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公開番号
2024159166
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074992
出願日
2023-04-28
発明の名称
無線通信システム、中継装置、プログラム、及び無線通信方法
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
H04W
24/04 20090101AFI20241031BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】通信装置にデータを送信できなくなった端末装置の設定を変更せずに、当該端末装置から中継装置を介して通信装置にデータを送信するシステム、装置及び方法を提供する。
【解決手段】無線通信システム1は、通信ネットワークを介して通信装置にデータを送信する端末装置と、通信ネットワークで通信装置及び端末装置と通信可能な1つ以上の中継装置とを含み、端末装置は、通信装置を識別する第1の識別情報、端末装置を識別する第2の識別情報及び中継装置を識別する第3の識別情報を取得し、第1の識別情報と第2の識別情報とを含むデータを通信装置に送信し、通信装置が受信したことを示す応答データを受信できない場合、第3の識別情報と第2の識別情報を含むデータを中継装置に送信し、中継装置は、第3の識別情報と第2の識別情報とを含むデータを受信した場合、第3の識別情報を、第1の識別情報に書き換えて通信装置に送信する中継処理を実行する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
通信ネットワークを介して通信装置にデータを送信する端末装置と、前記通信ネットワークで前記通信装置及び前記端末装置と通信可能な1つ以上の中継装置とを含む無線通信システムであって、
前記端末装置は、
前記通信装置を識別する第1の識別情報、前記端末装置を識別する第2の識別情報、及び前記通信ネットワーク上の1つ以上の中継装置を識別する第3の識別情報を取得する第1の識別情報取得部と、
前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを含む前記データを前記通信装置に送信するデータ送信部と、
を有し、
前記データ送信部は、
前記データを前記通信装置が受信したことを示す応答データを前記通信装置から受信できない場合、前記第3の識別情報と前記第2の識別情報を含む前記データを前記中継装置に送信し、
前記中継装置は、
前記通信装置を識別する第1の識別情報を取得する第2の識別情報取得部と、
前記第3の識別情報と前記第2の識別情報とを含む前記データを前記端末装置から受信した場合、前記データに含まれている前記第3の識別情報を、前記第2の識別情報取得部で取得した前記第1の識別情報に書き換えて前記データを前記通信装置に送信する中継処理を実行する中継部と、
を有する、
無線通信システム。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記第2の識別情報取得部は、前記中継処理の対象となる前記端末装置の前記第2の識別情報を登録したリストを取得し、
前記中継部は、前記受信したデータに、前記リストに登録されている前記第2の識別情報が含まれている場合、前記中継処理を実行する、
請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項3】
前記中継部は、前記受信したデータに、前記リストに登録されている前記第2の識別情報が含まれていない場合、前記中継処理を中止又は無視する、
請求項2に記載の無線通信システム。
【請求項4】
前記無線通信システムは、
前記無線通信システムに前記中継装置が複数含まれている場合、複数の前記中継装置の前記第2の識別情報取得部は、互いに異なる前記リストを取得する、
請求項2又は3に記載の無線通信システム。
【請求項5】
前記中継部は、前記第3の識別情報と前記第2の識別情報とを含む前記データを受信したときに、前記第2の識別情報に対応する前記端末装置に応答データを送信する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の無線通信システム。
【請求項6】
前記端末装置は、前記中継部から前記応答データを受信した場合、前記端末装置を省電力状態に移行させる状態制御部を有する、
請求項5に記載の無線通信システム。
【請求項7】
通信ネットワークを介して通信装置にデータを送信する端末装置、及び前記通信装置と前記通信ネットワークで通信可能な中継装置であって、
前記通信装置を識別する第1の識別情報、前記端末装置を識別する第2の識別情報、及び前記通信ネットワーク上の1つ以上の中継装置を識別する第3の識別情報を取得し、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを含む前記データを前記通信装置に送信する前記端末装置が、前記データを前記通信装置が受信したことを示す応答データを前記通信装置から受信できない場合に送信する前記第3の識別情報と前記第2の識別情報とを含む前記データを受信する受信部と、
前記通信装置を識別する第1の識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記受信部が、前記第3の識別情報と前記第2の識別情報とを含む前記データを前記端末装置から受信した場合、前記データに含まれている前記第3の識別情報を、前記識別情報取得部で取得した前記第1の識別情報に書き換えて前記データを前記通信装置に送信する中継処理を実行する中継部と、
を有する、中継装置。
【請求項8】
通信ネットワークを介して通信装置にデータを送信する端末装置、及び前記通信装置と前記通信ネットワークで通信可能な中継装置を、
前記通信装置を識別する第1の識別情報、前記端末装置を識別する第2の識別情報、及び前記通信ネットワーク上の1つ以上の中継装置を識別する第3の識別情報を取得し、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを含む前記データを前記通信装置に送信する前記端末装置が、前記データを前記通信装置が受信したことを示す応答データを前記通信装置から受信できない場合に送信する前記第3の識別情報と前記第2の識別情報とを含む前記データを受信する受信部と、
前記通信装置を識別する第1の識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記受信部が、前記第3の識別情報と前記第2の識別情報とを含む前記データを前記端末装置から受信した場合、前記データに含まれている前記第3の識別情報を、前記識別情報取得部で取得した前記第1の識別情報に書き換えて前記データを前記通信装置に送信する中継処理を実行する中継部と、
として機能させる、プログラム。
【請求項9】
通信ネットワークを介して通信装置にデータを送信する端末装置と、前記通信ネットワークで前記通信装置及び前記端末装置と通信可能な1つ以上の中継装置とを含む無線通信システムにおいて、
前記端末装置が、
前記通信装置を識別する第1の識別情報、前記端末装置を識別する第2の識別情報、及び前記通信ネットワーク上の1つ以上の中継装置を識別する第3の識別情報を取得する取得処理と、
前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを含む前記データを前記通信装置に送信する処理と、
前記データを前記通信装置が受信したことを示す応答データを前記通信装置から受信できない場合、前記第3の識別情報と前記第2の識別情報を含む前記データを前記中継装置に送信する処理と、
を実行し、
前記中継装置が、
前記通信装置を識別する第1の識別情報を取得する処理と、
前記第3の識別情報と前記第2の識別情報とを含む前記データを前記端末装置から受信した場合、前記データに含まれている前記第3の識別情報を、前記取得処理で取得した前記第1の識別情報に書き換えて前記データを前記通信装置に送信する中継処理と、
を実行する、無線通信方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システム、中継装置、プログラム、及び無線通信方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、スマートメータ、HEMS(Home Energy Management System)、又はBEMS(Building Energy Management System)等向けの通信技術である、無線センサネットワークが知られている。
【0003】
また、基地局ノードは子機ノードに対してデータの送信を要求せず、子機ノードが送信するデータを基地局ノードが受信し、基地局ノードがサーバからの要求に応じて、データをサーバに送信する無線ネットワークシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
端末装置(子機ノード)が、無線通信で通信装置(基地局ノード)にデータを送信する無線通信システムにおいて、例えば、端末装置と通信装置とを設置した後に、電波環境の変化等により、端末装置が通信装置と通信できなくなる場合がある。このような場合、通信装置、及び端末装置と通信可能な中継装置を設置して、端末装置と通信装置との間の無線通信を中継したいという要求がある。
【0005】
しかし、従来の技術では、通信装置と通信ができなくなった端末装置を、中継装置を介して、通信装置と通信できるようにするためには、通信装置と通信できなくなった端末装置の設定を変更して中継装置と通信できるようにしなければならないという問題がある。
【0006】
本発明の一実施形態は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、通信装置にデータを送信できなくなった端末装置の設定を変更せずに、当該端末装置から、中継装置を介して通信装置にデータを送信できるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る無線通信システムは、通信ネットワークを介して通信装置にデータを送信する端末装置と、前記通信ネットワークで前記通信装置及び前記端末装置と通信可能な1つ以上の中継装置とを含む無線通信システムであって、前記端末装置は、前記通信装置を識別する第1の識別情報、前記端末装置を識別する第2の識別情報、及び前記通信ネットワーク上の1つ以上の中継装置を識別する第3の識別情報を取得する第1の識別情報取得部と、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを含む前記データを前記通信装置に送信するデータ送信部と、を有し、前記データ送信部は、前記データを前記通信装置が受信したことを示す応答データを前記通信装置から受信できない場合、前記第3の識別情報と前記第2の識別情報を含む前記データを前記中継装置に送信し、前記中継装置は、前記通信装置を識別する第1の識別情報を取得する第2の識別情報取得部と、前記第3の識別情報と前記第2の識別情報とを含む前記データを前記端末装置から受信した場合、前記データに含まれている前記第3の識別情報を、前記第2の識別情報取得部で取得した前記第1の識別情報に書き換えて前記データを前記通信装置に送信する中継処理を実行する中継部と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一実施形態によれば、通信装置にデータを送信できなくなった端末装置の設定を変更せずに、当該端末装置から、中継装置を介して通信装置にデータを送信できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る無線通信システムのシステム構成の例を示す図(1)である。
一実施形態に係る無線通信システムのシステム構成の例を示す図(2)である。
一実施形態に係る通信装置のハードウェア構成の例を示す図である。
一実施形態に係る端末装置、及び中継装置のハードウェア構成の例を示す図である。
一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。
一実施形態に係る無線通信システムの機能構成の例を示す図である。
第1の実施形態に係るデータ送信処理の例を示すシーケンス図である。
第1の実施形態に係る送信データの構成例を示す図である。
第2の実施形態に係る送信データの構成例を示す図である。
第3の実施形態に係る中継装置の配置の例を示す図である。
一実施形態に係る中継対象リストのイメージを示す図である。
第3の実施形態に係るデータ送信処理の例を示すシーケンス図(1)である。
第3の実施形態に係るデータ送信処理の例を示すシーケンス図(2)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施形態(本実施形態)について、添付の図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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