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公開番号
2024132676
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-01
出願番号
2023043541
出願日
2023-03-17
発明の名称
表示装置
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
主分類
G09F
13/04 20060101AFI20240920BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】演出効果の高い表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置(1)の導光板(2)は、第1領域(R1)と第2領域(R2)と第3領域(R3)とを備え、第1光源(4)が発光している際の第1領域の出射光量の最大値と第3領域の出射光量の最大値との差、および、第2光源(5)が発光している際の第2領域の出射光量の最大値と第3領域の出射光量の最大値との差が、それぞれ第3領域の出射光量の最大値の30%以内である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の光源と、
前記光源から入射した光を導光し、その一部を光出射面から出射させる導光板と、を備え、
前記導光板は、
少なくとも1つの前記光源である第1光源から入射した光を偏向して所定方向を中心に出射させる複数の第1出射構造部を含む第1領域と、
少なくとも1つの前記光源であり、前記第1光源とは異なる第2光源から入射した光を偏向して前記所定方向を中心に出射させる複数の第2出射構造部を含む第2領域と、
少なくとも1つの前記光源から入射した光を偏向して前記所定方向を中心に出射させる複数の第3出射構造部を含む第3領域と、を備え、
前記第1領域、前記第2領域、および前記第3領域は互いに隣接または一部重複して配置されており、
前記第1光源が発光する期間と前記第2光源が発光する期間とは異なっており、
前記第3領域の単位面積当たりの特定色成分の出射光量は、前記第1光源が発光している期間と、前記第2光源が発光している期間とで略同一であり、
(1)前記第1光源が発光している際の前記第1領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値と、前記第3領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値との差、および、
(2)前記第2光源が発光している際の前記第2領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値と、前記第3領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値との差が、
それぞれ前記第3領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値の30%以内である表示装置。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記第1光源が発光している際の前記第2領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値が、前記第1光源が発光している際の前記第1領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値の70%以下であり、
前記第2光源が発光している際の前記第1領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値が、前記第2光源が発光している際の前記第2領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値の70%以下である、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記所定方向への出射光量が最大となる入射方向を前記第1光源と前記第2光源との間の方向とする複数の第4出射構造部を含む第4領域とを備え、
前記第4領域が、前記第1領域と前記第2領域との間に配置される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第1出射構造部および前記第2出射構造部における、前記光源からの光を偏向させる反射面は、曲面形状を含む、請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記反射面の曲面形状は所定の曲率を有しており、前記第1出射構造部においては前記第1光源からの距離に応じて前記曲率が異なっており、前記第2出射構造部においては前記第2光源からの距離に応じて前記曲率が異なっている、請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第1領域は、互いに異なる位置に配置される複数の部分第1領域を含んでいるととともに、
前記第2領域は、互いに異なる位置に配置される複数の部分第2領域を含んでおり、
複数の前記部分第1領域に関して、その中心を結ぶ直線または曲線と、
複数の前記部分第2領域に関して、その中心を結ぶ直線または曲線と、が略平行または略相似形になっている、請求項1に記載の表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光によって特定の画像を表示する表示装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
光によって特定の画像を表示する表示装置の例が、特許文献1に開示されている。当該表示装置は、可視光に対して透明な板状に形成され、複数のパターンを表示可能な導光板と、導光板の側壁の一辺に沿って並べて配置される複数の光源と、を有する。また、当該表示装置は、複数の光源の点灯の順序を指定する点灯順序情報を記憶する記憶部と、点灯順序情報に従って複数の光源の点灯および消灯を制御する制御部と、も有する。導光板は、その側壁の一辺に設けられ、複数の光源と対向し、複数の光源から発した可視光を導光板内に入射させる入射面と、導光板の一方の面に配列された複数のプリズムを有する。複数のプリズムは、導光板により表示されるパターンごとに、そのパターンに沿って配列されている。また、複数のプリズムは、複数の光源のうち、そのパターンに対応する光源から発して入射面から導光板内に入射した可視光を導光板の他方の面へ向けて反射する。当該表示装置によれば、複数の光源のうちの点灯する光源に応じて表示させるパターンを動的に切り替え可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-107048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されている表示装置では、表示している画像を連続的に変化させるものではない。このため、演出効果が低いという問題がある。
【0005】
本発明の一態様は、演出効果の高い表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、複数の光源と、前記光源から入射した光を導光し、その一部を光出射面から出射させる導光板と、を備え、前記導光板は、少なくとも1つの前記光源である第1光源から入射した光を偏向して所定方向を中心に出射させる複数の第1出射構造部を含む第1領域と、少なくとも1つの前記光源であり、前記第1光源とは異なる第2光源から入射した光を偏向して前記所定方向を中心に出射させる複数の第2出射構造部を含む第2領域と、少なくとも1つの前記光源から入射した光を偏向して前記所定方向を中心に出射させる複数の第3出射構造部を含む第3領域と、を備え、前記第1領域、前記第2領域、および前記第3領域は互いに隣接または一部重複して配置されており、前記第1光源が発光する期間と前記第2光源が発光する期間とは異なっており、前記第3領域の単位面積当たりの特定色成分の出射光量は、前記第1光源が発光している期間と、前記第2光源が発光している期間とで略同一であり、(1)前記第1光源が発光している際の前記第1領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値と、前記第3領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値との差、および、(2)前記第2光源が発光している際の前記第2領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値と、前記第3領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値との差が、それぞれ前記第3領域の単位面積当たりの前記所定方向への特定色成分の出射光量の最大値の30%以内である。
【0007】
上記の構成によれば、第3領域に隣接または一部重複する第1領域および第2領域が切り替えられて光を出射する。この際に、第1領域の単位面積当たりの出射光量の最大値、および、第2領域の単位面積当たりの出射光量の最大値と、第3領域の単位面積当たりの出射光量との差が、それぞれ第3領域の単位面積当たりの出射光量の30%以内であるので、第3領域によって表示される画像に隣接する画像が揺れているように見えるような表示を行うことができる。よって、導光板を用いた表示装置における表示の表現の幅を広げることができ、演出効果の高い表示装置を提供することが可能となる。
【0008】
また、本発明の一態様に係る表示装置において、前記第1光源が発光している際の前記第2領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値が、前記第1光源が発光している際の前記第1領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値の70%以下であり、前記第2光源が発光している際の前記第1領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値が、前記第2光源が発光している際の前記第2領域の単位面積当たりの前記所定方向への出射光量の最大値の70%以下であってよい。
【0009】
上記の構成によれば、第1光源発光時または第2光源発光時における、第1領域の所定方向への出射光量の最大値と、第2領域の所定方向への出射光量の最大値とに明確な差を設けることができる。よって、画像が揺れているような表示をより明確に行うことができる。
【0010】
また、本発明の一態様に係る表示装置は、前記所定方向への出射光量が最大となる入射方向を前記第1光源と前記第2光源との間の方向とする複数の第4出射構造部を含む第4領域とを備え、前記第4領域が、前記第1領域と前記第2領域との間に配置されてよい。
(【0011】以降は省略されています)
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