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公開番号2024141826
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023053672
出願日2023-03-29
発明の名称画像投影装置
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類G09G 5/00 20060101AFI20241003BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】乗員の視線先に適した明るさで画像を表示する画像投影装置を提供する。
【解決手段】HUD42は、乗員の視線に対応する位置の輝度に応じた輝度の画像を生成する画像生成部424を有し、車両1に設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
乗員の視線に対応する位置の輝度に応じた輝度の画像を生成する画像生成部を有する、車両に設けられる画像投影装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記画像生成部は、
前記車両の前方の外部画像と前記乗員の視線情報とに基づき、前記外部画像中の前記乗員が見ているターゲット領域の輝度を特定し、
前記ターゲット領域の特定した前記輝度に基づき、前記画像の前記輝度を設定する、請求項1に記載の画像投影装置。
【請求項3】
前記画像生成部は、
前記車両の前方の外部画像を取得する画像取得部と、
前記車両の前記乗員の視線情報を取得する視線取得部と、
前記外部画像と前記視線情報に基づき、前記外部画像のうちの前記乗員が見ているターゲット領域を特定するターゲット領域特定部と、
前記外部画像に基づき、前記ターゲット領域の輝度を特定するターゲット輝度特定部と、
前記ターゲット領域の特定した前記輝度に基づき、前記画像の前記輝度を設定する輝度設定部と、を有する、請求項1に記載の画像投影装置。
【請求項4】
前記ターゲット領域の前記輝度は、前記ターゲット領域の平均輝度である、請求項3に記載の画像投影装置。
【請求項5】
前記輝度設定部は、前記ターゲット領域の特定された前記輝度が第一閾値よりも低い場合、前記画像の前記輝度を、第一輝度から、前記第一輝度よりも輝度の低い第二輝度に設定する、請求項3に記載の画像投影装置。
【請求項6】
前記輝度設定部は、前記ターゲット領域の特定された前記輝度が第二閾値よりも高い場合、前記画像の前記輝度を、第一輝度から、前記第一輝度よりも輝度の高い第三輝度に設定する、請求項3に記載の画像投影装置。
【請求項7】
前記画像生成部は、前記ターゲット領域の特定された前記輝度が第二閾値よりも高い場合、前記画像の色を変更する、請求項3に記載の画像投影装置。
【請求項8】
前記画像生成部は、前記画像を生成した後、前記乗員の視線が移動した場合、前記画像の前記輝度を下げる、請求項1から6の何れか一項に記載の画像投影装置。
【請求項9】
前記画像生成部は、生成した前記画像の表示領域を固定する表示固定部を有し、
前記表示固定部が前記画像の前記表示領域を固定した後に、前記乗員の前記視線が移動した場合、前記画像生成部は前記画像の前記輝度を下げる、請求項8に記載の画像投影装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像投影装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1のような車両用の画像投影装置が知られている。画像投影装置は、ウインドシールドやコンバイナに画像や映像を投影させ、その画像をウインドシールドやコンバイナを通して現実空間と重畳させて乗員に視認させることで、いわゆるAR(Augmented Reality)を実現することができる。
【0003】
特許文献1は、可視光による画像と近赤外光による画像とが重なることによる視認性の煩わしさを低減するための、車両用表示システムを開示している。車両用表示システムは、近赤外光を照射する第一灯具と、可視光を照射する第二灯具と、第一灯具により照射された車両外部の第一画像を撮像する第一カメラと、第二カメラと、制御部と、画像投影装置と、を備えている。第二カメラの撮像範囲は、第一カメラの撮像範囲を含んでいる。第二カメラは、第二灯具により照射された車両外部の第二画像を撮像する。制御部は、第二画像の輝度に基づいて、第二画像に画素に対応する第一画像の画素の輝度を下げた第三画像を生成し、画像投影装置に第三画像を表示させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/054557号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、車両の運転者などの乗員の視線は常に動いている。さらに車両が移動している間、車両の進行方向の風景は変わる。天候や時間帯によっても、車両の周囲の明るさは変わる。同一時間帯であっても、車両に直射日光が当たる場合や、車両が建物や木、山などの陰に入る場合もあり、車両の周囲の明るさは一定ではない。車両の進行方向先は明るく、車両の周囲は暗い、またその逆の状況になることもある。例えば乗員は空を見る時もあれば、路面を見ている時もある。画像投影装置は、空に画像を重畳する場合には高い輝度で画像を表示することが求められるが、黒い路面に画像を重畳する場合にも同じ輝度で画像を表示すると、乗員にとっては画像を眩しく感じてしまう。逆に、黒い路面に重畳させる画像と同じ輝度で空に画像を重畳させると、空に重畳させる画像は見えにくい。
【0006】
そこで本開示は、乗員の視線先のものに適した明るさで画像を表示する画像投影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
画像投影装置は、乗員の視線に対応する位置の輝度に応じた輝度の画像を生成する画像生成部を有し、車両に設けられる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、乗員の視線先のものに適した明るさで画像を表示する画像投影装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の画像投影装置の構成を例示する概要図である。
図2は、画像投影装置の模式図である。
図3は、画像投影装置が出力する画像を虚像として運転者に認識させている様子を例示する図である。
図4は、画像を表示する際に画像投影装置が実行するフローチャートである。
図5は、画像投影装置が画像を投影する様子を例示する概要図である。
図6は、画像投影装置が画像を投影する様子を例示する概要図である。
図7は、第一変形例に係る画像投影装置が実行するフローチャートである。
図8は、第二変形例に係る画像投影装置が実行するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、実施形態の説明において既に説明された部材と同一の参照番号を有する部材については、説明の便宜上、その説明は省略する。また、本図面に示された各部材の寸法は、説明の便宜上、実際の各部材の寸法とは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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