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公開番号
2024156446
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-06
出願番号
2023070915
出願日
2023-04-24
発明の名称
画像形成装置、印刷システム及びプログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
29/38 20060101AFI20241029BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】データの書き込み先とする他の画像形成装置の限定を抑制すると共に、印刷機能を損なわずに他の画像形成装置に書き込まれたデータを印刷すること。
【解決手段】ストレージを搭載し、ネットワークを介して他の画像形成装置と通信可能な画像形成装置であって、ストレージへのデータの書き込みが発生した場合に、自機及び他の画像形成装置のストレージの寿命に関する情報を取得する手段と、ストレージの寿命に関する情報に基づいて判断した自機又は他の画像形成装置のストレージをデータの書き込み先としてデータを書き込む手段と、他の画像形成装置のストレージに書き込んだデータを印刷する場合に、自機及び他の画像形成装置の性能に関する情報に基づき、性能が自機よりも劣位でないデータの書き込み先の他の画像形成装置又はデータ転送元の自機を、データの印刷先として選択する選択手段と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ストレージを搭載し、ネットワークを介して他の画像形成装置と通信可能な画像形成装置であって、
前記ストレージへのデータの書き込みが発生した場合に、自機及び前記他の画像形成装置のストレージの寿命に関する情報を取得する寿命情報取得手段と、
前記ストレージの寿命に関する情報に基づいて判断した前記自機又は前記他の画像形成装置のストレージを前記データの書き込み先としてデータを書き込む書き込み手段と、
前記他の画像形成装置のストレージに書き込んだデータを印刷する場合に、前記自機及び前記他の画像形成装置の性能に関する情報に基づき、前記性能が前記自機よりも劣位でない前記データの書き込み先の前記他の画像形成装置又はデータ転送元の前記自機を、前記データの印刷先として選択する選択手段と、
を有する画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記選択手段は、前記データの書き込み先の前記他の画像形成装置の性能が前記データ転送元の前記自機の性能よりも劣位でなければ、前記データの書き込み先の前記他の画像形成装置を前記印刷先として選択する
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記選択手段は、前記データの書き込み先の前記他の画像形成装置の性能が前記データ転送元の前記自機の性能よりも劣位であり、且つ、前記自機が前記データを印刷可能であれば、前記自機を前記印刷先として選択する
請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記選択手段は、前記自機が前記データを印刷可能でなければ、前記他の画像形成装置の中から前記自機とデータ互換性のある一の前記他の画像形成装置を前記印刷先として選択する
請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記選択手段は、前記データの書き込み先の前記他の画像形成装置の性能が前記データ転送元の前記自機の性能よりも劣位である場合に、前記データの書き込み先の前記他の画像形成装置を前記印刷先として選択するか否かの選択操作をユーザから受け付ける
請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記ストレージの寿命に関する情報に基づき前記自機又は前記他の画像形成装置のストレージを前記データの書き込み先として判断する判断手段、を更に有し、
前記判断手段は、前記自機とデータ互換性のある前記他の画像形成装置から前記データの書き込み先を選択するか、前記自機とのデータ互換性を考慮せずに前記他の画像形成装置から前記データの書き込み先を選択するか、の選択操作をユーザから受け付ける
請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項7】
ストレージを搭載した複数の画像形成装置がネットワークを介して通信可能な印刷システムであって、
第1の画像形成装置の前記ストレージへのデータの書き込みが発生した場合に、前記複数の画像形成装置のストレージの寿命に関する情報を取得する寿命情報取得手段と、
前記ストレージの寿命に関する情報に基づいて前記データの書き込み先として判断した第2の画像形成装置のストレージに前記データを書き込む書き込み手段と、
前記第2の画像形成装置のストレージに書き込んだデータを印刷する場合に、前記第1の画像形成装置及び前記第2の画像形成装置の性能に関する情報に基づき、前記性能が前記第1の画像形成装置よりも劣位でない前記第2の画像形成装置又は前記第1の画像形成装置を、前記データの印刷先として選択する選択手段と、
前記印刷先として前記第2の画像形成装置が選択された場合に前記第2の画像形成装置で前記データを印刷させ、前記印刷先として前記第1の画像形成装置が選択された場合に前記データを前記第1の画像形成装置に送信して印刷させる印刷制御手段と、
を有する印刷システム。
【請求項8】
ストレージを搭載し、ネットワークを介して他の画像形成装置と通信可能な画像形成装置に、
前記ストレージへのデータの書き込みが発生した場合に、自機及び前記他の画像形成装置のストレージの寿命に関する情報を取得する寿命情報取得ステップ、
前記ストレージの寿命に関する情報に基づいて判断した前記自機又は前記他の画像形成装置のストレージを前記データの書き込み先としてデータを書き込む書き込みステップ、
前記他の画像形成装置のストレージに書き込んだデータを印刷する場合に、前記自機及び前記他の画像形成装置の性能に関する情報に基づき、前記性能が前記自機よりも劣位でない前記データの書き込み先の前記他の画像形成装置又はデータ転送元の前記自機を、前記データの印刷先として選択する選択ステップ、
を実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、印刷システム及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えばSSD(ソリッドステートドライブ)などの書き込み回数に制限のある記憶装置を搭載した画像形成装置が知られている。SSDを搭載した画像形成装置は、スキャンした画像データ等をSSDに記憶する。特許文献1には、SSDを搭載した画像形成装置において、SSDの書き込み回数が寿命に達することで、ユーザが意図せず画像形成装置が急に使用できなくなることを抑制する技術が記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の技術は、ストレージを搭載し、ネットワークを介して他の画像形成装置と通信可能な画像形成装置の中からストレージの寿命に関する情報に基づいて判断された他の画像形成装置のストレージにデータを書き込むことについて考慮されていない。また、従来の技術は、他の画像形成装置のストレージに書き込んだデータを、データ転送元の画像形成装置の性能を考慮して印刷することについて考慮されていない。
【0004】
本発明の一実施形態は、データの書き込み先とする他の画像形成装置の限定を抑制すると共に、印刷機能を損なわずに他の画像形成装置に書き込まれたデータを印刷することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態は、ストレージを搭載し、ネットワークを介して他の画像形成装置と通信可能な画像形成装置であって、前記ストレージへのデータの書き込みが発生した場合に、自機及び前記他の画像形成装置のストレージの寿命に関する情報を取得する寿命情報取得手段と、前記ストレージの寿命に関する情報に基づいて判断した前記自機又は前記他の画像形成装置のストレージを前記データの書き込み先としてデータを書き込む書き込み手段と、前記他の画像形成装置のストレージに書き込んだデータを印刷する場合に、前記自機及び前記他の画像形成装置の性能に関する情報に基づき、前記性能が前記自機よりも劣位でない前記データの書き込み先の前記他の画像形成装置又はデータ転送元の前記自機を、前記データの印刷先として選択する選択手段と、を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一実施形態によれば、データの書き込み先とする他の画像形成装置の限定を抑制できると共に、印刷機能を損なわずに他の画像形成装置に書き込まれたデータを印刷できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る印刷システムの一例のシステム構成図である。
画像形成装置の一例のハードウェア構成図である。
コンピュータの一例のハードウェア構成図である。
本実施形態に係る画像形成装置の一例の機能構成図である。
本実施形態に係る印刷システムで画像形成装置のストレージへのデータの書き込みが発生した場合の処理の一例のフローチャートである。
寿命に関する情報の一例の構成図である。
本実施形態に係る印刷システムでデータの印刷が発生した場合の処理の一例のフローチャートである。
ステップS34の処理の一例のフローチャートである。
同一のネットワーク内の複数の画像形成装置のエンジン分類を示したテーブル例である。
警告画面の一例のイメージ図である。
設定選択画面の一例のイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
【0009】
<システム構成例>
図1は、本実施形態に係る印刷システム1の一例のシステム構成図である。印刷システム1は、画像形成装置10A~10D、及びサーバ装置12を有する構成である。印刷システム1の画像形成装置10A~10D、及びサーバ装置12は、ネットワーク18を介して通信可能である。以下では、画像形成装置10A~10Dを画像形成装置10と総称する場合がある。
【0010】
画像形成装置10は、ストレージが搭載されている。ストレージは、書き込み回数又は稼働時間などに制限(寿命)のある記憶装置の一例であり、例えばSSDである。画像形成装置10は、印刷機能を有する装置であって、プリンタ、複写機、複合機等である。
(【0011】以降は省略されています)
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