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公開番号2024149211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062943
出願日2023-04-07
発明の名称表示装置
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類G09F 9/00 20060101AFI20241010BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】平板形状の透明カバーを冷間曲げにより複合形状としつつ、表示パネルの全域を接着剤で筐体に貼り付けずに、意図する所望の複合形状からの変位が抑制された表示装置を実現する。
【解決手段】可撓性のある透明カバー2は、筐体6に取り付けられる前においては平板形状であり、外縁部が筐体6に接着剤5で接着され、平面部21と曲面部22とを有する複合形状とされる。曲面部22は、平面部21とは反対側の外端221に近いほど平面部21よりも前または後に位置するように湾曲した湾曲部を有する。透明カバー2のうち平面部21と曲面部22との境界に位置する境界部23からの一部領域を所定領域R0とし、筐体6のうち所定領域R0の直下に位置する領域を直下領域R1として、支持体7は、直下領域R1に配置され、表示パネル4を支持している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
表示装置であって、
可撓性を有すると共に、一部が平板状の平面部(21)とされ、残部が湾曲した曲面部(22)とされた透明カバー(2)と、
前記透明カバーが取り付けられる筐体(6)と、
可撓性を有すると共に、前記透明カバーのうち前記筐体と向き合う裏面(2b)に貼り付けられ、前記透明カバーと前記筐体との間に配置される表示パネル(4)と、
前記透明カバーの外縁部分と前記筐体とを接着する接着剤(5)と、
前記表示パネルと前記筐体との隙間に配置され、前記表示パネルの一部の領域を支える支持体(7)と、を備え、
前記透明カバーは、前記筐体に取り付けられる前においては平板形状であり、
前記透明カバーのうち前記裏面とは反対側の面を表面(2a)とし、前記裏面から前記表面に向かう方向を前方向として、前記曲面部は、前記平面部とは反対側の外端(221)に近いほど前記平面部よりも前に位置するように湾曲した湾曲部(22A)を有してなり、
前記透明カバーのうち前記平面部と前記湾曲部との境界に位置する境界部(23)から前記平面部の側の一部までの領域を所定領域(R0)とし、前記筐体のうち前記所定領域の直下に位置する領域を直下領域(R1)として、前記支持体は、前記直下領域に配置され、前記表示パネルを支持している、表示装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
表示装置であって、
可撓性を有すると共に、一部が平板状の平面部(21)とされ、残部が湾曲した曲面部(22)とされた透明カバー(2)と、
前記透明カバーが取り付けられる筐体(6)と、
可撓性を有すると共に、前記透明カバーのうち前記筐体と向き合う裏面(2b)に貼り付けられ、前記透明カバーと前記筐体との間に配置される表示パネル(4)と、
前記透明カバーの外縁部分と前記筐体とを接着する接着剤(5)と、
前記表示パネルと前記筐体との隙間に配置され、前記表示パネルの一部の領域を支える支持体(7)と、を備え、
前記透明カバーは、前記筐体に取り付けられる前においては平板形状であり、
前記透明カバーのうち前記裏面とは反対側の面を表面(2a)とし、前記表面から前記裏面に向かう方向を後方向として、前記曲面部は、前記平面部とは反対側の外端(221)に近いほど前記平面部よりも後に位置するように湾曲した湾曲部(22B)を有してなり、
前記透明カバーのうち前記平面部と前記湾曲部との境界に位置する境界部(23)から前記湾曲部の側の一部までの領域を所定領域(R2)とし、前記筐体のうち前記所定領域の直下に位置する領域を直下領域(R3)として、前記支持体は、前記直下領域に配置され、前記表示パネルを支持している、表示装置。
【請求項3】
前記透明カバーの外郭に沿った方向であって、前記平面部と前記曲面部とを繋ぐ方向を幅方向として、前記直下領域は、前記幅方向における長さが、前記平面部の前記幅方向における全長の50%以下である、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記透明カバーの外郭に沿った方向であって、前記平面部と前記曲面部とを繋ぐ方向を幅方向として、前記直下領域は、前記幅方向における長さが、前記湾曲部の前記幅方向における全長の50%以下である、請求項2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記支持体は、前記筐体に接着されている、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の表示装置。
【請求項6】
前記支持体は、前記表示パネルに接着されている、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の表示装置。
【請求項7】
前記支持体は、前記表示パネルおよび前記筐体にそれぞれ直接当接している、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、透明カバーが冷間曲げされた状態で用いられる表示装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ガラスなどによる透明カバーが筐体などの基部に取り付けられ、透明カバーと基部との間に表示パネルが配置された構成であって、透明カバーを曲面形状で保持された表示装置として、例えば特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の表示装置は、可撓性のある透明カバーが基部に取り付けられる前には平板形状であるが、基部に取り付けられる際に冷間曲げがなされ、基部の曲面部分に追従した曲面形状となっている。これにより、熱加工等により予め曲面形状で固定された透明カバーを別途作製する必要がなくなると共に、曲面加工に起因して透明カバーに光学歪みが生じることが抑制され、表示品位が確保される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2020-518495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の表示装置は、例えば、車載用途などの分野にて、透明カバーが平板形状の部分と曲面形状の部分とを有する複合形状などの所望の形状とされると共に、意匠性や表示品位の確保の観点から透明カバーを意図した当該所望の形状で保持することが求められる。冷間曲げされた透明カバーには、元の平板形状に戻ろうとする復元力が生じるため、透明カバーを意図した所望の形状で保持するための工夫が必要となる。
【0005】
例えば、透明カバーのうち筐体等の基部と向き合う裏面側の全域に接着層を配置し、透明カバーの裏面および裏面に貼り付けられる表示パネルの全域を基部に接着固定することが考えられる。
【0006】
しかしながら、本発明者らによる鋭意検討の結果、このような構成の場合、表示パネルには透明カバーの復元力および基部に接着させようとする接着層の力に起因して、表示パネルをその厚み方向に引っ張る力が生じ、信頼性が低下することが新たに判明した。また、透明カバーの裏面のうち表示パネルが貼り付けられた部分よりも外側の外縁部のみを基部に接着剤により接着する構成も考えられる。しかしながら、このような構成とした場合、透明カバーの復元力による変形を抑えることが難しくなり、意図した形状に保つことができず、意匠性や表示品位が低下してしまう。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑み、平板形状の透明カバーを冷間曲げにより複合形状とされた状態で筐体に保持されつつ、表示パネルの全域を接着剤で筐体に貼り付けることなく、意図する所望の複合形状からの変位が抑制された表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の表示装置は、可撓性を有すると共に、一部が平板状の平面部(21)とされ、残部が湾曲した曲面部(22)とされた透明カバー(2)と、透明カバーが取り付けられる筐体(6)と、可撓性を有すると共に、透明カバーのうち筐体と向き合う裏面(2b)に貼り付けられ、透明カバーと筐体との間に配置される表示パネル(4)と、透明カバーの外縁部分と筐体とを接着する接着剤(5)と、表示パネルと筐体との隙間に配置され、表示パネルの一部の領域を支える支持体(7)と、を備え、透明カバーは、筐体に取り付けられる前においては平板形状であり、透明カバーのうち裏面とは反対側の面を表面(2a)とし、裏面から表面に向かう方向を前方向として、曲面部は、平面部とは反対側の外端(221)に近いほど平面部よりも前に位置するように湾曲した湾曲部(22A)を有してなり、透明カバーのうち平面部と湾曲部との境界に位置する境界部(23)から平面部の側の一部までの領域を所定領域(R0)とし、筐体のうち所定領域の直下に位置する領域を直下領域(R1)として、支持体は、直下領域に配置され、表示パネルを支持している。
【0009】
これにより、平板形状の透明カバーが冷間曲げにより筐体に取り付けられることで、筐体の形状に追従して平板形状の平面部と曲面形状の曲面部とを有する複合形状とされると共に、透明カバーと筐体との間に表示パネルが配置された表示装置となる。そして、透明カバーは、曲面部がその外端に近づくほど平板部よりも前に向かう湾曲部を有し、この裏面に表示パネルが貼り付けられると共に、平面部と湾曲部との境界部から平面部までの一部領域の直下に配置された支持体により支えられている。このため、透明カバーのうち冷間曲げにより筐体側に沈み込むように変形しようとする部分が支持体により支えられ、意図した形状とは異なる形状に変形することが抑制されると共に、接着層を介して表示パネルを筐体に貼り付ける必要がなくなる。よって、表示パネルを接着剤で筐体に貼り付けることなく、透明カバーが意図する所望の複合形状からの変位が抑制された表示装置となる。
【0010】
請求項2に記載の表示装置は、可撓性を有すると共に、一部が平板状の平面部(21)とされ、残部が湾曲した曲面部(22)とされた透明カバー(2)と、透明カバーが取り付けられる筐体(6)と、可撓性を有すると共に、透明カバーのうち筐体と向き合う裏面(2b)に貼り付けられ、透明カバーと筐体との間に配置される表示パネル(4)と、透明カバーの外縁部分と筐体とを接着する接着剤(5)と、表示パネルと筐体との隙間に配置され、表示パネルの一部の領域を支える支持体(7)と、を備え、透明カバーは、筐体に取り付けられる前においては平板形状であり、透明カバーのうち裏面とは反対側の面を表面(2a)とし、表面から裏面に向かう方向を後方向として、曲面部は、平面部とは反対側の外端(221)に近いほど平面部よりも後に位置するように湾曲した湾曲部(22B)を有してなり、透明カバーのうち平面部と湾曲部との境界に位置する境界部(23)から湾曲部の側の一部までの領域を所定領域(R2)とし、筐体のうち所定領域の直下に位置する領域を直下領域(R3)として、支持体は、直下領域に配置され、表示パネルを支持している。
(【0011】以降は省略されています)

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