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公開番号2025019487
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123122
出願日2023-07-28
発明の名称回路基板用電気コネクタ
出願人ヒロセ電機株式会社
代理人個人
主分類H01R 12/91 20110101AFI20250131BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】固定ハウジングに対する可動ハウジングの相対移動を許容しつつ、良好なインピーダンス整合を実現できる回路基板用電気コネクタを提供する。
【解決手段】固定ハウジング20に形成された内部空間に配置され、可動ハウジング30に取り付けられた誘電体部材40を有し、誘電体部材40は、端子10の中間部15との間に隙間をもって中間部15に沿って延びる沿設部42Aを有しており、沿設部42Aは、中間部15が端子配列方向に対して直角なコネクタ幅方向で弾性変形したとき、中間部15に追従可能となっている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
回路基板の実装面に配置される回路基板用電気コネクタであって、
前記実装面に対して平行な一方向を端子配列方向として配列された複数の端子と、前記端子を介して前記回路基板に固定される固定ハウジングと、前記固定ハウジングに対して相対移動可能な可動ハウジングとを有し、
前記端子は、前記固定ハウジングに保持される固定側被保持部と、前記可動ハウジングに保持される可動側被保持部と、前記固定側被保持部と前記可動側被保持部との間に位置し弾性変形可能な中間部とを有し、前記固定ハウジングと前記可動ハウジングとに架け渡されて設けられている回路基板用電気コネクタにおいて、
前記固定ハウジングおよび前記可動ハウジングの少なくとも一方に形成された内部空間に少なくとも一部が配置され、前記固定ハウジングまたは前記可動ハウジングに取り付けられた誘電体部材を有し、
前記誘電体部材は、前記中間部との間に隙間をもって前記中間部に沿って延びる沿設部を有しており、
前記沿設部は、前記中間部が端子配列方向に対して直角なコネクタ幅方向で弾性変形したとき、前記中間部に追従可能となっていることを特徴とする回路基板用電気コネクタ。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記誘電体部材は、前記可動ハウジングに取り付けられており、コネクタ幅方向で前記固定ハウジングに当接可能な被規制部を、前記沿設部とは異なる位置に有していることとする請求項1に記載の回路基板用電気コネクタ。
【請求項3】
前記誘電体部材は、前記固定ハウジングに対して端子配列方向で当接する部分を有しておらず、前記誘電体部材全体が前記可動ハウジングとともに端子配列方向で移動可能となっていることとする請求項1または請求項2に記載の回路基板用電気コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板の実装面に配置される回路基板用電気コネクタに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
この種の回路基板用電気コネクタとして、例えば、特許文献1の電気コネクタが知られている。この特許文献1の電気コネクタでは、回路基板の実装面に対して平行な一方向を端子配列方向として配列された複数の端子が、互いに別体をなす固定ハウジングと可動ハウジングに架け渡されて設けられている。固定ハウジングは、端子を介して回路基板に固定されている。可動ハウジングは、端子の弾性変形により固定ハウジングに対して相対移動可能となっている。
【0003】
端子は、金属帯状片を板厚方向に屈曲して作られており、下端側に形成された接続部で回路基板の実装面に半田接続可能となっているとともに、上端側に形成された接触部で相手コネクタに設けられた相手端子に接触可能となっている。また、接続部と接触部との間には、固定ハウジングに保持される固定側被保持部と、可動ハウジングに保持される可動側被保持部と、固定側被保持部と可動側被保持部とを連結する変形部が設けられている。
【0004】
変形部は、固定ハウジングおよび可動ハウジングのいずれにも保持されることなく両ハウジング同士の間で延びており、該変形部の弾性変形により可動ハウジングの移動を許容している。変形部は、誘電材料製のインピーダンス整合部によって被覆されている。インピーダンス整合部は、変形部との一体成形により該変形部の外面に接触して形成されており、該変形部とともに弾性変形可能となっている。特許文献1では、このようにインピーダンス整合部で変形部を被覆することにより、端子におけるインピーダンスが調整され、その結果、インピーダンス整合が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-222576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、インピーダンス整合部は、端子の変形部に接触して形成されている。このように誘電材料製のインピーダンス整合部が変形部に接触していると、該変形部におけるインピーダンスが過剰に低下するおそれがあり、端子におけるインピーダンス整合が困難となる。
【0007】
本発明は、かかる事情に鑑み、固定ハウジングに対する可動ハウジングの相対移動を許容しつつ、良好なインピーダンス整合を実現できる回路基板用電気コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 本発明に係る回路基板用電気コネクタは、回路基板の実装面に配置される回路基板用電気コネクタであって、前記実装面に対して平行な一方向を端子配列方向として配列された複数の端子と、前記端子を介して前記回路基板に固定される固定ハウジングと、前記固定ハウジングに対して相対移動可能な可動ハウジングとを有し、前記端子は、前記固定ハウジングに保持される固定側被保持部と、前記可動ハウジングに保持される可動側被保持部と、前記固定側被保持部と前記可動側被保持部との間に位置し弾性変形可能な中間部とを有し、前記固定ハウジングと前記可動ハウジングとに架け渡されて設けられている。
【0009】
かかる回路基板用電気コネクタにおいて、本発明では、前記固定ハウジングおよび前記可動ハウジングの少なくとも一方に形成された内部空間に少なくとも一部が配置され、前記固定ハウジングまたは前記可動ハウジングに取り付けられた誘電体部材を有し、前記誘電体部材は、前記中間部との間に隙間をもって前記中間部に沿って延びる沿設部を有しており、前記沿設部は、前記中間部が端子配列方向に対して直角なコネクタ幅方向で弾性変形したとき、前記中間部に追従可能となっていることを特徴としている。
【0010】
本発明では、可動ハウジングに取り付けられた誘電体部材は、端子の中間部との間に隙間をもって該中間部に沿って延びる沿設部を有している。このように誘電体部材の沿設部が中間部に沿って延びていることにより、該中間部における特性インピーダンスを調整して、その結果、端子における特性インピーダンス整合を図ることができる。このとき、沿設部は、中間部との間に隙間をもって位置しているので、該中間部に接触していない。したがって、中間部における特性インピーダンスが過剰に低下することないので、良好な特性インピーダンス整合を図りやすい。また、沿設部は、中間部に追従可能となっているので、中間部の弾性変形ひいては可動ハウジングの移動を妨げることはない。
(【0011】以降は省略されています)

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