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公開番号2025102423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219863
出願日2023-12-26
発明の名称車両の室内構造
出願人ソニー・ホンダモビリティ株式会社,本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60R 11/02 20060101AFI20250701BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の室内構造を提供する。
【解決手段】車両の室内構造は、ルーフコンソール10と、エキサイター40と、を備える。ルーフコンソール10は車室内の天井部に配置される。エキサイター40は、音響信号に応じた振動を生成する。ルーフコンソール10は、入出力機器を実装するコンソール本体13と、コンソール本体13の車室内に臨む側を覆う硬質樹脂製のコンソールパネル14と、を備える。エキサイター40は、コンソールパネル14に取り付けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車室内の天井部に配置されるルーフコンソールと、
音響信号に応じた振動を生成するエキサイターと、を備え、
前記ルーフコンソールは、
入出力機器を実装するコンソール本体と、
前記コンソール本体の車室内に臨む側を覆う硬質樹脂製のコンソールパネルと、を備え、
前記エキサイターは、前記コンソールパネルに取り付けられていることを特徴とする車両の室内構造。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記エキサイターは、前記コンソールパネルの略平板部の上面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両の室内構造。
【請求項3】
前記エキサイターは、前記コンソールパネルのうちの、車体のルーフパネルと前記コンソール本体のいずれにも固定されない自由端領域に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両の室内構造。
【請求項4】
前記自由端領域は、上面視において外縁部が略円弧状に形成され、
前記エキサイターは、略円弧状の前記外縁部から離間した位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の車両の室内構造。
【請求項5】
前記エキサイターは、信号電流を振動に変換するボイスコイルを備え、
前記ボイスコイルに接続される配線の中途部は、車体のルーフパネルに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の室内構造。
【請求項6】
前記エキサイターは、車室内の前席の上方の車幅方向の略中央位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の室内構造。
【請求項7】
前記ルーフコンソールは、非常時に上方に押し上げ操作される緊急スイッチを備え、
前記緊急スイッチは、前記エキサイターが取り付けられる前記コンソールパネルの前記略平板部に対して上方に窪んだ位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の車両の室内構造。
【請求項8】
前記ルーフコンソールは、車室内を撮像するカメラと、車室内の前席近傍を照射するマップランプと、をさらに備え、
前記ルーフコンソールには、前記カメラと前記マップランプと前記エキサイターとが車両前方からこの順に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の室内構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、天井部に音響用のエキサイターを備えた車両の室内構造に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車両の室内の音響環境を良好にするために、スピーカー等の音源を車室内の複数個所に設置した車両が提案されている。しかし、車両の室内の音源を設置できる部位はサイドドアの内側やピラー等に限られており、良好な音響空間を形成し得る音源の設置部位の確保が課題となっている。
【0003】
この対策として、室内の天井部にエキサイター(サウンドエキサイター)を設置し、エキサイターの生成振動により、天井部に設置した専用の支持板や、内装材自体を振動させるものが案出されている(例えば、特許文献1,2参照)。
【0004】
特許文献1に記載の車両の室内構造は、天井部の内装材の裏側(上方側)に支持板を設置し、その支持板にエキサイターを取り付けている。この室内構造では、エキサイターは、生成振動によって支持板を振動させ、天井部において室内に音響振動を響かせる。このため、この室内構造では、専用の振動板(コーン)が不要になり、音源が室内空間を大きく圧迫することがなくなる。
【0005】
特許文献2に記載の車両の室内構造は、ウレタンや発泡樹脂等からなる天井部の内装材の下面にカプラを介してエキサイターが取り付けられている。この室内構造では、エキサイターは、生成振動によって内装材自体を振動させ、天井部において室内に音響振動を響かせる。この場合も、専用の振動板(コーン)が不要になるため、音源が室内空間を大きく圧迫することがなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-160781号公報
特開2006-180368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の車両の室内構造は、エキサイターの生成振動によって振動させる支持板が天井部の内装材の裏側(上方側)に設置されているため、内装材が支持板から室内空間への音響振動の伝達を妨げることになり、支持板の音響振動を効率良く車両の室内に響かせることができない。
【0008】
また、特許文献2に記載の車両の室内構造は、エキサイターの生成振動によって振動させる対象がウレタンや発泡樹脂等からなる天井部の内装材であるため、振動部が車両の室内に直接臨むようになるものの、内装材の材質特性から良質の音響振動を得ることが難しい。
【0009】
そこで本発明は、音源が室内空間を大きく圧迫するのを抑制でき、かつ、天井部において良質の音響振動を響かせることができる車両の室内構造を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る車両の室内構造は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、本発明に係る車両の室内構造は、車室内の天井部に配置されるルーフコンソール(例えば、実施形態のルーフコンソール10)と、音響信号に応じた振動を生成するエキサイター(例えば、実施形態のエキサイター40)と、を備え、前記ルーフコンソールは、入出力機器を実装するコンソール本体(例えば、実施形態のコンソール本体13)と、前記コンソール本体の車室内に臨む側を覆う硬質樹脂製のコンソールパネル(例えば、実施形態のコンソールパネル14)と、を備え、前記エキサイターは、前記コンソールパネルに取り付けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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