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公開番号2024162049
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077216
出願日2023-05-09
発明の名称車両用アンテナ装置
出願人原田工業株式会社
代理人個人
主分類H01Q 1/22 20060101AFI20241114BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】アンテナベース上の回路基板に熱応力による不用意な力が加えられず、回路基板のレイアウトに制限も少ない車両用アンテナ装置を提供する。
【解決手段】車両用アンテナ装置は、アンテナベース10と、アンテナケース20と、アンテナエレメント30と、回路基板40とからなる。アンテナベース10は、樹脂ベース11と導電ベース12とからなる。アンテナエレメント30は、給電部31を有する。回路基板40は、アンテナエレメント30の給電部31が接続され、アンテナベース10の導電ベース12の上に延在し導電ベース12に固定されると共に樹脂ベース11の上まで延在する。回路基板40は、アンテナベース10がアンテナケース20に固定される際に樹脂ベース11の上に延在する回路基板40の少なくとも一部が樹脂ベース11とアンテナケース20の間に挟み込まれることで固定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に固定される車両用アンテナ装置であって、該車両用アンテナ装置は、
樹脂ベースと導電ベースとからなるアンテナベースと、
前記アンテナベースに固定され、アンテナベースと共に内部空間を画定するアンテナケースと、
前記アンテナケースの内部空間に配置され、給電部を有するアンテナエレメントと、
前記アンテナエレメントの給電部が接続され、アンテナベースの導電ベースの上に延在し導電ベースに固定されると共に樹脂ベースの上まで延在する回路基板であって、アンテナベースがアンテナケースに固定される際に樹脂ベースの上に延在する回路基板の少なくとも一部が樹脂ベースとアンテナケースの間に挟み込まれることで固定される、回路基板と、
を具備することを特徴とする車両用アンテナ装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用アンテナ装置であって、さらに、前記アンテナベースの樹脂ベースの上に延在する回路基板上に載置され、アンテナエレメントの給電部が接続される接続端子を具備することを特徴とする車両用アンテナ装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用アンテナ装置において、
前記アンテナケースは、シャークフィン形状を有し、
前記接続端子は、アンテナケースのシャークフィン形状の背の低い先端近傍の内部空間の回路基板上に載置される、
ことを特徴とする車両用アンテナ装置。
【請求項4】
請求項3に記載の車両用アンテナ装置であって、さらに、前記アンテナベースの導電ベースの上に延在する回路基板上に載置されるアンプ回路を具備することを特徴とする車両用アンテナ装置。
【請求項5】
請求項4に記載の車両用アンテナ装置において、前記アンテナエレメントは、アンテナケースに固定されることを特徴とする車両用アンテナ装置。
【請求項6】
請求項5に記載の車両用アンテナ装置において、
前記アンテナエレメントの給電部は、板状の平面部を有する板状端子からなり、板状端子の平面部の面方向がシャークフィン形状の背の低い先端から後端を通る軸方向を向き、
前記接続端子は、板状端子の平面部の面を挟み込む板ばね端子からなる、
ことを特徴とする車両用アンテナ装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6の何れかに記載の車両用アンテナ装置であって、
さらに、前記アンテナベースとアンテナケースの間に介在し内部空間を防水するための防水パッドを具備し、
前記回路基板の少なくとも一部が樹脂ベースとアンテナケースの間に挟み込まれる位置において、防水パッドの一部が、樹脂ベースと回路基板の間、及び/又はアンテナケースと回路基板の間にも介在する、
ことを特徴とする車両用アンテナ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は車両用アンテナ装置に関し、特に、車両に固定され回路基板が収納される車両用アンテナ装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両に固定される車両用アンテナ装置として、AM放送及びFM放送を受信可能なアンテナエレメントを有するものが一般的に用いられている。このようなアンテナエレメントを内部空間に収納する、所謂シャークフィンアンテナといった小型且つ低背型のアンテナ装置も存在する。また、近年、電気自動車やハイブリッドカーに代表されるように、燃費を考慮して車両の軽量化が進められている。車両用アンテナ装置に対しても軽量化が求められており、導電ベースに代わって樹脂ベースの車載アンテナが開発されつつある。例えば、特許文献1には、樹脂ベースと導電ベースを組み合わせた複合アンテナベースが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2012/127903号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両用アンテナ装置のアンテナベースには、アンテナエレメントの給電部を接続するコネクタやアンテナエレメントの受信信号を増幅するためのアンプ回路等を載置するための回路基板が固定されている。回路基板が導電ベースから樹脂ベースの上まで延在し、導電ベースと樹脂ベースのそれぞれに固定された場合、導電ベースと樹脂ベースの熱膨張率の違いから、それぞれに固定された回路基板に熱応力による不用意な力が加えられ得る。このような熱応力が回路基板に加えられると、回路基板上のコネクタがずれたり配線が切れたり、回路基板が割れたりするおそれがあった。このため、回路基板を大きくできずレイアウトに制限があったり、回路基板を導電ベースと樹脂ベースのそれぞれに配置したりする必要があった。
【0005】
したがって、アンテナベース上の回路基板に熱応力による不用意な力が加えられず、回路基板のレイアウトに制限も少ない車両用アンテナ装置の開発が望まれていた。
【0006】
本発明は、斯かる実情に鑑み、アンテナベース上の回路基板に熱応力による不用意な力が加えられず、回路基板のレイアウトに制限も少ない車両用アンテナ装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した本発明の目的を達成するために、本発明による車両用アンテナ装置は、樹脂ベースと導電ベースとからなるアンテナベースと、アンテナベースに固定され、アンテナベースと共に内部空間を画定するアンテナケースと、アンテナケースの内部空間に配置され、給電部を有するアンテナエレメントと、アンテナエレメントの給電部が接続され、アンテナベースの導電ベースの上に延在し導電ベースに固定されると共に樹脂ベースの上まで延在する回路基板であって、アンテナベースがアンテナケースに固定される際に樹脂ベースの上に延在する回路基板の少なくとも一部が樹脂ベースとアンテナケースの間に挟み込まれることで固定される、回路基板と、を具備するものである。
【0008】
さらに、アンテナベースの樹脂ベースの上に延在する回路基板上に載置され、アンテナエレメントの給電部が接続される接続端子を具備するものであっても良い。
【0009】
ここで、アンテナケースは、シャークフィン形状を有し、接続端子は、アンテナケースのシャークフィン形状の背の低い先端近傍の内部空間の回路基板上に載置される、ものであっても良い。
【0010】
さらに、アンテナベースの導電ベースの上に延在する回路基板上に載置されるアンプ回路を具備するものであっても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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