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公開番号
2024160628
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-14
出願番号
2023075846
出願日
2023-05-01
発明の名称
車両用通知システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G08G
1/16 20060101AFI20241107BHJP(信号)
要約
【課題】一定条件下において全ての運転操作が可能なレベル3以上の自動運転が可能な車両において、運転者のみに所定の通知を行うことが可能な車両用通知システムを得る。
【解決手段】車両用通知システムは、一定条件下において全ての運転操作を行う自動運転が可能な車両における運転席の周辺に設けられ、携帯端末を設置可能に構成された端末設置部と、前記端末設置部に設置された携帯端末を検出した場合に、前記自動運転を許可すると共に、自動運転状態において所定の条件を満たす場合に前記携帯端末に通知を行う制御部と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
一定条件下において全ての運転操作を行う自動運転が可能な車両における運転席の周辺に設けられ、携帯端末を設置可能に構成された端末設置部と、
前記端末設置部に設置された携帯端末を検出した場合に、前記自動運転を許可すると共に、自動運転状態において所定の条件を満たす場合に前記携帯端末に通知を行う制御部と、
を有する車両用通知システム。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記携帯端末に搭載されたカメラで撮影された画像を取得し、取得した前記画像に基づいて乗員の覚醒度が所定レベル以上である場合に前記自動運転状態の継続を許可する請求項1に記載の車両用通知システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記画像に基づいて乗員の覚醒度が所定レベル未満である場合、及び乗員の覚醒度が判定できなかった場合の少なくとも一方の場合に、乗員へ警告を行う請求項2に記載の車両用通知システム。
【請求項4】
前記端末設置部は、車室前部のインストルメントパネル及びステアリングの少なくとも一方に設けられている請求項1に記載の車両用通知システム。
【請求項5】
前記制御部は、検出された前記携帯端末が運転席から所定以上離れた場合に警告を行う、請求項1~4の何れか1項に記載の車両用通知システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用通知システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、携帯端末と車両制御装置との間で通信を行い、運転者を監視する運転者監視システムが開示されている。この特許文献1の運転者監視システムでは、自車両の走行中に、運転者が携帯端末の表示画面を見ているかどうかを携帯端末のカメラよって撮影された画像に基づいて判定し、運転者が携帯端末の表示画面を見ていると判定された場合に警報を発する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-102252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載された運転者監視システムでは、車内に複数の携帯端末が存在する場合、運転者の携帯端末を特定できないため、全ての携帯端末に対して警告を行うこととなり、煩わしい。
【0005】
本発明は、一定条件下において全ての運転操作が可能なレベル3以上の自動運転が可能な車両において、特定の携帯端末のみに所定の通知を行うことが可能な車両用通知システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る車両用通知システムは、一定条件下において全ての運転操作を行う自動運転が可能な車両における運転席の周辺に設けられ、携帯端末を設置可能に構成された端末設置部と、前記端末設置部に設置された携帯端末を検出した場合に、前記自動運転を許可すると共に、自動運転状態において所定の条件を満たす場合に前記携帯端末に通知を行う制御部と、を有する。
【0007】
請求項1に係る車両用通知システムでは、一定条件下において全ての運転操作が可能な車両における運転席の周辺に端末設置部が設けられており、端末設置部は携帯端末が設置可能に構成されている。また、制御部は、端末設置部に設置された携帯端末を検出した場合に、自動運転を許可すると共に、自動運転状態において所定の条件を満たす場合に携帯端末に通知を行う。これにより、車室内に複数の携帯端末が存在する場合であっても、端末設置部に設置された携帯端末のみに対して通知を行うことができる。また、端末設置部に携帯端末が設置されるまでの間、自動運転が許可されないようにすることで、自動運転状態で通知対象の携帯端末が存在しないといった状況を回避できる。
【0008】
請求項2に係る車両用通知システムは、請求項1において、制御部は、前記携帯端末に搭載されたカメラで撮影された画像を取得し、取得した前記画像に基づいて乗員の覚醒度が所定レベル以上である場合に前記自動運転状態の継続を許可する。
【0009】
請求項2に係る車両用通知システムでは、携帯端末に搭載されたカメラで撮影された画像に基づいて乗員の覚醒度を判断するため、自動運転状態において乗員が俯いて携帯端末を操作している場合であっても、乗員の顔を撮影することができる。すなわち、車両のインストルメントパネルなどに設置されたカメラを用いる構成と比較して、効果的に乗員の顔を撮影できる。
【0010】
請求項3に係る車両用通知システムは、請求項1において、前記制御部は、前記画像に基づいて乗員の覚醒度が所定レベル未満である場合、及び乗員の覚醒度が判定できなかった場合の少なくとも一方の場合に、乗員へ警告を行う。
(【0011】以降は省略されています)
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