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公開番号2024140092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051087
出願日2023-03-28
発明の名称投射型表示装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G09G 3/36 20060101AFI20241003BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】表示ムラを抑える。
【解決手段】投射型表示装置1は、Rの光に対応した第1パネル画素を有する液晶パネル100Rと、Gの光に対応した第2パネル画素を有する液晶パネル100Gと、第1パネル画素および第2パネル画素の投射位置をシフトする光路シフト素子230と、液晶パネル100R、100Gおよび光路シフト素子230を制御する表示制御回路20と、を含む。表示制御回路20は、光路シフト素子230に対し、1フレーム期間の第1単位期間から第4単位期間までの投射位置を単位期間毎にシフトする。第1単位期間から第4単位期間まで第1パネル画素が投射される経路の重心と、第1単位期間から第4単位期間まで第2パネル画素が投射される経路の重心とは、異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1光に対応した第1パネル画素を有する第1液晶パネルと、
第2光に対応した第2パネル画素を有する第2液晶パネルと、
前記第1パネル画素および前記第2パネル画素の投射位置をシフトする光路シフト素子と、
前記第1液晶パネル、前記第2液晶パネルおよび前記光路シフト素子を制御する表示制御回路と、
を含み、
前記表示制御回路は、
前記光路シフト素子に対し、1フレーム期間に含まれる、第1単位期間から第k(kは2以上の整数)単位期間までのk個の単位期間毎に前記投射位置をシフトし、
映像画像を構成する画素データのうち、
前記第1光の画素データであって、前記投射位置に対応した画素データを前記単位期間毎に変換して前記第1パネル画素に供給し、
前記第2光の画素データであって、前記投射位置に対応した画素データを前記単位期間毎に変換して前記第2パネル画素に供給し、
前記第1単位期間から前記第k単位期間まで第1パネル画素が投射される経路の重心と、
前記第1単位期間から前記第k単位期間まで第2パネル画素が投射される経路の重心とが異なる
投射型表示装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記kは4であり、
前記第1液晶パネルでは、前記第1パネル画素が、第1方向および第2方向に沿ってマトリクス状に配列し、
前記第2液晶パネルでは、前記第2パネル画素が、前記第1方向および前記第2方向に沿ってマトリクス状に配列し、
前記第2パネル画素は、前記第1パネル画素に対して、前記第1方向および前記第2方向にパネル画素の半サイズで位置がずれている
請求項1に記載の投射型表示装置。
【請求項3】
前記光路シフト素子は、
前記投射画素の位置を、
前記1フレーム期間において、
第1単位期間から第2単位期間までにおいて前記第1軸に沿った一方方向にシフトし、
第2単位期間から第3単位期間までにおいて前記第2軸に沿った一方方向にシフトし、
第3単位期間から第4単位期間までにおいて前記第1軸に沿った他方方向にシフトし、
第4単位期間から前記第2フレーム期間の第1単位期間までにおいて前記第2軸に沿った他方方向にシフトする
請求項2に記載の投射型表示装置。
【請求項4】
前記1フレーム期間が、第1フレーム期間と第2フレーム期間とで連続する
請求項3に記載の投射型表示装置。
【請求項5】
前記表示制御回路は、
前記第1フレーム期間の第1単位期間から第4単位期間までにおいてシフト前の投射画素の位置からシフト後の投射画素の位置に向かうシフト方向が、
前記第2フレーム期間の第1単位期間から第4単位期間までにおいてシフト前の投射画素の位置からシフト後の投射画素の位置に向かうシフト方向と反対方向になるように前記光路シフト素子を制御する
請求項4に記載の投射型表示装置。
【請求項6】
さらに、第3光に対応した第3パネル画素を有する第3液晶パネルを有し、
前記第3パネル画素は、前記第1パネル画素と投射像でみて重なる
請求項1乃至5のいずれかに記載の投射型表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、投射型表示装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
スクリーン等に、液晶パネルなどにより作成された画像光を投射する投射型表示装置において、光路シフト素子によって解像度を擬似的に高める技術が知られている。詳細には、投射型表示装置では、1フレーム期間が複数の単位期間に分けられ、液晶パネルにおける1つのパネル画素の投射位置が、当該複数の単位期間毎にシフトされて映像データにおける複数の画素データで指定された階調レベルを表現する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-107984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術では、投射された画像を拡大してみると、例えば明領域と暗領域とが表れる表示ムラが視認される、という課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る投射型表示装置は、第1光に対応した第1パネル画素を有する第1液晶パネルと、第2光に対応した第2パネル画素を有する第2液晶パネルと、前記第1パネル画素および前記第2パネル画素の投射位置をシフトする光路シフト素子と、前記第1液晶パネル、前記第2液晶パネルおよび前記光路シフト素子を制御する表示制御回路と、を含み、前記表示制御回路は、前記光路シフト素子に対し、1フレーム期間に含まれる、第1単位期間から第k(kは2以上の整数)単位期間までのk個の単位期間毎に前記投射位置をシフトし、映像画像を構成する画素データのうち、前記第1光の画素データであって、前記投射位置に対応した画素データを前記単位期間毎に変換して前記第1パネル画素に供給し、前記第2光の画素データであって、前記投射位置に対応した画素データを前記単位期間毎に変換して前記第2パネル画素に供給し、前記第1単位期間から前記第k単位期間まで第1パネル画素が投射される経路の重心と、前記第1単位期間から前記第k単位期間まで第2パネル画素が投射される経路の重心とが異なる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る投射型表示装置を示す図である。
投射型表示装置の構成を示すブロック図である。
投射型表示装置における液晶パネルの構成を示す斜視図である。
液晶パネルの構造を示す断面図である。
液晶パネルの電気的な構成を示すブロック図である。
液晶パネルにおける画素回路の構成を示す図である。
第1実施形態に係る投射型表示装置における1フレーム期間と単位期間とを示す図である。
第1実施形態に係る光路シフト素子の動作を示す図である。
映像画素の配列とパネル画素の配列との関係等を示す図である。
第1実施形態においてGのパネル画素に供給される画素データの順番を示す図である。
第1実施形態において1フレーム期間の映像画素とパネル画素と投射位置との関係を示す図である。
比較例においてパネル画素同士の位置を投射像で示す図である。
比較例における表示ムラを説明するための図である。
第1実施形態においてパネル画素同士の位置を投射像で示す図である。
第1実施形態における表示ムラを説明するための図である。
第1実施形態における表示ムラの低減を説明するための図である。
第1実施形態において1フレーム期間で読み出されるG成分の映像画素とRおよびB成分の映像画素との位置関係を示す図である。
第2実施形態に係る投射型表示装置における奇数および偶数フレーム期間と単位期間とを示す図である。
第2実施形態に係る光路シフト素子の動作を示す図である。
第2実施形態において映像画素とパネル画素との関係を示す図である。
映像画素の配列とパネル画素の配列との関係等を示す図である。
第2実施形態においてGのパネル画素に供給される画素データの順番を示す図である。
第2実施形態において奇数フレーム期間の映像画素とパネル画素と投射位置との関係を示す図である。
第2実施形態において偶数フレーム期間の映像画素とパネル画素と投射位置との関係を示す図である。
第2実施形態において偶数フレーム期間で読み出されるG成分の映像画素とRおよびB成分の映像画素との位置関係を示す図である。
第2実施形態において偶数フレーム期間の表示ムラを説明するための図である。
第2実施形態において偶数フレーム期間での表示ムラの低減を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態に係る投射型表示装置について図面を参照して説明する。なお、各図において、各部の寸法および縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本開示の範囲は、以下の説明において特に本開示を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0008】
図1は、第1実施形態に係る投射型表示装置1の光学的な構成を示す図である。図に示されるように、投射型表示装置1は、液晶パネル100R、100Gおよび100Bを含む。また、投射型表示装置1の内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット2102が設けられている。このランプユニット2102から射出された投射光は、内部に配置された3枚のミラー2106および2枚のダイクロイックミラー2108によって、赤(R)、緑(G)および青(B)の3原色に分離される。このうち、Rの光は液晶パネル100Rに、Gの光は液晶パネル100Gに、Bの光は液晶パネル100Bに、それぞれ入射する。
なお、Bの光路は、Rの光路およびGの光路と比較して長いので、Bの光路での損失を防ぐ必要がある。このため、Bの光路には、入射レンズ2122、リレーレンズ2123および出射レンズ2124からなるリレーレンズ系2121が設けられる。
【0009】
液晶パネル100Rは、複数の画素回路を有する。複数の画素回路の各々は、それぞれ液晶素子を含む。液晶パネル100Rの液晶素子は、後述するようにRに対応するデータ信号に基づいて駆動されることによって、当該データ信号の電圧に応じた透過率となる。
このため、液晶パネル100Rでは、液晶素子の透過率を個別に制御することによって、Rの透過像が生成される。同様に、液晶パネル100Gでは、Gに対応するデータ信号に基づいてGの透過像が生成され、液晶パネル100Bでは、Bに対応するデータ信号に基づいてBの透過像が生成される。
【0010】
液晶パネル100R、100Gおよび100Bによってそれぞれ生成された各色の透過像は、ダイクロイックプリズム2112に三方向から入射する。ダイクロイックプリズム2112において、RおよびBの光は90度に屈折する一方、Gの光は直進する。したがって、ダイクロイックプリズム2112が各色の画像を合成する。ダイクロイックプリズム2112による合成像は光路シフト素子230を介して投射レンズ2114に入射する。
投射レンズ2114は、光路シフト素子230を介した合成像を、スクリーンScrに拡大して投射する。
(【0011】以降は省略されています)

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