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公開番号2024160787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2023076146
出願日2023-05-02
発明の名称レンズ装置、撮像装置、レンズ装置の制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 7/08 20210101AFI20241108BHJP(光学)
要約【課題】二つの光学系のピント差を容易に調整することが可能なレンズ装置を提供する。
【解決手段】レンズ装置(200)は、第1光学系(210L)と、第1光学系と並列に配置された第2光学系(210R)と、第1モードおよび第2モードのそれぞれにおいて、焦点調節のために第1光学系の少なくとも一部のレンズおよび前記第2光学系の少なくとも一部のレンズを同時に移動させる第1駆動手段(300)と、第2モードにおいて、焦点調節のために第2光学系の一枚以上のレンズを移動させる第2駆動手段(400)とを有し、第1モードにおける第1駆動手段の第1駆動可能範囲は、最至近位置から無限遠までの範囲であり、第2モードにおける第1駆動手段の第2駆動可能範囲は、第1駆動可能範囲よりも狭い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1光学系と、
前記第1光学系と並列に配置された第2光学系と、
第1モードおよび第2モードのそれぞれにおいて、焦点調節のために前記第1光学系の少なくとも一部のレンズおよび前記第2光学系の少なくとも一部のレンズを同時に移動させる第1駆動手段と、
前記第2モードにおいて、焦点調節のために前記第2光学系の一枚以上のレンズを移動させる第2駆動手段とを有し、
前記第1モードにおける前記第1駆動手段の第1駆動可能範囲は、最至近位置から無限遠までの範囲であり、
前記第2モードにおける前記第1駆動手段の第2駆動可能範囲は、前記第1駆動可能範囲よりも狭いことを特徴とするレンズ装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第2駆動可能範囲は、前記最至近位置から、無限遠と前記最至近位置との間の所定の位置までの範囲であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記所定の位置は、前記無限遠ではない有限距離の位置であることを特徴とする請求項2に記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記第1モードは、通常撮影モードであり、
前記第2モードは、前記第2光学系の合焦位置を、前記第1光学系の合焦位置に近づけるための調整モードであることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項5】
前記第2モードにおいて、
前記第1駆動手段は、オートフォーカスで前記第1光学系の前記少なくとも一部のレンズおよび前記第2光学系の前記少なくとも一部のレンズを同時に移動させ、
前記第2駆動手段は、マニュアルフォーカスで前記第2光学系の前記少なくとも一部のレンズを移動させることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項6】
前記第1光学系および前記第2光学系は、同一被写体の光学像を形成することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項7】
前記第1光学系は、第1開口絞りを有し、
前記第2光学系は、第2開口絞りを有し、
前記第2モードにおいて、前記第1開口絞りおよび前記第2開口絞りはそれぞれ開放状態に設定されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか一項に記載のレンズ装置と、撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
【請求項9】
前記レンズ装置は、前記撮像素子を有するカメラ本体に対して着脱可能であることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
【請求項10】
第1光学系と該第1光学系と並列に配置された第2光学系とを有するレンズ装置の制御方法であって、
前記第1光学系を合焦位置に移動させるように、第1駆動手段を用いて前記第1光学系の少なくとも一部のレンズおよび前記第2光学系の少なくとも一部のレンズを同時に移動させるステップと、
前記第2光学系の合焦位置と前記第1光学系の前記合焦位置との差を低減するように、第2駆動手段を用いて前記第2光学系の前記少なくとも一部のレンズを移動させるステップとを有することを特徴とするレンズ装置の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ装置、撮像装置、レンズ装置の制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、VR(Virtual Reality)ゴーグルまたは3Dディスプレイ等の立体画像表示装置に表示される立体画像を記録するためのレンズ装置(立体画像撮影用レンズ装置)が知られている。特許文献1には、所定の距離(基線長)だけ互いに離間して並列に配置された二組の光学系を有し、一つの撮像素子に二つのイメージサークルが並列に結像するレンズ装置が開示されている。二組の光学系を基線長だけ互いに離間して配置することにより、右眼用と左眼用の視差のある一対の画像を同時に撮像することができる。
【0003】
ユーザが立体画像表示装置で違和感のない立体感を得るには、右眼用と左眼用の一対の画像を、同一被写体に対してピントが合った状態にする必要がある。特許文献2には、二つのアクチュエータで左右の光学系を独立に駆動することでフォーカスを行う構成が開示されている。一方、特許文献3には、一つのアクチュエータで左右の二つの光学系を一体的に駆動する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-3022号公報
国際公開第2011/118078号
特開2021-51282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献2に開示されている構成では、フォーカスの際に左右の二つのアクチュエータがそれぞれ駆動するため消費電力が大きくなるとともに、駆動回路が複雑になる。一方、特許文献3に開示されている構成では、一つのアクチュエータで左右の二つの光学系を一体的に駆動するため、消費電力を低減することができる。しかし、左右の光学系にピント差が生じていると、一方の光学系から得られた画像のピントがずれてしまう。
【0006】
そこで特許文献3に開示されている構成では、組み立て時に、スペーサを用いて左右の光学系を光軸に対して相対的に変位させることで、左右のピント差を調整している。しかし、実際にはカメラセンサの倒れがあるため、左右のピント差は組立時だけでなく、カメラに取り付けた際にも発生する。このため、カメラ取り付け後に、左右のピント差を調整する機構を一方の光学系に設けた構成が考えられる。ユーザは、撮影された左右の画像を見比べながら、調整機構を用いてピント差を調整する。しかし、その際、無限遠にピントが合っていると、ピント差の調整が難しい。
【0007】
そこで本発明は、二つの光学系のピント差を容易に調整することが可能なレンズ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面としてのレンズ装置は、第1光学系と、前記第1光学系と並列に配置された第2光学系と、第1モードおよび第2モードのそれぞれにおいて、焦点調節のために前記第1光学系の少なくとも一部のレンズおよび前記第2光学系の少なくとも一部のレンズを同時に移動させる第1駆動手段と、前記第2モードにおいて、焦点調節のために前記第2光学系の一枚以上のレンズを移動させる第2駆動手段とを有し、前記第1モードにおける前記第1駆動手段の第1駆動可能範囲は、最至近位置から無限遠までの範囲であり、前記第2モードにおける前記第1駆動手段の第2駆動可能範囲は、前記第1駆動可能範囲よりも狭い。
【0009】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、二つの光学系のピント差を容易に調整することが可能なレンズ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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