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公開番号2024160873
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2023076350
出願日2023-05-02
発明の名称硬化性組成物、硬化物、カラーフィルタ、隔壁、画像表示装置及び硬化物の製造方法
出願人三菱ケミカル株式会社,学校法人東京理科大学
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類C08G 59/40 20060101AFI20241108BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】耐溶剤性及び低温保管時の経時安定性に優れる硬化性組成物を提供する。
【解決手段】(A)エポキシ基を有する化合物と、(B)カルボキシ基を有する化合物と、(D)硬化剤と、を含み、(D)硬化剤が、式(a)で表され、加熱により4-アミノピリジン骨格を有する塩基を発生させる化合物を含む熱塩基発生剤である硬化性組成物であり、式中、R1、R11~R14は、独立に、H又は1価の置換基であり、R2は式中のカルボニル炭素と結合する原子が、C、O又はSである1価の置換基である。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)エポキシ基を有する化合物と、
(B)カルボキシ基を有する化合物と、
(D)硬化剤と、を含み、
前記(D)硬化剤が、下記一般式(a)で表され、加熱により4-アミノピリジン骨格を有する塩基を発生させる化合物を含む熱塩基発生剤である硬化性組成物。
JPEG
2024160873000018.jpg
56
60
一般式(a)中、R

は水素原子又は1価の置換基であり、R
11
~R
14
は、それぞれ独立に、水素原子又は1価の置換基であり、R

は一般式(a)中のカルボニル炭素と結合する原子が、炭素原子、酸素原子又は硫黄原子である1価の置換基である。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
(E)重合性化合物をさらに含む請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項3】
(F)光重合開始剤をさらに含む請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項4】
(G)着色剤をさらに含む請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項5】
前記(E)重合性化合物が(メタ)アクリレート化合物を含む請求項2に記載の硬化性組成物。
【請求項6】
一般式(a)中、R

は1価の置換基であり、前記1価の置換基はアルキル基である請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項7】
一般式(a)中、R

は、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルキル基又は置換基を有していてもよいチオアルキル基である請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項8】
前記一般式(a)は、下記一般式(a-1)を満たす請求項1に記載の硬化性組成物。
JPEG
2024160873000019.jpg
60
87
一般式(a-1)中、R

は水素原子又は1価の置換基であり、R
11
~R
14
及びR
21
~R
24
は、それぞれ独立に、水素原子又は1価の置換基であり、R

は電子供与性基又は電子求引性基である。
【請求項9】
一般式(a-1)中、R

はアルコキシ基又はニトロ基である請求項8に記載の硬化性組成物。
【請求項10】
請求項1~請求項9のいずれか1項に記載の硬化性組成物を硬化させてなる硬化物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、硬化性組成物、硬化物、カラーフィルタ、隔壁、画像表示装置及び硬化物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
加熱によって重合する熱重合性材料及び光の照射によって重合する光重合性材料は、比較的簡単な操作で重合反応の精密な制御が可能であることから、広く実用化されており、例えば、電子材料分野、印刷材料分野等で重要な位置を占めている。
【0003】
例えば、重合性材料としてエポキシ系材料を用いる場合、低温焼成が可能となる点から、エポキシ系材料の硬化剤としてアミン化合物等が使用される。しかし、アミン化合物をエポキシ材料の硬化剤として使用した場合、組成物中に存在するエポキシ基との経時的な反応を招来し保存安定性が低下することがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
そこで、特許文献1では、保存安定性と短時間での低温焼成とを両立する観点から、[A](A1)不飽和カルボン酸及び不飽和カルボン酸無水物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物と、(A2)エポキシ基含有不飽和化合物とを共重合してなるアルカリ可溶性樹脂、[B]エチレン性不飽和結合を有する重合性化合物、[C]感放射線性重合開始剤、並びに[D]式(1)で表される化合物(アンモニウム塩、ホスホニウム塩等)を含有する感放射線性樹脂組成物並びにこれを用いて形成される硬化物及びカラーフィルタが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-048201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述の特許文献に記載されている感放射線性樹脂組成物の他にも、硬化時の耐溶剤性及び低温保管時の経時安定性に優れる硬化性組成物が求められている。
【0007】
本開示は、耐溶剤性及び低温保管時の経時安定性に優れる硬化性組成物、当該硬化性組成物を硬化させてなる硬化物、当該硬化物を含むカラーフィルタ、隔壁及び画像表示装置、並びに、当該硬化性組成物を用いた硬化物の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための具体的手段は以下の通りである。
<1> (A)エポキシ基を有する化合物と、
(B)カルボキシ基を有する化合物と、
(D)硬化剤と、を含み、
前記(D)硬化剤が、下記一般式(a)で表され、加熱により4-アミノピリジン骨格を有する塩基を発生させる化合物を含む熱塩基発生剤である硬化性組成物。
【0009】
JPEG
2024160873000001.jpg
56
60
【0010】
一般式(a)中、R

は水素原子又は1価の置換基であり、R
11
~R
14
は、それぞれ独立に、水素原子又は1価の置換基であり、R

は一般式(a)中のカルボニル炭素と結合する原子が、炭素原子、酸素原子又は硫黄原子である1価の置換基である。
<2> (E)重合性化合物をさらに含む<1>に記載の硬化性組成物。
<3> (F)光重合開始剤をさらに含む<1>又は<2>に記載の硬化性組成物。
<4> (G)着色剤をさらに含む<1>~<3>のいずれか1つに記載の硬化性組成物。
<5> 前記(E)重合性化合物が(メタ)アクリレート化合物を含む<2>に記載の硬化性組成物。
<6> 一般式(a)中、R

は1価の置換基であり、前記1価の置換基はアルキル基である<1>~<5>のいずれか1つに記載の硬化性組成物。
<7> 一般式(a)中、R

は、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルキル基又は置換基を有していてもよいチオアルキル基である<1>~<6>のいずれか1つに記載の硬化性組成物。
<8> 前記一般式(a)は、下記一般式(a-1)を満たす<1>~<7>のいずれか1つに記載の硬化性組成物。
(【0011】以降は省略されています)

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