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公開番号
2024162897
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078875
出願日
2023-05-11
発明の名称
樹脂粒子分散液の製造方法、トナー粒子の製造方法
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
9/08 20060101AFI20241114BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】粗大粒子の発生を抑制する樹脂粒子分散液の製造方法を提供する。
【解決手段】有機溶媒に結着樹脂を溶解または分散させた油相を作製する工程と、前記油相に水系媒体を添加して転相乳化させ、樹脂粒子の分散液を得る工程を含み、前記転相乳化において、前記油相と前記水系媒体の混合液を撹拌するとともに、前記混合液を循環させ、循環中に樹脂粒子を微細化することを特徴とする、樹脂粒子分散液の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
有機溶媒に結着樹脂を溶解または分散させた油相を作製する工程と、前記油相に水系媒体を添加して転相乳化させ、樹脂粒子の分散液を得る工程を含み、前記転相乳化において、前記油相と前記水系媒体の混合液を撹拌するとともに、前記混合液を循環させ、循環中に前記樹脂粒子を微細化することを特徴とする、樹脂粒子分散液の製造方法。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
槽の中で前記混合液の撹拌を行うとともに、前記槽の外で前記混合液を循環させ、循環中に前記樹脂粒子を微細化することを特徴とする、請求項1に記載の樹脂粒子分散液の製造方法。
【請求項3】
前記結着樹脂がポリエステル樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載の樹脂粒子分散液の製造方法。
【請求項4】
前記油相をアルカリ性水溶液で中和することを特徴とする、請求項1に記載の樹脂粒子分散液の製造方法。
【請求項5】
請求項1~4いずれか1項に記載の方法により得られた樹脂粒子分散液を用いた、トナー粒子の製造方法。
【請求項6】
結晶性ポリエステル樹脂及び離型剤を添加することを特徴とする、請求項5に記載のトナー粒子の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂粒子分散液の製造方法、トナー粒子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
樹脂粒子は、オフィス等、様々な場所において、複合機(MFP)及びプリンタ等の画像形成装置のトナーとして広く利用されている。環境への負荷低減を図るため、例えば、トナー自体の低温定着性の向上による消費電力の低減、及びトナーの製造工程で使用するエネルギーの削減等が検討されている。
【0003】
トナーの低温定着性を向上させる方法としては、樹脂のガラス転移温度や軟化点を下げる方法や、結晶性樹脂を添加する方法などが広く知られている。高画質を達成する方法としては、小粒径及び狭粒度分布のトナーによる細線の再現性や、着色剤の分散向上による色再現性や着色度の向上が知られている。また、トナーの製造方法としては粉砕法が用いられていたが、製造で使用するエネルギーが多い上にトナー小径化の流れもあり、懸濁重合などのケミカルトナーも主流になってきている。
【0004】
トナー製造時に用いる薬剤の使用量を低減する方法の一つとして、界面活性剤の使用量を低減できる転相乳化法が挙げられる。ただし、転相乳化法を用いるトナーの製造過程において、粗大粒子が発生することがあり、高画質を実現するためにはトナー粒子の粒径分布をシャープにすることが重要である。
【0005】
例えば特許文献1では、転相乳化の際の撹拌槽内の最大撹拌動力を調整することにより、樹脂粒子の粒径分布のシャープ化が図られている。
【0006】
特許文献2では、転相乳化に用いる撹拌槽内の撹拌翼の形状を調整することにより、樹脂粒子の粒径分布のシャープ化が図られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、粗大粒子の発生を抑制する樹脂粒子分散液の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、樹脂粒子分散液の製造方法であって、
有機溶媒に結着樹脂を溶解または分散させた油相を作製する工程と、前記油相に水系媒体を添加して転相乳化させ、樹脂粒子の分散液を得る工程を含み、前記転相乳化において、前記油相と前記水系媒体の混合液を撹拌するとともに、前記混合液を循環させ、循環中に樹脂粒子を微細化することを特徴とする、
樹脂粒子分散液の製造方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、粗大粒子の発生を抑制する樹脂粒子分散液の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の樹脂粒子分散液の製造方法に使用される撹拌槽及び槽外の循環経路の一例を示す概略構成図である。
本発明の樹脂粒子分散液の製造方法に使用される撹拌槽及び槽内の循環経路の一例を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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