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公開番号2024132579
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023043411
出願日2023-03-17
発明の名称両面丸編機
出願人佰龍機械廠股ふん有限公司
代理人TRY国際弁理士法人
主分類D04B 9/08 20060101AFI20240920BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】多色ジャカードの両面編み物の布地の重さ、厚さが従来の丸編機で編み上げたものより軽くて薄くできる両面丸編機を提供する。
【解決手段】両面丸編機であって、編み歯口21と編み歯口に2つの編糸30,31を給糸する少なくとも1つの給糸口22と複数の上編針24と複数の下編針26と選針装置とを含む。2つの編糸は編み歯口内に位置する針引き込み点32に交差し、複数の下編針のそれぞれは選針装置によって制御されて2つの針引き込み状態を備え、複数の下編針のそれぞれは2つの針引き込み状態のそれぞれにおいて糸引っ掛け点261を備え、2つの糸引っ掛け点の編み歯口における位置は異なり、2つの糸引っ掛け点と針引き込み点の間の距離は異なり、複数の下編針のそれぞれは2つの糸引っ掛け点の一方において2つの編糸を牽引して、2つの編糸のカレントの相対位置で今回は通常テリー編みか逆テリー編みでループを形成させるように決定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
編み歯口と、前記編み歯口に2つの編糸を給糸する少なくとも1つの給糸口と、少なくとも1つの上編針カムと、前記少なくとも1つの上編針カムによってガイドされる複数の上編針と、少なくとも1つの下編針カムと、前記少なくとも1つの下編針カムによってガイドされる複数の下編針とを含み、前記2つの編糸は前記編み歯口内に位置する針引き込み点に交差する両面丸編機において、
前記両面丸編機は、選針装置を備え、前記複数の下編針のそれぞれは前記選針装置によって制御されて2つの針引き込み状態を備え、前記複数の下編針のそれぞれは、前記2つの針引き込み状態のそれぞれにおいて糸引っ掛け点を備え、2つの前記糸引っ掛け点の前記編み歯口における位置は異なり、2つの前記糸引っ掛け点と前記針引き込み点の間の距離は異なり、前記複数の下編針のそれぞれは、2つの前記糸引っ掛け点の一方において前記2つの編糸を牽引して、前記2つの編糸のカレントの相対位置で、今回は通常テリー編みか逆テリー編みでループを形成させるように決定することを特徴とする両面丸編機。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記両面丸編機は、少なくとも2つの給糸口を備え、少なくとも2つの前記給糸口のそれぞれは、前記編み歯口に前記2つの編糸を給糸し、少なくとも2つの前記給糸口によって前記編み歯口に給糸される複数の編糸の色は互いに異なることを特徴とする請求項1に記載の両面丸編機。
【請求項3】
前記複数の下編針のそれぞれは、第1ハーフステッチ位置を備え、前記複数の上編針のそれぞれは、第2ハーフステッチ位置を備え、前記複数の下編針のそれぞれは、前記2つの針引き込み状態のそれぞれにおいて、前記第1ハーフステッチ位置から針引き込みを開始する第1針引き込み起始点を備え、前記複数の上編針のそれぞれは、前記第2ハーフステッチ位置から針引き込みを開始する第2針引き込み起始点を備え、前記第2針引き込み起始点の前記編み歯口における位置は、2つの前記第1針引き込み起始点の前記編み歯口における位置の間にあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の両面丸編機。
【請求項4】
前記2つの編糸のそれぞれは、給糸経路を備え、前記2つの給糸経路は異なり、前記2つの給糸経路の2つの延長線は、前記針引き込み点に交差することを特徴とする請求項3に記載の両面丸編機。
【請求項5】
前記複数の下編針のそれぞれは、前記2つの針引き込み状態のそれぞれにおいて第1ループ解消点を備え、前記複数の上編針のそれぞれは、運動時に第2ループ解消点を備え、前記複数の上編針の前記第2ループ解消点に入るタイミングは、前記複数の下編針の前記第1ループ解消点に入るタイミングより早いことを特徴とする請求項4に記載の両面丸編機。
【請求項6】
前記複数の下編針のそれぞれは、前記2つの針引き込み状態のそれぞれにおいて第1ループ解消点を備え、前記複数の上編針のそれぞれは、運動時に第2ループ解消点を備え、前記複数の上編針の前記第2ループ解消点に入るタイミングは、前記複数の下編針の前記第1ループ解消点に入るタイミングより早いことを特徴とする請求項1又は2に記載の両面丸編機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、両面丸編機に関し、特に、両面編み物を編む時に先染めジャカードを実施できる丸編機である。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来の丸編機の設計では、両面編み物を多色で実施する場合、編んでから染めるのが一般的である。先染めジャカードで実施する場合、当該両面編み物の布地の重さと厚さは明らかに商用利用可能な布地の要件に合致しない。具体的に言えば、従来の丸編機において先染めジャカードを行う場合、給糸口から色糸を給糸する方式で実施する必要があり、4色ジャカードを実現する場合には、一つの編み工程で4つの給糸口を通過するため、当該両面編み物には上記の問題が生じる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の主な目的は、従来の丸編機構造において実施される先染めジャカード両面編み物には布地の厚さと重さが市場のニーズを満たしにくいという課題を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、上記の目的を達成するために、編み歯口と、当該編み歯口に2つの編糸を給糸する少なくとも1つの給糸口と、少なくとも1つの上編針カムと、当該少なくとも1つの上編針カムによってガイドされる複数の上編針と、少なくとも1つの下編針カムと、当該少なくとも1つの下編針カムによってガイドされる複数の下編針と、選針装置とを含む両面丸編機を提供する。当該2つの編糸は当該編み歯口内に位置する針引き込み点に交差し、当該複数の下編針のそれぞれは当該選針装置によって制御されて2つの針引き込み状態を備え、当該複数の下編針のそれぞれは、当該2つの針引き込み状態のそれぞれにおいて糸引っ掛け点を備え、2つの当該糸引っ掛け点の当該編み歯口における位置は異なり、2つの当該糸引っ掛け点と当該針引き込み点の間の距離は異なり、当該複数の下編針のそれぞれは、2つの当該糸引っ掛け点の一方において当該2つの編糸を牽引して、当該2つの編糸のカレントの相対位置で、今回は通常テリー編みか逆テリー編みでループを形成させるように決定する。
【0005】
一実施例において、当該両面丸編機は、2つの給糸口を備え、2つの当該給糸口のそれぞれは、当該編み歯口に当該2つの編糸を給糸し、2つの当該給糸口によって当該編み歯口に給糸される複数の編糸の色は互いに異なる。
【0006】
一実施例において、当該複数の下編針のそれぞれは、第1ハーフステッチ位置を備え、当該複数の上編針のそれぞれは、第2ハーフステッチ位置を備え、当該複数の下編針のそれぞれは、当該2つの針引き込み状態のそれぞれにおいて、当該第1ハーフステッチ位置から針引き込みを開始する第1針引き込み起始点を備え、当該複数の上編針のそれぞれは、当該第2ハーフステッチ位置から針引き込みを開始する第2針引き込み起始点を備え、当該第2針引き込み起始点の当該編み歯口における位置は、2つの当該第1針引き込み起始点の当該編み歯口における位置の間にある。
【0007】
一実施例において、当該2つの編糸のそれぞれは、給糸経路を備え、当該2つの給糸経路は異なり、当該2つの給糸経路の2つの延長線は、当該針引き込み点に交差する。
【0008】
一実施例において、当該複数の下編針のそれぞれは、当該2つの針引き込み状態のそれぞれにおいて第1ループ解消点を備え、当該複数の上編針のそれぞれは、運動時に第2ループ解消点を備え、当該複数の上編針の当該第2ループ解消点に入るタイミングは、当該複数の下編針の当該第1ループ解消点に入るタイミングより早い。
【発明の効果】
【0009】
本発明を上記のとおりに実施することにより、従来の技術と比べて次の特徴が得られる。本発明では、複数の下編針のそれぞれが選針装置によって制御されて2つの針引き込み状態を備え、複数の下編針のそれぞれの2つの針引き込み状態における糸引っ掛け点の位置が異なることで通常テリー編みでループを形成するか又は逆テリー編みでループを形成することが決定され、さらに、両面編み物を編むプロセスにおいて先染めジャカードが実現される。本発明は、多色ジャカードの両面編み物の布地の重さ、厚さが従来の丸編機で編み上げたものより明らかに軽くて薄く、服装の設計要件により近づける。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の両面丸編機の局所構造の模式図その1である。
図2は、本発明の両面丸編機の局所構造の模式図その2である。
図3は、本発明の両面丸編機の一方の針引き込み状態における実施の模式図である。
図4は、本発明の両面丸編機於の他方の針引き込み状態における実施の模式図である。
図5は、本発明の両面丸編機の局所構造の上面図である。
図6は、本発明の両面丸編機の一方の針引き込み状態における編針軌跡の模式図である。
図7は、本発明の両面丸編機の他方の針引き込み状態における編針軌跡の模式図である。
図8は、本発明の両面丸編機の一実施例の両面編み物の編成の模式図である。
図9は、本発明の両面丸編機の一実施例の編針によって完成された両面編み物の模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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