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公開番号2024136213
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047250
出願日2023-03-23
発明の名称シート製造装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D04H 1/732 20120101AFI20240927BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】堆積部からの材料の飛散を防止または抑制することができるシート製造装置を提供すること。
【解決手段】繊維を含む材料の解繊物を分散し堆積する処理を行う堆積部と、堆積部に存在する解繊物を加湿する加湿部と、堆積部で生じた解繊物の粉塵を捕集する捕集部と、堆積部と加湿部とを接続する第1管路と、堆積部と捕集部とを接続する第2管路と、捕集部と加湿部とを接続する第3管路と、第1管路、第2管路および第3管路内に気流を形成する送風部と、を備え、第1管路を流れる気体の流量をQ1とし、第2管路を流れる気体の流量をQ2とし、第3管路を流れる気体の流量をQ3としたとき、堆積部および加湿部が作動した状態において、Q3>Q1、かつ、Q3≧Q2を満足するよう送風部が作動することを特徴とするシート製造装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
繊維を含む材料の解繊物を分散し堆積する処理を行う堆積部と、
前記堆積部に存在する前記解繊物を加湿する加湿部と、
前記堆積部で生じた前記解繊物の粉塵を捕集する捕集部と、
前記堆積部と前記加湿部とを接続する第1管路と、
前記堆積部と前記捕集部とを接続する第2管路と、
前記捕集部と前記加湿部とを接続する第3管路と、
前記第1管路、前記第2管路および前記第3管路内に気流を形成する送風部と、を備え、
前記第1管路内を流れる気体の流量をQ1とし、前記第2管路内を流れる気体の流量をQ2とし、前記第3管路内を流れる気体の流量をQ3としたとき、前記堆積部および前記加湿部が作動した状態において、Q3>Q1、かつ、Q3≧Q2を満足するよう前記送風部が作動することを特徴とするシート製造装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記送風部は、前記第1管路に設けられた第1送風機と、前記第2管路に設けられた第2送風機と、を有する請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項3】
前記堆積部は、前記解繊物を気中に分散する分散部と、前記分散部により分散された前記解繊物を堆積させて堆積物を形成するメッシュ部材と、前記メッシュ部材を前記堆積物と反対側から吸引する吸引部とを有する請求項1に記載のシート製造装置。
【請求項4】
前記第2管路は、前記吸引部と前記捕集部とを接続している請求項3に記載のシート製造装置。
【請求項5】
加湿部内部の空気流量を調整する大気開放部を備える請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート製造装置。
【請求項6】
Q1/Q3は、0.15以上0.8以下であり、
Q2/Q3は、0.2以上0.7以下である請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート製造装置。
【請求項7】
Q1/Q2は、0.1以上1未満である請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート製造装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、繊維を含む材料を解繊する解繊部と、解繊部で生成された解繊物を堆積させる堆積部と、堆積部で生成された堆積物を加熱加圧して成形する成形部と、を有するシート製造装置が開示されている。堆積部は、解繊物を分散する分散部と、解繊物を堆積するメッシュベルトと、メッシュベルトの下部に設置された吸引部と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6544477号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなシート製造装置では、分散部で分散された解繊物がメッシュベルト上に堆積してウェブを形成するが、分散された解繊物の一部がメッシュベルト上に堆積せずに、粉塵となってメッシュベルト上以外の部分に飛散してしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のシート製造装置は、
繊維を含む材料の解繊物を分散し堆積する処理を行う堆積部と、
前記堆積部に存在する前記解繊物を加湿する加湿部と、
前記堆積部で生じた前記解繊物の粉塵を捕集する捕集部と、
前記堆積部と前記加湿部とを接続する第1管路と、
前記堆積部と前記捕集部とを接続する第2管路と、
前記捕集部と前記加湿部とを接続する第3管路と、
前記第1管路、前記第2管路および前記第3管路内に気流を形成する送風部と、を備え、
前記第1管路内を流れる気体の流量をQ1とし、前記第2管路内を流れる気体の流量をQ2とし、前記第3管路内を流れる気体の流量をQ3としたとき、前記堆積部および前記加湿部が作動した状態において、Q3>Q1、かつ、Q3≧Q2を満足するよう前記送風部が作動する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、本発明の好適な実施形態に係るシート製造装置の構成を示す概略構成図である。
図2は、図1に示すシート製造装置における加湿部、堆積部および捕集部の構成を示す概略構成図である。
図3は、図2に示す加湿部の断面図である。
図4は、図1に示すシート製造装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明のシート製造装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0008】
<第1実施形態>
図1は、本発明の好適な実施形態に係るシート製造装置の構成を示す概略構成図である。図2は、図1に示すシート製造装置における加湿部、堆積部および捕集部の構成を示す概略構成図である。図3は、図2に示す加湿部の断面図である。図4は、図1に示すシート製造装置のブロック図である。
【0009】
以下の説明では、図1および図3中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言うことがある。また、図1中の左側を「上流側」と言い、図1中の右側すなわち製造工程が進む方向を「下流側」と言う。また、図1は、概略構成図であり、シート製造装置100の各部の位置関係、向き、大きさ等は、図示のものに限定されない。
【0010】
図1に示すシート製造装置100は、例えば使用済みのコピー用紙のような古紙を原料M1とし、原料M1をシュレッドして粗砕片M2を得、粗砕片M2を解繊して解繊物M3を得、解繊物M3に添加物を添加、混合して混合物M4を得、この混合物M4を堆積させてウェブWを形成し、ウェブWを加熱加圧して成形し、再生紙であるシートSを生成する装置である。なお、シート製造装置100が生成するものは、再生紙に限定されず、例えば、バージンペーパーや、ブロック状の成形体等であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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