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公開番号2024163416
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023078991
出願日2023-05-12
発明の名称カム装置、引出ユニット、転写装置および画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 21/16 20060101AFI20241115BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】カム部材を手動で離間位置に移動させることが可能なカム装置を提供する。
【解決手段】
対象部材を支持する支持部材と、前記支持部材を、前記対象部材が対向部材に当接する当接位置と、前記対象部材が前記対向部材から離間する離間位置とに移動させるカム部材と、前記カム部材を駆動するモータと、前記カム部材に設けられる第1の動力伝達部と、前記第1の動力伝達部に接続可能な第2の動力伝達部を有する操作手段と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
対象部材を支持する支持部材と、
前記支持部材を、前記対象部材が対向部材に当接する当接位置と、前記対象部材が前記対向部材から離間する離間位置とに移動させるカム部材と、
前記カム部材を駆動するモータと、
前記カム部材に設けられる第1の動力伝達部と、
前記第1の動力伝達部に接続可能な第2の動力伝達部を有する操作手段と、
を備えることを特徴とするカム装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記操作手段は、前記第2の動力伝達部を前記第1の動力伝達部に接続させて、前記対象部材を前記当接位置から前記離間位置へ移動させることを特徴とする請求項1記載のカム装置。
【請求項3】
前記操作手段は、操作部と、該操作部と前記第2の動力伝達部とを接続するリンク機構とを含むことを特徴とする請求項1記載のカム装置。
【請求項4】
前記カム部材は、前記モータによって回転する偏心カムであり、前記第1の動力伝達部は、前記偏心カムの回転軸と同軸に設けられた円形状歯車であり、前記第2の動力伝達部は、前記円形状歯車と噛み合う板状歯車であることを特徴とする請求項1記載のカム装置。
【請求項5】
前記対象部材の前記当接位置から前記離間位置への移動が、前記モータにより行われる場合、前記円形状歯車と前記板状歯車とが噛み合わないように設けられることを特徴とする請求項4記載のカム装置。
【請求項6】
前記円形状歯車は、前記板状歯車と対向する側に歯を有さないことを特徴とする請求項5記載のカム装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか一項に記載のカム装置を、装置本体に対し引き出し可能にする引出ユニットであって、
前記操作手段は、
前記装置本体に対し前記引出ユニットの固定および解除を行うロック手段を備え、
前記対象部材の前記当接位置から前記離間位置への移動と共に、
前記装置本体に対する前記引出ユニットの固定の解除を行うことを特徴とする引出ユニット。
【請求項8】
前記操作手段によって前記引出ユニットが前記装置本体に固定されている状態において、前記第1の動力伝達部と前記第2の動力伝達部とが接続しないように設けられることを特徴とする請求項7記載の引出ユニット。
【請求項9】
請求項1乃至6のいずれか一項に記載のカム装置を備えることを特徴とする転写装置。
【請求項10】
基材上に画像を形成する画像形成手段と、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載のカム装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カム装置、引出ユニット、転写装置および画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、モータによって回転駆動されるカムを備えたカム駆動装置を用いて、中間転写ベルト(二次転写対向ローラ)と二次転写ローラとの当接および離間を行うようにした画像形成装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-097066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のようなカム装置において、当接・離間し合う部材同士が当接している状態でモータ故障や電源遮断等が発生した場合、カムを回転駆動させることができなくなり、当該部材は当接したままの状態となる。回転駆動されずに当接したままの状態が長時間続くと当接した部位が変形してしまい、ニップを正常に形成することができなくなり、所望の性能が得られなくなるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、対象部材を支持する支持部材と、前記支持部材を、前記対象部材が対向部材に当接する当接位置と、前記対象部材が前記対向部材から離間する離間位置とに移動させるカム部材と、前記カム部材を駆動するモータと、前記カム部材に設けられる第1の動力伝達部と、前記第1の動力伝達部に接続可能な第2の動力伝達部を有する操作手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、カム部材を手動で離間位置に移動させることが可能なカム装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る画像形成装置の一例を示す全体構成図。
作像ユニットの一例を示す概略構成図。
実施形態に係る引出ユニットの一例を示す説明図。
実施形態に係るカム装置の一例を示す説明図。
実施形態に係るカム装置の一例を示す説明図。
カム装置の操作手段の構成例(固定時)を示す説明図。
カム装置の操作手段の構成例(解除時)を示す説明図。
第1の動力伝達部と第2の動力伝達部の構成例を示す説明図。
第1の動力伝達部と第2の動力伝達部の別の構成例を示す説明図。
カム装置の動作例を示す説明図。
カム装置の動作例を示す説明図。
カム装置の動作例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら発明を実施するための形態を説明する。図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
<画像形成装置の構成>
はじめに画像形成装置の構成について説明する。
【0010】
図1は、実施形態に係る画像形成装置の一例を示す全体構成図である。例示された画像形成装置は、電子写真方式により画像形成が行われるプリンタである。
(【0011】以降は省略されています)

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