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公開番号
2024160902
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-15
出願番号
2023084960
出願日
2023-05-02
発明の名称
レンズプロテクタ及びそのワイパー装置
出願人
株式会社三井光機製作所
代理人
主分類
G03B
11/00 20210101AFI20241108BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】 可視光カメラ及び赤外光カメラを有する複眼レンズカメラ装置に適したレンズプロテクタ及び屋外用複眼カメラに適した防塵、水滴除去ワイパー装置を提供する。
【解決手段】 本発明におけるレンズプロテクタは、可視光カメラ及び赤外光カメラが一体化された複眼レンズカメラ装置に用いられるレンズプロテクターであって、前記レンズプロテクターは、クラウン系又はフリント系素材の可視光用ガラス素材とカルコゲナイト系又はゲルマ系素材の赤外光用ガラス素材とが一体化されている。また、上記レンズプロテクタは、前記複眼レンズカメラ用レンズプロテクタが、前記レンズプロテクタ上に水滴除去用ブレードを備えたワイパー手段を設けるように構成することもできる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
可視光カメラ及び赤外光カメラが一体化された複眼レンズカメラ装置に用いられるレンズプロテクターであって、
前記レンズプロテクターは、クラウン系又はフリント系素材の可視光用ガラス素材とカルコゲナイト系又はゲルマ系素材の赤外光用ガラス素材とが一体化されていることを特徴とするレンズプロテクター。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記赤外光カメラは、1.4~1000μmの波長帯域のいずれかの帯域を用いるサーモカメラ又は暗視カメラであることを特徴とする請求項1記載のレンズプロテクタ。
【請求項3】
前記可視光用ガラス素材と前記赤外光用ガラス素材との嵌合部分に水滴除去用溝が設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズプロテクター。
【請求項4】
前記複眼レンズカメラ用レンズプロテクタは、前記レンズプロテクタ上に水滴除去用ブレードを備えたワイパー手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズプロテクタ。
【請求項5】
前記レンズプロテクタを前記カメラ装置に取り付けた際、
前記可視光用ガラス素材は、前記可視光カメラに対応し、前記赤外光用ガラス素材は、前記赤外光カメラに対応するよう構成されていることを特徴とする請求項4記載のレンズプロテクタ。
【請求項6】
前記レンズプロテクタ及び前記カメラ装置とはそれぞれに取り付けるための嵌合部を備えており、
前記嵌合部は、ワンタッチ操作により嵌合可能であり、着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項5記載のレンズプロテクタ。
【請求項7】
前記レンズプロテクタ上には、水滴除去用溝が形成され、該溝は、前記ワイパーの水滴除去用ブレード及び前記カメラ装置のレンズ位置と重ならないような曲線又は直線で構成されることを特徴とする請求項5記載のレンズプロテクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複眼カメラ用レンズプロテクタ及びそのワイパー装置に関するものである。特に、サーモカメラと可視光カメラとの複眼カメラに適したレンズプロテクタ及びワイパー装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
多くの監視用カメラでは、可視光カメラと赤外光カメラとの組合せにより、可視光画像だけでなく赤外光画像を取得し、昼間のカラー画像と夜間の暗視画像とを取得できるように構成している。また、車載用カメラなどでも昼夜兼行で稼働させる必要性から可視光カメラと赤外光カメラを搭載している。特に、遠赤外光カメラによる赤外光画像は、物体からの放射熱エネルギーを視覚化できるため、体温検知・計測、異物検知、建物監視、高温・光熱画像取得、配管水漏れ、空気漏れなど多種の検査、検知にも用いられている。
【0003】
このように、遠赤外光カメラは、暗視カメラ(又はナイトビジョンカメラ)及びサーモカメラ(又はサーマルカメラ)と称されて監視用、検査・検知用、産業用、軍需用など多岐に亘って利用されている。特に、可視光カメラに遠赤外光カメラを兼ね備える複眼カメラは、監視カメラ、建物・施設などの欠陥検知などに屋外で使用されることが多く、風雨にさらされても適切な画像を取得できる必要がある。
【0004】
屋外用カメラに用いる水滴除去や防塵用防護手段としては、防護ケースに格納する方法やレンズ表面に防水、防油、防塵剤をコーティングする方法などが工夫されているが、常時屋外使用が求められる監視カメラ等では、レンズフィルターやレンズプロテクターと称される透明ガラスなどの水滴除去用及び防塵用防護装置が必要となっている。以下、本願においてこのようなカメラ装置に取り付ける風雨、チリ、ゴミ、油などから防護するレンズ保護装置をレンズプロテクターと称する。
【0005】
屋外での撮影において風雨、防塵用としてカメラ装置にレンズプロテクターやワイパーを用いる技術は種々開示されている(特許文献1:特開2014-145877号公報、キャノンなど)。従来、カメラのレンズプロテクターには、透過効率の良い平板ポロシリケート・クラウンガラスに代表されるクラウン系ガラスやフリント系ガラスが用いられているが、赤外光カメラを含むカメラの場合、これらのガラスでは、赤外光波長帯域における透過特性が低下する欠点がある。
【0006】
本発明の出願人は、先に複眼カメラに可視光カメラと赤外カメラとを組み込んでパン、チルト雲台で操作する複眼カメラを提案(特許文献2:特開2023-26270号公報、三井光機)したが、このような可視光及び赤外カメラを一体化した複眼カメラ用にレンズプロテクターを組み込もうとすると、赤外光像の透過効率を犠牲にて、クラウン系ガラスをレンズプロテクターとして構成するか、可視光用レンズプロテクターと赤外光用レンズプロテクターとを別々に取り付け、それぞれにワイパー手段を取り付けるなどの煩雑な構成が必要であった。そのため、可視光カメラと赤外光カメラとを一体化した複眼カメラにおいても、屋外仕様に適した風雨、防塵、水滴除去を行うレンズプロテクター装置が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2014-145877号公報
特開2023-26270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
この発明は、上述の状況に鑑みて提供されるものであって、主として以下のようなレンズプロテクター及びワイパー装置の提供を目的とする。
(1)可視光カメラ及び赤外光カメラを有する複眼レンズカメラ装置に適したレンズプロテクタ
(2)屋外用複眼カメラに適した防塵、水滴除去ワイパー装置
(3)利便性の高い複眼カメラに適したワイパー装置
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる課題を解決し上記目的を達成するために、本発明におけるレンズプロテクタは、可視光カメラ及び赤外光カメラが一体化された複眼レンズカメラ装置に用いられるレンズプロテクターであって、前記レンズプロテクターは、クラウン系又はフリント系素材の可視光用ガラス素材とカルコゲナイト系又はゲルマ系素材の赤外光用ガラス素材とが一体化されていることを特徴とする。
【0010】
また、上記レンズプロテクタは、前記赤外光カメラが、1.4~1000μmの波長帯域のいずれかの帯域を用いるサーモカメラ又は暗視カメラ用として構成することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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