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公開番号
2024160651
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-14
出願番号
2023075878
出願日
2023-05-01
発明の名称
分析装置、分析方法及び分析プログラム
出願人
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G09C
1/00 20060101AFI20241107BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】秘密計算によるテーブルの結合におけるメモリの使用量を低減させること。
【解決手段】実施形態の分析装置は、分割部、内部結合部及び行結合部を有する。分割部は、結合キーの値が重複するレコードを含む第1のテーブルを、結合キーの値が重複しない複数のレコード群に分割する。内部結合部は、複数のレコード群のそれぞれと、結合キーを持つ第2のテーブルと、の内部結合を秘密計算により行う。行結合部は、内部結合によって得られた複数のテーブルを行結合する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
キーの値が重複するレコードを含む第1のテーブルを、前記キーの値が重複しない複数のレコード群に分割する分割部と、
前記複数のレコード群のそれぞれと、前記キーを持つ第2のテーブルと、の内部結合を秘密計算により行う内部結合部と、
前記内部結合によって得られた複数のテーブルを行結合する行結合部と、
を有することを特徴とする分析装置。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記内部結合部は、前記複数のレコード群のそれぞれと、前記キーを持つ第2のテーブルと、の内部結合を並列して行うことを特徴とする請求項1に記載の分析装置。
【請求項3】
分析装置によって実行される分析方法であって、
キーの値が重複するレコードを含む第1のテーブルを、前記キーの値が重複しない複数のレコード群に分割する分割工程と、
前記複数のレコード群のそれぞれと、前記キーを持つ第2のテーブルと、の内部結合を秘密計算により行う内部結合工程と、
前記内部結合によって得られた複数のテーブルを行結合する行結合工程と、
を含むことを特徴とする分析方法。
【請求項4】
キーの値が重複するレコードを含む第1のテーブルを、前記キーの値が重複しない複数のレコード群に分割する分割ステップと、
前記複数のレコード群のそれぞれと、前記キーを持つ第2のテーブルと、の内部結合を秘密計算により行う内部結合ステップと、
前記内部結合によって得られた複数のテーブルを行結合する行結合ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする分析プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、分析装置、分析方法及び分析プログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、データを秘匿したまま統計的な演算を行い、演算の結果得られた統計量をユーザに提供する秘密計算システムが知られている。例えば、秘密計算システムは、重要な個人情報を取り扱う医療分野等におけるデータの分析に利用される場合がある。
【0003】
また、秘密計算を用いてテーブル(表)の結合を行う方法が知られている(例えば、特許文献3を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/124260号
特開2020-042128号公報
特開2014-139640号公報
【非特許文献】
【0005】
日本電信電話株式会社,秘密計算のシステムとその原理, [online],[令和4年11月24日検索]、インターネット<URL:https://www.rd.ntt/sil/project/sc/secure_computation.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の秘密計算によるテーブルの結合には、メモリの使用量が大きいという問題がある。
【0007】
例えば、従来の秘密計算を用いたテーブルの内部結合においては、左テーブルに含まれる特定のレコードの数に応じて右テーブルのレコードを複製することで、右テーブルを拡張する手順が行われる場合がある。その際、拡張された右テーブルを保持するために、メモリの使用量が増加する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の分析装置は、キーの値が重複するレコードを含む第1のテーブルを、前記キーの値が重複しない複数のレコード群に分割する分割部と、前記複数のレコード群のそれぞれと、前記キーを持つ第2のテーブルと、の内部結合を秘密計算により行う内部結合部と、前記内部結合によって得られた複数のテーブルを行結合する行結合部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、秘密計算によるテーブルの結合におけるメモリの使用量を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る分析システムの構成例を示す図である。
図2は、実施形態に係る分析装置の構成例を示す図である。
図3は、実施形態に係るテーブル結合の手順を説明する図である。
図4は、実施形態に係る分析装置の処理の流れを示すフローチャートである。
図5は、分析プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図6は、従来のテーブル結合の手順を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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