸素を濃縮する酸素濃縮装置と、前記酸素濃縮装置で濃縮された酸素を貯留する貯留部と、前記貯留部で貯留される酸素を前記燃料電池に供給する供給経路と、を備える。
【0007】
この構成によれば、酸素濃縮装置で濃縮された酸素が貯留部に貯留される。これにより、酸素濃縮装置で濃縮された酸素のうち、燃料電池の発電に必要な酸素量を超えた分については貯留部に貯留される。このため、燃料電池で発電する際に酸素が不足し難くなり、また、別途貯留部に酸素を供給することを省略したり、別途貯留部に酸素を供給する場合であっても、供給する酸素量を低減したりできる。このため、燃料電池に高濃度の酸素を安定して供給することができる。
【0008】
第2の態様では、上記の第1の態様において、燃料電池システムは、前記酸素濃縮装置を制御する制御部をさらに備えていてもよい。前記制御部は、前記燃料電池に酸素を供給する要求がないときに、前記酸素濃縮装置によって空気中の酸素を濃縮させ、前記酸素濃縮装置で濃縮された酸素を前記貯留部に貯留させる制御を行ってもよい。
【0009】
この構成によれば、燃料電池に酸素を供給する要求がないとき、すなわち、燃料電池で発電しない間に、貯留部に濃縮した酸素を貯留させることができる。その結果、貯留部に貯留される酸素量が枯渇することが抑制され、燃料電池に高濃度の酸素をより一層安定して供給することができる。
【0010】
第3の態様では、上記の第1又は第2の態様において、前記燃料電池システムは、移動体に搭載可能であってもよい。前記燃料電池システムは、前記燃料電池で生成された電力を前記移動体を移動させるための駆動部に供給してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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