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公開番号2024142632
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054855
出願日2023-03-30
発明の名称データ通信装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20241003BHJP(信号)
要約【課題】データ解析等に適したプローブデータを生成する。
【解決手段】データ通信装置10は、カメラ12およびレーダ13から、物標の挙動に関する物理量を含むセンサデータを第1周期で取得する取得部111と、取得部111により取得されたセンサデータに基づきプローブデータを生成する生成部112と、生成部112により生成されたプローブデータを第1周期よりも長い第2周期で送信する送信部113と、を備える。生成部112は、第2周期の間に取得部111により第1周期で取得された複数のセンサデータのそれぞれに含まれる物理量の差分値を算出し、算出した差分値に基づき生成した物標の挙動を示す挙動情報を、プローブデータに格納する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の周囲の物標を検出する車載センサと、
前記車載センサから、前記物標の挙動に関する物理量を含むセンサデータを第1周期で取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記センサデータに基づきプローブデータを生成する生成部と、
前記生成部により生成された前記プローブデータを前記第1周期よりも長い第2周期で送信する送信部と、を備え、
前記生成部は、前記第2周期の間に前記取得部により前記第1周期で取得された複数の前記センサデータのそれぞれに含まれる前記物理量の差分値を算出し、算出した前記差分値に基づき生成した前記物標の挙動を示す挙動情報を、前記プローブデータに格納することを特徴とするデータ通信装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1記載のデータ通信装置において、
前記生成部は、前記第2周期の間に前記取得部により前記第1周期で取得された前記複数の前記センサデータに、第1センサデータと、該第1センサデータの次に取得された第2センサデータと、該第2センサデータの次に取得された第3センサデータとが含まれるとき、前記第1センサデータに含まれる前記物理量と、前記第1センサデータに含まれる前記物理量から前記第2センサデータに含まれる前記物理量を差し引いて得られる前記差分値と、前記第1センサデータに含まれる前記物理量から前記第2および第3センサデータに含まれる前記物理量を差し引いて得られる前記差分値とに基づいて、前記第2周期の間の前記物標の挙動を示す前記挙動情報を生成し、該挙動情報を前記プローブデータに格納することを特徴とするデータ通信装置。
【請求項3】
請求項1記載のデータ通信装置において、
前記車載センサにより複数の物標が検出されたとき、前記複数の物標それぞれに対応した前記センサデータに基づいて、前記複数の物標それぞれに対する優先度を算出する優先度算出部をさらに備え、
前記生成部は、前記優先度算出部により算出された前記優先度に従って前記複数の物標から所定数の物標を抽出し、前記第2周期の間における前記所定数の物標それぞれの挙動を示す前記挙動情報を生成し、前記所定数の物標それぞれに対応した前記挙動情報を前記プローブデータに格納することを特徴とするデータ通信装置。
【請求項4】
請求項1記載のデータ通信装置において、
前記車載センサにより複数の物標が検出されたとき、前記複数の物標それぞれに対応した前記センサデータに基づいて、前記複数の物標それぞれに対する優先度を算出する優先度算出部をさらに備え、
前記生成部は、前記第2周期の間における前記複数の物標それぞれの挙動を示す前記挙動情報を生成し、前記複数の物標それぞれに対応した前記挙動情報を、前記優先度算出部により算出された前記優先度に従った順で前記プローブデータに格納することを特徴とするデータ通信装置。
【請求項5】
請求項3または4記載のデータ通信装置において、
前記優先度算出部は、前記取得部により取得された前記センサデータに含まれる前記物標の位置情報に基づき前記優先度を算出することを特徴とするデータ通信装置。
【請求項6】
請求項1記載のデータ通信装置において、
前記生成部は、前記第1周期ごとに、前記物標の種別と前記物標を検出した前記車載センサの識別情報とを示すステータス情報と、前記ステータス情報に変更があったか否かを示す更新フラグとを生成し、前記ステータス情報と前記更新フラグとを前記プローブデータにさらに格納し、
前記生成部はさらに、前記更新フラグが前記ステータス情報に変更がないことを示すとき、前記プローブデータに前記ステータス情報を格納しないことを特徴とするデータ通信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プローブデータを送信するデータ通信装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、プローブカーなどの移動体から受信した位置情報などのセンサデータを、記憶手段に蓄積するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の装置では、記憶容量を抑制するように、移動体から受信したセンサデータの中から、移動体の速さに応じて決定したサンプリング周期に基づいて記憶対象とするセンサデータを抽出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許2011-192198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載の装置のようにサンプリング周期を変更するようにしたのでは、データ解析等に必要な情報を精度よく取得できないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様であるデータ通信装置10は、車両の周囲の物標を検出する車載センサと、車載センサから、物標の挙動に関する物理量を含むセンサデータを第1周期で取得する取得部と、取得部により取得されたセンサデータに基づきプローブデータを生成する生成部と、生成部により生成されたプローブデータを第1周期よりも長い第2周期で送信する送信部と、を備える。生成部は、第2周期の間に取得部により第1周期で取得された複数のセンサデータのそれぞれに含まれる物理量の差分値を算出し、算出した差分値に基づき生成した物標の挙動を示す挙動情報を、プローブデータに格納する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、データ解析等に適したプローブデータを生成する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係る情報処理装置を備えるシステムの構成の一例を示す図。
本発明の実施形態に係るデータ通信装置の要部構成を示すブロック図。
プローブデータのデータ構造の一例を示す図。
センサ物標プローブ情報の一例を示す図。
PF物標プローブ情報の一例を示す図。
図2の演算部で実行される処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図6を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る車載装置(以下、データ通信装置と呼ぶ。)を備えるシステムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、システム1は、データ通信装置10と、サーバ装置30とを備える。データ通信装置10は、車両20に搭載される。車両20には、複数の車両20-1,20-2,・・・,20-nが含まれる。なお、車両20は、手動運転車両であってもよいし、自動運転車両であってもよい。また、車両20には、車種やグレードが異なる車両が含まれていてもよい。データ通信装置10は、通信網2を介してサーバ装置30と通信可能に構成される。データ通信装置10は、車両20に搭載された各種センサにより検出された情報(以下、センサデータと呼ぶ。)に基づき生成したプローブデータを、通信網2を介してサーバ装置30に送信する。サーバ装置30は、車両20から送信されるプローブデータを収集してデータ解析を行う。サーバ装置30は、データ解析の結果を用いて、例えば、車両20が走行する道路の渋滞状況などを示す交通情報を認識したり車両20の外界状況を認識したりする。さらに、サーバ装置30は、その認識結果をユーザに提供(配信)する。
【0009】
通信網2には、インターネット網や携帯電話網等に代表される公衆無線通信網だけでなく、所定の管理地域ごとに設けられた閉鎖的な通信網、例えば無線LAN、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等も含まれる。
【0010】
図2は、本実施形態に係るデータ通信装置10の要部構成を示すブロック図である。データ通信装置10は、電子制御ユニット(ECU)11と、カメラ12と、レーダ13と、MPU(Map Positioning Unit)14とを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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