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公開番号
2024163304
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2024158683,2021051170
出願日
2024-09-13,2021-03-25
発明の名称
駆動装置、及び、画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03G
21/16 20060101AFI20241114BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】装置が大型化、高コスト化することなく、駆動カップリングと従動カップリングとの嵌合不良を生じにくくする。
【解決手段】駆動カップリング36が回転軸35とともに回転するように回転軸35の回転力を駆動カップリング36に伝達する中継部材37が、駆動カップリング36の穴部36aに挿入されるように回転軸35に固定して設置されている。そして、駆動カップリング36は、中継部材37に対して軸方向一端側に移動したときに圧縮スプリング38によって軸方向他端側に付勢されるように構成されるとともに、圧縮スプリング38の外周に対向して圧縮スプリング38の径方向の移動を制限する外周側制限部36cが設けられている。また、中継部材37は、圧縮スプリング38の内周に対向して圧縮スプリング38の径方向の移動を制限する内周側制限部37eが設けられている。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
装置本体に対して着脱可能に設置された着脱ユニットを駆動する駆動装置であって、
前記装置本体に対する前記着脱ユニットの着脱動作に連動して、前記着脱ユニットの従動カップリングに対して接離する駆動カップリングと、
前記駆動カップリングの穴部に挿入されるように回転軸に固定して設置されて、前記駆動カップリングが前記回転軸とともに回転するように前記回転軸の回転力を前記駆動カップリングに伝達する中継部材と、
前記回転軸に巻装されて、前記中継部材よりも前記従動カップリングから遠ざかる側に位置する当接部材に軸方向一端側が接触して、前記中継部材に軸方向他端側が接触する圧縮スプリングと、
を備え、
前記駆動カップリングは、前記中継部材に対して軸方向一端側に移動したときに前記圧縮スプリングによって軸方向他端側に付勢されるように構成されるとともに、前記圧縮スプリングの外周に対向して前記圧縮スプリングの径方向の移動を制限する外周側制限部を具備し、
前記中継部材は、前記圧縮スプリングの内周に対向して前記圧縮スプリングの径方向の移動を制限する内周側制限部を具備したことを特徴とする駆動装置。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記駆動カップリングが前記従動カップリングに嵌合して前記駆動カップリングから前記従動カップリングへの駆動伝達が可能な状態であるときに、前記圧縮スプリングは、前記駆動カップリングに接触することなく、前記中継部材の接触部に接触することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記中継部材の前記接触部は、前記回転軸を中心にして周方向に3つ以上分割して形成されたことを特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記駆動カップリングの前記外周側制限部は、前記穴部において前記圧縮スプリングの軸方向他端側を覆うように周状に形成されたことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の駆動装置。
【請求項5】
前記外周側制限部は、その軸方向一端側が、軸方向他端側から軸方向一端側に向けて内径が漸増するように形成されたことを特徴とする請求項4に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記中継部材は、前記駆動カップリングの軸方向他端側への移動を規制するストッパ部を具備したことを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載の駆動装置。
【請求項7】
前記中継部材と前記駆動カップリングとが接触する第1駆動伝達部から前記回転軸の軸中心までの距離よりも、前記駆動カップリングと前記従動カップリングとが接触する第2駆動伝達部から前記回転軸の軸中心までの距離が、長いことを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載の駆動装置。
【請求項8】
前記第1駆動伝達部と前記第2駆動伝達部とは、それぞれ前記回転軸を中心にして放射状に3つ以上互いに同じ数だけ形成されたことを特徴とする請求項7に記載の駆動装置。
【請求項9】
軸方向にみたときに、複数の前記第1駆動伝達部を周状に結ぶ第1の仮想多角形と、複数の前記第2駆動伝達部を周状に結ぶ第2の仮想多角形と、が相似形であることを特徴とする請求項8に記載の駆動装置。
【請求項10】
軸方向にみたときに、前記第1の仮想多角形と前記第2の仮想多角形とが180度回転した位置関係にあることを特徴とする請求項9に記載の駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、画像形成装置本体などの装置本体に対して着脱可能に設置された定着装置、プロセスカートリッジなどの着脱ユニットを駆動する駆動装置と、それを備えた画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、画像形成装置において、画像形成装置本体(装置本体)に対して着脱可能に設置される定着装置、プロセスカートリッジなどの着脱ユニットを駆動する駆動装置が設置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このような駆動装置には、装置本体に対する着脱ユニットの装着動作に連動して、着脱ユニットの従動カップリングに嵌合する駆動カップリングが設置されている。そして、装置本体の駆動モータの駆動力が駆動カップリングを介して従動カップリングに伝達されて、着脱ユニットが駆動されることになる。
【0003】
そして、このような駆動装置は、装置本体に着脱ユニットを装着して、着脱ユニットの従動カップリングと装置本体の駆動カップリングとの回転方向の姿勢によって、従動カップリングが駆動カップリングに嵌合しないときに、回転軸(駆動カップリングが設置されている。)に巻装された圧縮スプリングの付勢力に抗するように、従動カップリングによって駆動カップリングが軸方向に押動されて回転軸上をスライド移動するように構成されている。そして、駆動カップリングの回転駆動が開始されると、駆動カップリングは、従動カップリングと嵌合可能な回転方向の姿勢になって、圧縮スプリングの付勢力によって軸方向に移動して従動カップリングに嵌合することになる。
【0004】
一方、特許文献1には、装置本体に着脱ユニットを装着して、従動カップリングによって駆動カップリングが軸方向に押動されたときに、その圧縮スプリングを保持する部材を設ける技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の技術は、装置本体に着脱ユニットを装着して、従動カップリングによって駆動カップリングが軸方向に押動された後に、駆動カップリングの回転駆動が開始されたときに、圧縮スプリングによって駆動カップリングが軸方向に真直ぐに移動しないで、駆動カップリングと従動カップリングとが正常に嵌合しない不具合が生じてしまうことがあった。そして、そのような不具合が生じてしまうと、着脱ユニットが正常に駆動されなかった。
これに対して、特許文献1の技術を応用して、従動カップリングによって駆動カップリングが軸方向に押動されたときに、その圧縮スプリングを保持する部材を設ける方策が考えられる。しかし、その場合、圧縮スプリングを保持する部材を設けるためのスペースやコストが必要になり、装置が大型化、高コスト化してしまうことになる。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置が大型化、高コスト化することなく、駆動カップリングと従動カップリングとの嵌合不良が生じにくい、駆動装置、及び、画像形成装置、を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明における駆動装置は、装置本体に対して着脱可能に設置された着脱ユニットを駆動する駆動装置であって、前記装置本体に対する前記着脱ユニットの着脱動作に連動して、前記着脱ユニットの従動カップリングに対して接離する駆動カップリングと、前記駆動カップリングの穴部に挿入されるように回転軸に固定して設置されて、前記駆動カップリングが前記回転軸とともに回転するように前記回転軸の回転力を前記駆動カップリングに伝達する中継部材と、前記回転軸に巻装されて、前記中継部材よりも前記従動カップリングから遠ざかる側に位置する当接部材に軸方向一端側が接触して、前記中継部材に軸方向他端側が接触する圧縮スプリングと、を備え、前記駆動カップリングは、前記中継部材に対して軸方向一端側に移動したときに前記圧縮スプリングによって軸方向他端側に付勢されるように構成されるとともに、前記圧縮スプリングの外周に対向して前記圧縮スプリングの径方向の移動を制限する外周側制限部を具備し、前記中継部材は、前記圧縮スプリングの内周に対向して前記圧縮スプリングの径方向の移動を制限する内周側制限部を具備したものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、装置が大型化、高コスト化することなく、駆動カップリングと従動カップリングとの嵌合不良が生じにくい、駆動装置、及び、画像形成装置、を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
作像部を示す構成図である。
定着装置を示す構成図である。
(A)定着装置が駆動装置に装着される直前の状態を示す図と、(B)定着装置が駆動装置に装着された後の状態を示す図と、である。
(A)駆動カップリングと従動カップリングとが正常に嵌合した状態を示す図と、(B)駆動カップリングと従動カップリングとが正常に嵌合していない状態を示す図と、である。
(A)駆動装置の要部を示す図と、(B)駆動装置の要部を別方向から示す図と、である。
(A)図6の駆動装置の要部からギアを除いたものを示す図と、(B)さらに別角度から示す図と、である。
中継部材を種々の方向から示す図である。
駆動カップリングを種々の方向から示す図である。
従動カップリング示す図である。
駆動装置の要部を示す断面図である。
(A)本発明における駆動装置の要部を示す図と、(B)比較例としての駆動装置の要部を示す図と、である。
(A)第1、第2駆動伝達部の軸中心からの距離を示す図と、(B)第1、第2駆動伝達部によって形成される第1、第2の仮想多角形を示す図と、である。
駆動装置に生じる軸反力の時間変化を示すグラフである。
比較例としての駆動装置の要部を示す斜視図である。
別の比較例としての駆動装置の要部を示す正面図である。
変形例1としての駆動装置の要部を示す斜視図である。
変形例2としての駆動装置の要部を示す斜視図である。
変形例3としての、(A)駆動装置の要部を示す斜視図と、(B)その駆動カップリングを示す斜視図と、である。
変形例4としての駆動装置の要部を示す斜視図である。
変形例5としての駆動装置の要部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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