TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024159250
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023075113
出願日
2023-04-28
発明の名称
積層体および包装袋
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B32B
27/00 20060101AFI20241031BHJP(積層体)
要約
【課題】クリーン環境内で使用される物品を包装できる包装材料として好適で、印刷層を備える積層体を提供する。
【解決手段】剥離部と、本体部と、を少なくとも備える積層体であって、剥離部は、本体部から剥離できるように設けられており、剥離部は、樹脂材料を主成分として含有する樹脂層と、該樹脂層上に設けられた印刷層と、を備え、本体部は、積層体の一方の表面層として、ポリオレフィンを主成分として含有する熱融着性樹脂層を少なくとも備える、積層体。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
剥離部と、本体部と、を少なくとも備える積層体であって、
前記剥離部は、前記本体部から剥離できるように設けられており、
前記剥離部は、樹脂材料を主成分として含有する樹脂層と、該樹脂層上に設けられた印刷層と、を備え、
前記本体部は、前記積層体の一方の表面層として、ポリオレフィンを主成分として含有する熱融着性樹脂層を少なくとも備える、
積層体。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記剥離部が、前記樹脂層としての樹脂フィルムと、該樹脂フィルム上に設けられた前記印刷層と、を備える印刷フィルムを備え、前記樹脂フィルムが、ポリオレフィンフィルム、ビニル樹脂フィルム、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルムおよびポリウレタンフィルムから選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記印刷フィルムが、透明蒸着膜をさらに備える、請求項2に記載の積層体。
【請求項4】
前記剥離部が、前記本体部に接する、ヘテロ原子含有樹脂を主成分として含有するヘテロ原子含有樹脂層を備える、請求項1に記載の積層体。
【請求項5】
前記ヘテロ原子含有樹脂が、ポリアミド、エチレン-ビニルアルコール共重合体、ポリエステルおよびポリビニルアルコールから選択される少なくとも1種を含む、請求項4に記載の積層体。
【請求項6】
前記剥離部が、前記印刷層と前記ヘテロ原子含有樹脂層との間に、ポリオレフィンを主成分として含有するポリオレフィン層をさらに備える、請求項4に記載の積層体。
【請求項7】
前記ポリオレフィン層が、前記ポリオレフィンに加えて、変性ポリオレフィンをさらに含有する、請求項6に記載の積層体。
【請求項8】
前記剥離部が、
印刷フィルムと、
ポリオレフィンを主成分として含有する押出樹脂層と、
ヘテロ原子含有樹脂を主成分として含有するヘテロ原子含有樹脂層と、
を備え、
前記印刷フィルムは、前記樹脂層としての樹脂フィルムと、該樹脂フィルム上に設けられた前記印刷層と、を備え、
前記ヘテロ原子含有樹脂層は、前記本体部に接する、
請求項1に記載の積層体。
【請求項9】
前記本体部が、密度が0.909g/cm
3
以下のポリエチレン層と、前記積層体の一方の表面層として、ポリエチレンを主成分として含有する熱融着性樹脂層とを備え、前記本体部における前記ポリエチレン層が、前記剥離部における前記ヘテロ原子含有樹脂層と接している、請求項1に記載の積層体。
【請求項10】
前記積層体が、
印刷フィルムと、
接着層と、
基材と、
を少なくとも備え、
前記印刷フィルムは、前記樹脂層としての樹脂フィルムと、該樹脂フィルム上に設けられた前記印刷層と、を備え、
前記基材は、
ヘテロ原子含有樹脂を主成分として含有するヘテロ原子含有樹脂層と、
密度が0.909g/cm
3
以下のポリエチレン層と、
ポリエチレンを主成分として含有する熱融着性樹脂層と、
をこの順に少なくとも備える、
請求項1に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、積層体および包装袋に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体製品は、埃および塵等の異物が該製品に付着すると品質が低下しえることから、清浄度の高いクリーンルーム等のクリーン環境下で製造または使用されている。このような環境内に物品を持ち込む際には、プラスチックフィルム製の袋内に物品を収容した包装体を、クリーン環境内に持ち込む場合が多い。したがって、半導体製品等の高いクリーン度が要求される物品を収容する包装袋に対しても、高いクリーン性が求められている。
【0003】
包装体は、従来、内袋および外袋を少なくとも備える2重袋を用いて以下のようにして製造されている(例えば、特許文献1参照)。まず内袋の内側に物品を入れ、真空脱気し、内袋の開口部を密封する。次に外袋の内側に該内袋を入れ、真空脱気し、外袋の開口部を密封する。このような2重包装、または必要に応じて3重包装により、物品は包装されている。物品を使用する際には、クリーンルームの前室で外袋を開封し、クリーンな状態の内袋をクリーンルーム内で開封して、物品は取り出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-126437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
2重脱気包装または3重脱気包装により物品を包装する際、脱気包装が複数回行われる。このため、物品包装の作業効率が高くない場合がある。また、包装袋の開封時には、複数回行われる袋の開封が手間である場合がある。また、このような包装袋は、例えば包装袋中の物品の表示等のため、印刷層を備えることが望まれる。
【0006】
本開示の課題は、クリーン環境内で使用される物品を包装できる包装材料として好適で、印刷層を備える積層体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、剥離部と本体部とを備える積層体により包装袋を作製すること、また、該剥離部に印刷層を設けることを検討した。クリーンルームの前室で包装袋の剥離部を剥離することで、クリーンな状態の包装袋をクリーンルーム内に持ち込むことができる。このような知見のもと、本発明者らは、以下の構成を備える積層体により上記課題を解決できることを見出した。
【0008】
本開示の一実施形態の積層体は、剥離部と、本体部と、を少なくとも備え、剥離部は、本体部から剥離できるように設けられており、剥離部は、樹脂材料を主成分として含有する樹脂層と、該樹脂層上に設けられた印刷層と、を備え、本体部は、積層体の一方の表面層として、ポリオレフィンを主成分として含有する熱融着性樹脂層を少なくとも備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、クリーン環境内で使用される物品を包装できる包装材料として好適で、印刷層を備える積層体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図2は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図3は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図4は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図5は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図6は、本開示の包装袋の一実施形態の模式断面図である。
図7は、本開示の包装袋の一実施形態の正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
大日本印刷株式会社
積層体
1日前
大日本印刷株式会社
パウチ
今日
大日本印刷株式会社
コンテンツ表示システム、情報端末、情報処理装置及びプログラム
1日前
大日本印刷株式会社
チャック付き紙容器
今日
大日本印刷株式会社
ICカード、半導体チップ、内部状態復元方法およびコンピュータプログラム
2日前
大日本印刷株式会社
高周波部品及びその製造方法
3日前
大日本印刷株式会社
転写フィルム及びバリア性積層体
1日前
大日本印刷株式会社
リードフレーム及びその製造方法
3日前
大日本印刷株式会社
ポリエチレン多層基材、印刷基材、積層体及び包装材料
1日前
大日本印刷株式会社
ポリエチレン多層基材、印刷基材、積層体及び包装材料
1日前
大日本印刷株式会社
ポリエチレン多層基材、印刷基材、積層体及び包装材料
1日前
大日本印刷株式会社
電子ペーパー用保護フィルム、及びこれを用いた電子ペーパー
今日
大日本印刷株式会社
多層基材、該多層基材を備える多層フィルム、該多層フィルムを備える積層体および該積層体を備える包装材料
1日前
東レ株式会社
積層体
8か月前
東レ株式会社
積層体
8か月前
東レ株式会社
積層体
23日前
東レ株式会社
積層体
7か月前
東レ株式会社
積層体
7か月前
東レ株式会社
積層体
4か月前
東レ株式会社
フィルム
4か月前
東レ株式会社
積層構造体
8日前
東レ株式会社
多層成形品
8か月前
個人
生地
10か月前
アイカ工業株式会社
化粧板
4か月前
アイカ工業株式会社
化粧板
5か月前
東レ株式会社
積層フィルム
8か月前
東レ株式会社
積層フィルム
10か月前
三菱ケミカル株式会社
積層体
10か月前
三菱ケミカル株式会社
積層体
11か月前
東洋紡株式会社
離型フィルム
9か月前
東洋紡株式会社
離型フィルム
9か月前
三菱ケミカル株式会社
積層体
11か月前
三菱ケミカル株式会社
積層体
11か月前
セーレン株式会社
導電性編物
9か月前
東ソー株式会社
蓋材用フィルム
2か月前
三菱製紙株式会社
離型フィルム
9か月前
続きを見る
他の特許を見る