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公開番号
2024159989
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2024150850,2022140028
出願日
2024-09-02,2019-07-31
発明の名称
吸湿発熱性生地の製造方法
出願人
倉敷紡績株式会社
代理人
弁理士法人池内アンドパートナーズ
主分類
D04B
1/14 20060101AFI20241031BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】コットン生地の吸湿発熱性を向上し、かつ身体への密着性もよく、さらに着心地の良さと共に、肌にやさしい吸湿発熱性衣料を提供する。
【解決手段】本発明の吸湿性生地及び吸湿性衣料は、吸湿発熱加工したセルロース系繊維(a1)と吸湿発熱加工していないセルロース系繊維(a2)を含む混紡紡績糸(A)と、吸湿発熱加工していないセルロース系繊維で構成される紡績糸(B1)を含み、生地を100質量%としたとき、吸湿発熱加工したセルロース系繊維(a1)は5~40質量%である。さらに弾性糸(C)を3~15質量%含んでもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
吸湿発熱加工したセルロース系繊維(a1)と吸湿発熱加工していないセルロース系繊維(a2)を含む混紡紡績糸(A)と、吸湿発熱加工していないセルロース系繊維で構成される紡績糸(B1)を含む吸湿発熱性生地であって、
前記生地を100質量%としたとき、前記吸湿発熱加工したセルロース系繊維(a1)は5~40質量%であることを特徴とする吸湿発熱性生地。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
吸湿発熱加工したセルロース系繊維(a1)と吸湿発熱加工していないセルロース系繊維(a2)を含む混紡紡績糸(A)と、吸湿発熱加工していないセルロース系繊維で構成される紡績糸(B)と、弾性糸(C)を含む吸湿発熱性生地であって、
前記生地を100質量%としたとき、前記吸湿発熱加工したセルロース系繊維(a1)は5~40質量%であることを特徴とする吸湿発熱性生地。
【請求項3】
吸湿発熱加工したセルロース系繊維(a1)と吸湿発熱加工していないセルロース系繊維(a2)を含む混紡紡績糸(A)と、吸湿発熱加工していないセルロース系繊維で構成される紡績糸(B)と、弾性糸(C)を含む吸湿発熱性生地であって、
前記生地を100質量%としたとき、前記吸湿発熱加工したセルロース系繊維(a1)は5~40質量%であり、前記セルロース系繊維の合計量(A+B)は85~97質量%であり、前記弾性糸(C)は3~15質量%含まれていることを特徴とする吸湿発熱性生地。
【請求項4】
前記生地は編み物であり、生地を構成する編み糸割合は、糸3本に対して1~2本は混紡紡績糸であり、残りの糸は吸湿発熱加工していないコットン紡績糸である請求項1~3に記載の吸湿発熱性生地。
【請求項5】
前記生地は丸編み生地であり、単位面積当たりの質量が80~300g/m
2
である請求項1~4のいずれかに記載の吸湿発熱性生地。
【請求項6】
前記弾性糸はポリウレタン糸である請求項2~5のいずれかに記載の吸湿発熱性生地。
【請求項7】
前記弾性糸は、丸編み生地の編み糸にループ糸の添え糸として挿入する請求項2~6のいずれかに記載の吸湿発熱性生地。
【請求項8】
請求項1~7のいずれかに記載の吸湿発熱性生地で縫製したことを特徴とする吸湿発熱性衣料。
【請求項9】
請求項2~7のいずれかに記載の吸湿発熱性生地で縫製した吸湿発熱性衣料であり、弾性糸は身体の周囲方向に配置されていることを特徴とする吸湿発熱性衣料。
【請求項10】
前記衣料はインナー衣料であり、シャツ又はパンツである請求項8又は9に記載の吸湿発熱性衣料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コットン等のセルロース系繊維を主要繊維糸とする吸湿発熱性生地及びこれを用いた吸湿発熱性衣料に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
吸湿発熱性は、乾燥した繊維が湿気(水分)を吸収する際に発熱する性質であり、例えば昼間天日に当てた布団を室内に取り込んで、数時間経過し室温と同じ温度になっていても、人体の皮膚を当てると暖かく感ずる現象として知られている。
【0003】
従来、吸湿発熱性繊維の製造方法として、下記特許文献1には、アクリル系繊維のヒドラジン架橋処理、加水分解処理及びカルボキシル基の塩型への転換からなる高吸放湿性繊維が提案されている。しかし、これらの提案はアクリル系繊維そのものの改質であり、他の繊維に応用することは困難であった。また、芯成分に獣毛繊維を使用し、鞘成分にセルロース繊維などを配置した複合紡績糸を本出願人は提案している(下記特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-089971号公報
特許第3889652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、下着などのインナー衣料としてコットンが見直されており、コットン自体を吸湿発熱することの要求が市場からあるが、従来技術ではこのような要求に応ずることはできなかった。
本発明は、前記従来の問題を解決するため、コットン生地の吸湿発熱性を向上し、かつ身体への密着性もよく、さらに着心地の良さと共に、肌にやさしい吸湿発熱性生地及び吸湿発熱性衣料を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1番目の吸湿発熱性生地は、吸湿発熱加工したセルロース系繊維(a1)と吸湿発熱加工していないセルロース系繊維(a2)を含む混紡紡績糸(A)と、吸湿発熱加工していないセルロース系繊維で構成される紡績糸(B1)を含む吸湿発熱性生地であって、前記生地を100質量%としたとき、前記吸湿発熱加工したセルロース系繊維(a1)は5~40質量%であることを特徴とする。
【0007】
本発明の第2番目の吸湿発熱性生地は、吸湿発熱加工したセルロース系繊維(a1)と吸湿発熱加工していないセルロース系繊維(a2)を含む混紡紡績糸(A)と、吸湿発熱加工していないセルロース系繊維で構成される紡績糸(B)と、弾性糸(C)を含む吸湿発熱性生地であって、前記生地を100質量%としたとき、前記吸湿発熱加工したセルロース系繊維(a1)は5~40質量%であることを特徴とする。さらには、吸湿発熱加工したセルロース系繊維(a1)と吸湿発熱加工していないセルロース系繊維(a2)を含む混紡紡績糸(A)と、吸湿発熱加工していないセルロース系繊維で構成される紡績糸(B)と、弾性糸(C)を含む吸湿発熱性生地であって、前記生地を100質量%としたとき、前記吸湿発熱加工したセルロース系繊維(a1)は5~40質量%であり、前記セルロース系繊維の合計量(A+B)は85~97質量%であり、前記弾性糸(C)は3~15質量%含まれていることを特徴とする。
【0008】
本発明の第1番目の吸湿発熱性衣料は、前記第1番目の吸湿発熱性生地で縫製した衣料である。
本発明の第2番目の吸湿発熱性衣料は、前記第2番目の吸湿発熱性生地で縫製した衣料であり、弾性糸は身体の周囲方向に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の第1~2番目の吸湿発熱性生地及び第1~2番目の衣料は、前記吸湿発熱加工したセルロース系繊維を5~40質量%含むことにより、コットン生地の吸湿発熱性を向上し、かつ身体への密着性もよく、さらに着心地の良さと共に、肌にやさしい吸湿発熱性生地及び吸湿発熱性衣料を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態におけるインナー衣料の正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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