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公開番号
2024160765
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-15
出願番号
2023076077
出願日
2023-05-02
発明の名称
保護シート自動巻止め装置および保護シート自動巻止め方法
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B65B
11/02 20060101AFI20241108BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ローラ状機能部材を保護シートにより巻止める新規な保護シート自動巻止め装置を実現する。
【解決手段】
保護シート自動巻止め装置は、ローラ状機能部材10に対して、保護シートSTを有効領域の半周部分に巻付ける第1押圧部材40と、保護シートSTの第1自由端部側を有効領域の周面に巻付ける第2押圧部材41と、第2自由端部側を押圧して、第1自由端部側に重なり幅:Sの重なり幅部を形成する第3押圧部材42と、接着テープに折返し部を形成して所定の長さにカットし、重なり幅部に対向する位置へ移送するテープ保持移送手段と、移送されたテープ片を、重なり幅部において保護シートSTに接着し、保護シートの重なり部分を巻止めるテープ押圧手段と、保護シートを巻止められたローラ状機能部材を取出す取出し手段と、を有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シリンダ状基材の周面に機能層が形成されたローラ状機能部材の前記機能層の周面の有効領域に保護シートを自動的に巻止める装置であって、
前記ローラ状機能部材の前記有効領域の軸方向長さ:L以上の長さ:LSと、前記有効領域の周長:lに対応する幅:l+Sとを有する前記保護シートを、所定位置に平面状にセットするとともに、セットされた前記保護シートに対して、前記ローラ状機能部材を、その中心軸方向を、前記保護シートの長さ方向に対応させ、且つ、前記保護シートの幅方向の略中央部に対応させて前記保護シートの裏面側にセットするセット手段と、
前記セット手段によりセットされた前記ローラ状機能部材に対して、前記セットされた前記保護シートを表面側から第1の方向に押圧して、前記有効領域の半周部分に巻付ける第1押圧手段と、
前記第1押圧手段により前記半周部分に巻付けられた前記保護シートの前記幅方向の第1自由端部側を、第2の方向から押圧して、前記保護シートの前記第1自由端部側を前記有効領域の周面に巻付ける第2押圧手段と、
前記保護シートの、前記第1自由端部と逆側の第2自由端部側を押圧して、前記幅方向の第2自由端部側を前記ローラ状機能部材の前記周面に巻付け、前記第1自由端部側に重なり幅:Sで重なり合わせ、重なり幅部を形成する第3押圧手段と、
接着テープを保持し、保持した前記接着性テープの引き出し側端部に、つまみ用の折返し部を形成するとともに、形成された前記折返し部を保持しで前記接着テープを引き出し、所定の長さにカットし、カットされたテープ片を前記重なり幅部分に対向する所定位置へ移送するテープ保持移送手段と、
前記所定位置に移送された前記テープ片を、前記重なり幅部において、前記保護シートの第2自由端部を含む領域に押圧して接着し、前記保護シートの前記重なり幅部を巻止めるテープ押圧手段と、
前記テープ片により前記保護シートを巻止められたローラ状機能部材を取出す取出し手段と、を有する保護シート自動巻止め装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1記載の保護シート自動巻止め装置において、
前記第1押圧手段は、前記ローラ状機能部材の曲率に応じた半円形状の第1押圧部分を有し、前記第1の方向に移動して、前記第1押圧部分により前記保護シートを前記有効領域の半周部分に巻付ける第1押圧部材を有し、
前記第2押圧手段は、前記ローラ状機能部材の前記曲率に応じた円弧状の第2押圧部分を有し、前記第2の方向に移動して、前記第2押圧部分により前記保護シートを前記有効領域に巻付ける機能を有する第2押圧部材を有し、
前記第3押圧手段は、前記ローラ状機能部材の前記曲率に応じた円弧状の第3押圧部分を有し、前記第2の方向と逆向きに移動して、前記第3押圧部分により前記保護シートを前記有効領域に巻付ける機能を有する第3押圧部材を有し、
前記テープ押圧手段は、前記ローラ状機能部材の曲率に応じた円弧形状の押圧部分を有し、前記第1の方向と逆向きに移動して、前記押圧部分により前記テープ片を前記保護シートの幅方向端部の重なり幅部分において、前記テープ片を前記保護シートに押圧接着するテープ押圧部材を有し、
前記第1押圧部材、第2押圧部材、第3押圧部材およびテープ押圧部材のうち、少なくとも第2押圧部材および第3押圧部材は、何れも、前記ローラ状機能部材の軸方向の複数個所において、且つ、前記第2押圧部材と前記第3押圧部材と、前記テープ押圧部材が重ならない位置に配置される2以上の押圧部を有する保護シート自動巻止め装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の保護シート自動巻止め装置であって、
前記第1の方向が鉛直上向きであり、第2および第3の方向が、左右方向において互いに逆向きである保護シート自動巻止め装置。
【請求項4】
保護シートを巻止めるべきローラ状機能部材が、薄肉の中空シリンダの周面に定着層を機能層として形成された定着スリーブである請求項1記載の保護シート自動巻止め装置。
【請求項5】
請求項1記載の保護シート巻止め装置を用いる保護シート自動巻止め方法であって、
前記ローラ状機能部材と前記保護シートを所定の位置関係にセットするセット工程と、
セットされた前記ローラ状機能部材に対して、前記セットされた前記保護シートを、前記第1押圧手段により機能層の有効領域の半周部分に巻付ける第1押圧工程と、
前記第1押圧工程後に、第2押圧手段により、前記保護シートの幅方向の第1自由端部側を、第2の方向から押圧して、前記保護シートの前記第1自由端部側を前記有効領域に巻付ける第2押圧工程と、
前記第2押圧工程後に、前記第3押圧手段により前記第2自由端部側を前記周面に巻付け、前記第1の自由端部に、幅:Sの重なり幅で重なり合わせ、重なり幅部を形成する第3押圧工程と、
前記第3押圧工程後に、前記テープ保持手段に保持された接着テープを、前記折返し部を保持して引き出して所定の長さにカットし、カットされたテープ片を前記重なり幅部に対向する所定位置へ移送するテープ移送工程と、
前記テープ移送工程後に、前記テープ押圧手段により、前記保護シートの重なり部分を巻止めるテープ巻止め工程と、
前記テープ巻止め工程後に、前記保護シートを巻止められたローラ状機能部材を取り出し手段により取り出す取り出し工程と、
を有する保護シート自動巻止め方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、保護シート自動巻止め装置および保護シート自動巻止め方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置は、電子複写機やファクシミリ装置、コンピュータの出力装置や、これらの複合装置として広く実施されている。
このような画像形成装置には、光導電性の感光体ローラや現像ローラ、定着ローラ等、各種のローラ状の機能部材(以下、「ローラ状機能部材」という。)が用いられる。これらローラ状機能部材は、シリンダ状の基材(以下、「シリンダ状基材」という。)の周面に光導電層や、定着層等の層が形成されている。これらの層は静電潜像を形成され保持する機能や、トナー画像を加熱溶融してシート状の記録材に定着する機能、現像剤を保持して静電潜像を可視化する機能等を実現する層であるので、これを「機能層」と呼ぶ。
【0003】
機能層が傷等の損傷を受けると機能層としての機能が損なわれる。例えば、感光体ローラの光導電層が傷等により損傷されると、適正な静電潜像の形成が困難になり、複写画像の像質を低下させる。また、現像ローラの現像剤保持層が損傷を受けると現像された可視画像に傷等の異常が発生するし、定着ローラの定着層が損傷されると、正常な定着が妨げられて複写画像の像質が劣化する。
【0004】
ローラ状機能部材は、独立して製造され、画像形成装置本体へ組付けられ、また、メンテナンスのための交換に供されるが、製造から組付け作業や交換作業までの間や、各作業の際に機能層を保護するために、ローラ状機能部材の周面部に保護シートで巻止めることが知られている(特許文献1、2)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、ローラ状機能部材を保護シートにより自動的に巻止める新規な保護シート自動巻止め装置の実現を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の保護シート自動巻止め装置は、シリンダ状基材の周面に機能層が形成されたローラ状機能部材の前記機能層の周面の有効領域に保護シートを自動的に巻止める装置であって、前記ローラ状機能部材の前記有効領域の軸方向長さ:L以上の長さ:LSと、前記有効領域の周長:lに対応する幅:l+Sとを有する前記保護シートを、所定位置に平面状にセットするとともに、セットされた前記保護シートに対して、前記ローラ状機能部材を、その中心軸方向を、前記保護シートの長さ方向に対応させ、且つ、前記保護シートの幅方向の略中央部に対応させて前記保護シートの裏面側にセットするセット手段と、前記セット手段によりセットされた前記ローラ状機能部材に対して、前記セットされた前記保護シートを表面側から第1の方向に押圧して、前記有効領域の半周部分に巻付ける第1押圧手段と、前記第1押圧手段により前記半周部分に巻付けられた前記保護シートの前記幅方向の第1自由端部側を、第2の方向から押圧して、前記保護シートの前記第1自由端部側を前記有効領域の周面に巻付ける第2押圧手段と、前記保護シートの、前記第1自由端部と逆側の第2自由端部側を押圧して、前記幅方向の第2自由端部側を前記ローラ状機能部材の前記周面に巻付け、前記第1自由端部側に重なり幅:Sで重なり合わせ、重なり幅部を形成する第3押圧手段と、接着テープを保持し、保持した前記接着性テープの引き出し側端部に、つまみ用の折返し部を形成するとともに、形成された前記折返し部を保持しで前記接着テープを引き出し、所定の長さにカットし、カットされたテープ片を前記重なり幅部に対向する所定位置へ移送するテープ保持移送手段と、前記所定位置に移送された前記テープ片を、前記重なり幅部において、前記保護シートの第2自由端部を含む領域に押圧して接着し、前記保護シートの前記重なり幅部を巻止めるテープ押圧手段と、前記テープ片により前記保護シートを巻止められたローラ状機能部材を取出す取出し手段と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、ローラ状機能部材を保護シートにより自動的に巻止める新規な保護シート自動巻止め装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ローラ状機能部材を説明するための図である。
保護シート自動巻止め装置を説明するための図である。
保護シート自動巻止め装置を説明するための図である。
セット工程を説明するための図である。
第1押圧工程を説明するための図である。
第1押圧工程後の状態を示す図である。
第2および第3押圧工程を説明するための図である。
第3押圧工程後の状態を説明するための図である。
テープ巻止め工程を説明するための図である。
テープ移送工程を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態を説明する。
先ず、図1を参照して用語について簡単に説明する。
図1は、ローラ状機能部材を説明するための図である。
図1の(a)はローラ状機能部材10を長手方向に直交する方向から見た図であり、(b)は(a)の状態を図の右方向から見た図である。
ローラ状機能部材10は、シリンダ状基材11の周面に、機能層12が形成された構造を有している。図1の例では、シリンダ状基材11は「中空シリンダ状」であるが、必ずしもこれに限らず、円柱状のシリンダ状基材であることもある。
【0010】
図1(a)において符号AXは、ローラ状機能部材10の中心を通る軸を示す。
シリンダ状基材11の周面に形成された機能層12は、軸AX方向に長さ:Lの有効領域12Aを有している。しかし、これは1例であり、機能層12は、シリンダ状基体11の軸AX方向の全長に亘って形成されることもあるし、有効領域12Aの長さが、機能層12の軸方向の長さと等しいこともある。
(【0011】以降は省略されています)
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