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公開番号
2025016006
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023118985
出願日
2023-07-21
発明の名称
接地開閉器、及び開閉装置
出願人
株式会社東光高岳
代理人
個人
主分類
H01H
33/36 20060101AFI20250124BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】可動電極部と固定電極部とを接続する際に、閃絡が生じるのを抑えることができる接地開閉器、及び開閉装置を提供する。
【解決手段】接地開閉器8は、固定電極部80と、可動電極部90、を備え、可動電極部90は、可動電極本体91と、可動電極本体91を進退方向に進退させる進退機構50と、を備え、固定電極部80は、第1固定電極82と、第1固定電極82の先端よりも、可動電極部90から離間した側に設けられた第2固定電極83と、第1固定電極82に電気的に接続された放電抵抗部85と、を備え、進退機構50は、第1固定電極82と可動電極本体91とが接触する第1状態から、第2固定電極83と可動電極本体91とが接触する第2状態へと移行する際、第1状態から第2状態へと移行するのに要する時間が予め設定された基準時間以上となるように、可動電極本体91を移動させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
受電側及び接地側のいずれか一方に電気的に接続される固定電極部と、
受電側及び接地側のいずれか他方に電気的に接続され、前記固定電極部に対して進退することで前記固定電極部に接続可能な可動電極部と、を備え、
前記可動電極部は、
前記可動電極部の進退方向に延び、外部に設けられた接地線に電気的に接続された可動電極本体と、
前記可動電極本体を前記進退方向に移動可能に保持する可動電極保持部と、
前記可動電極保持部に対して前記可動電極本体を前記進退方向に進退させる進退機構と、を備え、
前記固定電極部は、
前記進退方向に延び、前記可動電極本体に電気的に接続可能な第1固定電極と、
前記進退方向において前記第1固定電極の前記可動電極部側の先端よりも、前記可動電極部から離間した側に設けられ、前記可動電極本体に電気的に接続可能な第2固定電極と、
前記第1固定電極に電気的に接続された放電抵抗部と、を備え、
前記進退機構は、
前記可動電極部を前記進退方向に沿って前記固定電極部側に移動させて前記第1固定電極と前記可動電極本体とが接触する第1状態から、前記第2固定電極と前記可動電極本体とが接触する第2状態へと移行する際、前記第1状態から前記第2状態へと移行するのに要する時間が予め設定された基準時間以上となるように、前記可動電極本体を前記固定電極部に向けて移動させる 、
接地開閉器。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記進退機構は、
前記第1状態から前記第2状態へと移行する際、前記可動電極本体を、予め設定された範囲内の移動速度で前記固定電極部に向けて移動させる、
請求項1に記載の接地開閉器。
【請求項3】
前記進退機構は、前記可動電極本体を前記進退方向に沿って前記固定電極部側に付勢する付勢部材を備え、
前記付勢部材は、前記第1状態から前記第2状態へと移行する際、前記可動電極本体を1.0m/sec以上1.6m/sec未満の移動速度で移動させる、
請求項2に記載の接地開閉器。
【請求項4】
前記放電抵抗部の電気抵抗が、66Ω以上80Ω未満である、
請求項1又は請求項2に記載の接地開閉器。
【請求項5】
前記可動電極本体は、前記進退方向に延びる筒状に形成され、
前記第1固定電極は、前記可動電極本体の径方向内側に挿入されて前記可動電極本体の内周面に接触することで、前記可動電極本体に電気的に接続可能であり、
前記第2固定電極は、前記第1固定電極に対して径方向外側に間隔をあけて設けられ、前記可動電極本体の外周面に接触することで、前記可動電極本体に電気的に接続可能である、
請求項1又は請求項2に記載の接地開閉器。
【請求項6】
前記可動電極本体は、
前記第1固定電極の外周面に接触することで前記第1固定電極に電気的に接続可能な第1可動電極と、
前記第1可動電極の径方向外側に設けられ、前記第2固定電極の内周面に接触することで前記第2固定電極に電気的に接続可能な第2可動電極と、を有する、
請求項1又は請求項2に記載の接地開閉器。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載の接地開閉器を備える、開閉装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、接地開閉器、及び開閉装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
変電所等に設置されるガス絶縁開閉装置において、遮断器と、接地開閉器と、を備える構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。遮断器は、落雷時等に、受電側(一次側)と、変圧器側(二次側)との間で、電路を遮断する。接地開閉器は、遮断器で電路を遮断した後、受電側母線に残留する電荷を除去するため、受電側母線を接地経路に接地させる。接地開閉器は、受電側母線に接続された固定電極部と、接地経路に接続され、固定電極部に対して進退可能な可動電極部とを有する。接地開閉器は、固定電極部と可動電極部とを接触させることで、受電側母線と接地経路とを電気的に接続し、受電側母線を接地させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-112661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたようなガス絶縁開閉装置において、接地開閉器は、可動電極部と固定電極部とを電気的に接続する際、可動電極部と固定電極部とが離間した状態から、可動電極部を固定電極部に向けて移動させる。このとき、遮断器で一次側と二次側との間の経路を遮断した直後において、受電側母線、及び受電側母線が接続されている固定電極部には、電荷が残留している。このため、可動電極部と固定電極部とが接近したときに、可動電極部と固定電極部との間で閃絡が発生してしまうことがある。
【0005】
以上のような事情に鑑み、本発明は、可動電極部と固定電極部とを接続する際に、閃絡が生じるのを抑えることができる接地開閉器、及び開閉装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る接地開閉器は、受電側及び接地側のいずれか一方に電気的に接続される固定電極部と、受電側及び接地側のいずれか他方に電気的に接続され、固定電極部に対して進退することで固定電極部に接続可能な可動電極部と、を備え、可動電極部は、可動電極部の進退方向に延び、外部に設けられた接地線に電気的に接続された可動電極本体と、可動電極本体を進退方向に移動可能に保持する可動電極保持部と、可動電極保持部に対して可動電極本体を進退方向に進退させる進退機構と、を備え、固定電極部は、進退方向に延び、可動電極本体に電気的に接続可能な第1固定電極と、進退方向において第1固定電極の可動電極部側の先端よりも、可動電極部から離間した側に設けられ、可動電極本体に電気的に接続可能な第2固定電極と、第1固定電極に電気的に接続された放電抵抗部と、を備え、進退機構は、可動電極部を進退方向に沿って固定電極部側に移動させて第1固定電極と可動電極本体とが接触する第1状態から、第2固定電極と可動電極本体とが接触する第2状態へと移行する際、第1状態から第2状態へと移行するのに要する時間が予め設定された基準時間以上となるように、可動電極本体を固定電極部に向けて移動させる。
【0007】
また、進退機構は、第1状態から第2状態へと移行する際、可動電極本体を、予め設定された範囲内の移動速度で固定電極部に向けて移動させてもよい。また、進退機構は、可動電極本体を進退方向に沿って固定電極部側に付勢する付勢部材を備え、付勢部材は、第1状態から第2状態へと移行する際、可動電極本体を1.0m/sec以上1.6m/sec未満の移動速度で移動させてもよい。
【0008】
また、放電抵抗部の電気抵抗が、66Ω以上80Ω未満であってもよい。また、可動電極本体は、進退方向に延びる筒状に形成され、第1固定電極は、可動電極本体の径方向内側に挿入されて可動電極本体の内周面に接触することで、可動電極本体に電気的に接続可能であり、第2固定電極は、第1固定電極に対して径方向外側に間隔をあけて設けられ、可動電極本体の外周面に接触することで、可動電極本体に電気的に接続可能であってもよい。また、可動電極本体は、第1固定電極の外周面に接触することで第1固定電極に電気的に接続可能な第1可動電極と、第1可動電極の径方向外側に設けられ、第2固定電極の内周面に接触することで第2固定電極に電気的に接続可能な第2可動電極と、を有してもよい。
【0009】
本発明の態様に係る開閉装置は、上記したような接地開閉器を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明の態様に係る接地開閉器は、第1固定電極と可動電極本体とが接触する第1状態から、第2固定電極と可動電極本体とが接触する第2状態へと移行するのに要する時間が基準時間以上となるように、可動電極本体を固定電極部に向けて移動させる。第1状態では、第1固定電極と可動電極本体とが接触することで、受電側に残留している電荷が第1固定電極に接続された放電抵抗部に流入し、放電がなされる。その後、第1状態から第2状態へと移行するのに基準時間以上を要するように、可動電極本体を固定電極部に向けて移動させることで、放電抵抗部における放電時間を長く確保することができる。これにより、第2固定電極と可動電極本体とが接触するまでに、受電側と接地側との電位差を小さくすることができる。結果として、可動電極部と固定電極部とを接続する際に、閃絡が生じるのを抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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