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公開番号
2024163473
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-22
出願番号
2023079094
出願日
2023-05-12
発明の名称
ハウジングおよびコネクタ
出願人
ヒロセ電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01R
13/518 20060101AFI20241115BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】カバー部が収容部から分離することを抑制するハウジングおよびコネクタを提供する。
【解決手段】
L字状に屈曲した圧着端子を収容するためのハウジング2は、上端面に収容開口部1を開口させた収容室に圧着端子を収容可能に形成される収容部10と、収容開口部を閉塞するように収容部10に取り付けられるカバー部11と、カバー部11を収容部10に取り付けた状態に保持する取付構造5と、を備え、取付構造5は、収容部10に凹設される一対の係合溝22と、カバー部11に設けられ、カバー部11によって収容開口部を閉塞した状態で一対の係合溝22に嵌合する一対の係合片21と、を有し、係合溝22の内斜面22Rは、上方から下方に向けて後方に傾斜し、係合片21の外斜面21Rは、上方から下方に向けて後方に傾斜し、カバー部11によって収容開口部を閉塞した状態で、内斜面22Rと外斜面21Rとは、下方を互いに接触させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に延在するケーブルの一端部に圧着される圧着部と、前記圧着部に対して前記第1方向に直交する第2方向の一方に向けて屈曲して設けられる端子接続部とを有する圧着端子を収容するためのハウジングであって、
前記第2方向の他端面に収容開口部を開口させた収容室に前記圧着端子を収容可能に形成される収容部と、
前記収容開口部を閉塞するように前記収容部に取り付けられるカバー部と、
前記カバー部を前記収容部に取り付けた状態に保持する取付構造と、を備え、
前記取付構造は、
前記収容部と前記カバー部の何れか一方において前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向の両側に凹設される一対の係合溝と、
前記収容部と前記カバー部の何れか他方において前記第3方向の両側に設けられ、前記カバー部によって前記収容開口部を閉塞した状態で一対の前記係合溝に嵌合する一対の係合片と、を有し、
前記係合溝の前記第1方向の両内端面のうち少なくとも前記第1方向の他方は、前記第2方向の他方から一方に向けて前記第1方向の他方に傾斜する内斜面とされ、
前記係合片の前記第1方向の両外端面のうち少なくとも前記第1方向の他方は、前記第2方向の他方から一方に向けて前記第1方向の他方に傾斜する外斜面とされ、
前記カバー部によって前記収容開口部を閉塞した状態で、前記第1方向の他方に位置する前記内斜面と前記外斜面とは、少なくとも前記第2方向の一方を互いに接触させることを特徴とするハウジング。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記取付構造は、
一対の前記係合溝の形成範囲と一対の前記係合片の何れか一方に形成される一対の掛止穴と、
一対の前記係合溝の形成範囲と一対の前記係合片の何れか他方に突設され、前記カバー部によって前記収容開口部を閉塞した状態で一対の前記掛止穴の縁部に掛合する一対の掛止爪と、を更に有していることを特徴とする請求項1に記載のハウジング。
【請求項3】
前記掛止穴および前記掛止爪は、前記係合溝の形成範囲の前記第1方向の中央よりも一方にずれた位置で互いに掛合するように設けられていることを特徴とする請求項2に記載のハウジング。
【請求項4】
前記掛止穴の縁部と、前記掛止穴の縁部に掛合する前記掛止爪の掛止面との何れか一方は、何れか他方に対し、前記第1方向の一方を接触させ、前記第1方向の他方を離間させるように傾斜していることを特徴とする請求項2または3に記載のハウジング。
【請求項5】
前記第2方向と平行に延びる基準線に対し、前記係合片の前記外斜面は、前記係合溝の前記内斜面よりも大きく傾斜していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のハウジング。
【請求項6】
前記第1方向に対向する一対の前記内斜面は、互いに平行に形成され、
前記第1方向に対向する一対の前記外斜面は、互いに平行に形成され、
前記係合片は、前記第1方向の一方に位置する前記外斜面を、前記第1方向の一方に位置する前記内斜面の前記第2方向の他方に接触させながら、前記係合溝に進入することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のハウジング。
【請求項7】
請求項1ないし3のいずれか1項に記載のハウジングと、
前記ハウジングに収容される前記圧着端子と、を備えていることを特徴とするコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルに圧着される圧着端子を収容するためのハウジングおよびコネクタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
側面視でL字状に形成されたライトアングルコネクタが知られている(特許文献1)。このコネクタは、プラグ端子を支持するプラグハウジングと、プラグ端子をプラグハウジングに固定する固定部と、を含んでいる。プラグ端子は、ソケット端子と接触する接触部と、電源ケーブルに圧着されるカシメ部とを含み、L字状に形成されている。プラグハウジングは、接触部が挿入される被挿抜部と、カシメ部や電源ケーブルが配置される基体とを含み、L字状に形成されている。また、基体の天井面と側面には、それぞれ係止凸部が設けられている。固定部の3方には枠体が突設され、各枠体には係止穴が穿設されている。固定部がカシメ部や電源ケーブルを覆うようにプラグハウジングに取り付けられると、各係止凸部が係止穴に係止される。これにより、固定部がプラグハウジングに固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-199497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記したようなライトアングルコネクタによれば、電源ケーブルを無理に曲げることなく、電気基板上に実装されたソケットコネクタにライトアングルコネクタを容易に接続することが可能になる。また、コネクタの全高を低く抑えることも可能になる。
【0005】
ここで、例えば、コネクタがソケットコネクタに接続された状態で、電源ケーブルを整列させる等の作業を行うことがある。この際、不注意で電源ケーブルに手が引っ掛かる等して、電源ケーブルが延在方向に交差する方向(コネクタの分離方向)に引っ張られることがあった。電源ケーブルが引っ張られることに伴って、固定部も基体の天井面側を支点にして回動し、固定部の下側がプラグハウジングから浮き上がることがあった。電源ケーブルを引っ張る力の大きさによっては、固定部の左右両側の枠体が開いてしまい、各係止凸部が係止穴から外れ、固定部がプラグハウジングから分離してしまう虞があった。
【0006】
本発明は、上記事情を考慮し、カバー部が収容部から分離することを抑制するハウジングおよびコネクタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1のハウジングは、第1方向に延在するケーブルの一端部に圧着される圧着部と、前記圧着部に対して前記第1方向に直交する第2方向の一方に向けて屈曲して設けられる端子接続部とを有する圧着端子を収容するためのハウジングであって、前記第2方向の他端面に収容開口部を開口させた収容室に前記圧着端子を収容可能に形成される収容部と、前記収容開口部を閉塞するように前記収容部に取り付けられるカバー部と、前記カバー部を前記収容部に取り付けた状態に保持する取付構造と、を備え、前記取付構造は、前記収容部と前記カバー部の何れか一方において前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向の両側に凹設される一対の係合溝と、前記収容部と前記カバー部の何れか他方において前記第3方向の両側に設けられ、前記カバー部によって前記収容開口部を閉塞した状態で一対の前記係合溝に嵌合する一対の係合片と、を有し、前記係合溝の前記第1方向の両内端面のうち少なくとも前記第1方向の他方は、前記第2方向の他方から一方に向けて前記第1方向の他方に傾斜する内斜面とされ、前記係合片の前記第1方向の両外端面のうち少なくとも前記第1方向の他方は、前記第2方向の他方から一方に向けて前記第1方向の他方に傾斜する外斜面とされ、前記カバー部によって前記収容開口部を閉塞した状態で、前記第1方向の他方に位置する前記内斜面と前記外斜面とは、少なくとも前記第2方向の一方を互いに接触させる。
【0008】
本発明の第1のハウジングでは、第1方向の他方で互いに対向する係合溝の内斜面と係合片の外斜面とが、第2方向の他方から一方に向けて第1方向の他方(圧着端子に接続されたケーブルが延び出る方向)に傾斜する構成とした。また、カバー部が収容開口部を閉塞すると、上記した対向する斜面同士が少なくとも第2方向の一方で互いに接触する構成とした。仮に、ケーブルがコネクタの分離方向に引っ張られると、カバー部が第1方向の一端部を支点として僅かに回動する。しかしながら、上記の構成によれば、係合片の外斜面が係合溝の内斜面に押し当てられることになるため、カバー部11の過度な回動が規制され、カバー部の第1方向の他方が収容部から大きく浮き上がることを抑制することができる。その結果、係合片が係合溝から外れることで、カバー部が収容部から分離することを抑制することができる。
【0009】
本発明の第2のハウジングは、上記した第1のハウジングにおいて、前記取付構造は、一対の前記係合溝の形成範囲と一対の前記係合片の何れか一方に形成される一対の掛止穴と、一対の前記係合溝の形成範囲と一対の前記係合片の何れか他方に突設され、前記カバー部によって前記収容開口部を閉塞した状態で一対の前記掛止穴の縁部に掛合する一対の掛止爪と、を更に有しているとよい。
【0010】
本発明の第2のハウジングによれば、カバー部で収容開口部を閉塞した場合に、係合片と係合溝との斜面同士が干渉することに加え、掛止爪を掛止穴の縁部に掛合させることができる。これにより、収容部とカバー部とを接続した状態を強固にすることができ、収容部からのカバー部の分離を有効に抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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