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公開番号2024158681
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074073
出願日2023-04-28
発明の名称ヒューズ保護装置及びこれを備えた火災受信機
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人,個人
主分類H01H 85/20 20060101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ヒューズ管を絶縁状態を維持したままヒューズ管固定端子からの着脱を可能とし、また、ヒューズ管を取り外すことなくヒューズ管固定端子から取り外してヒューズ管を露出状態とすることを可能とする。
【解決手段】ヒューズ保護装置10は、回路基板16上に配置されたヒューズ管固定端子18に着脱自在に保持されたヒューズ管20を保護する。ヒューズ保護装置10は、箱形の装置本体12、取っ手14、嵌合爪部22、ヒューズ管押え部24を備える。ヒューズ管20をヒューズ保護装置10に保持してヒューズ管固定端子18に接続し、その周囲を囲んで保護する。ヒューズ保護装置10が取り外されると、ヒューズ管固定端子18にヒューズ管20が残る。ヒューズ管固定端子18からヒューズ管20を取り外す場合は、装置本体12の長手方向の側壁12aを指で両側から押さえてヒューズ管20の保持力を増加させることで取出し可能となる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回路基板上に配置されたヒューズ管固定端子に着脱自在に保持されたヒューズ管を保護するヒューズ保護装置であって、
前記回路基板の基板面側となる下側に開口し、前記ヒューズ管が保持された前記ヒューズ管固定端子の外側を覆って前記回路基板上に配置される箱形の装置本体と、
前記装置本体の上面に形成された取っ手と、
前記装置本体の内部に形成され、前記装置本体が前記ヒューズ管固定端子に保持されたヒューズ管に装着される際に、前記ヒューズ管のガラス管部を着脱自在に保持する嵌合爪部と、
を備え、
前記装置本体は、前記ヒューズ管固定端子による前記ヒューズ管の保持力よりも前記嵌合爪部による前記ヒューズ管の保持力が小さくなるように構成され、前記回路基板から取り外されるときに、前記ヒューズ管固定端子に前記ヒューズ管を残すことを特徴とするヒューズ保護装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1記載のヒューズ保護装置において、
前記嵌合爪部は、前記ヒューズ管のガラス管部を軸方向の2個所に形成され、
前記装置本体は、前記2個所の嵌合爪部の間となる内部上面に形成されたヒューズ管押え部を備え、
前記ヒューズ管押え部は、前記嵌合爪部が前記ヒューズ管のガラス管部を保持する際に、前記ガラス管部の当接を受けて前記ヒューズ管を位置決めすることを特徴とするヒューズ保護装置。
【請求項3】
請求項1記載のヒューズ保護装置において、
前記装置本体は、
人的操作で変形可能な軟質であって絶縁性を有する材質で形成され、
前記嵌合爪部が形成された側壁の厚みが、前記ヒューズ管固定端子による前記ヒューズ管の保持力よりも前記嵌合爪部による前記ヒューズ管の保持力が小さくなる所定の厚みに設定されたことを特徴とするヒューズ保護装置。
【請求項4】
請求項1記載のヒューズ保護装置において、
前記装置本体は、長手方向側壁の両側を挟む操作により変形して前記嵌合爪部による前記ヒューズ管の保持力を増加させ、前記長手方向側壁の両側を挟んで前記回路基板から取り外す操作により前記ヒューズ管固定端子から前記ヒューズ管を取外し可能であることを特徴とするヒューズ保護装置。
【請求項5】
請求項1記載のヒューズ保護装置において、
前記嵌合爪部は、
前記ヒューズ管のガラス管部の外径に対応した所定の第1間隔を介して前記装置本体の長手方向側壁の相対する内側面に板状に張出して形成された爪基部と、
前記ヒューズ管のガラス管部の外径より小さい所定の第2間隔を介して前記装置本体の長手方向側壁の相対する内面に前記爪基部に続いて張出形成された矩形爪部と、
で形成され、
前記矩形爪部の下端の相対するコーナー部に、前記ヒューズ管が前記回路基板に取り付けられる際に前記ガラス管部への押し当てを受けて広がるための入口傾斜面が形成され、
前記矩形爪部の上端のコーナー部に、前記爪基部の間に前記ヒューズ管のガラス管部を保持すると共に、前記ヒューズ管が前記回路基板から取り外される際に前記ガラス管部の押し当てを受けて広がるための出口傾斜面が形成されたことを特徴とするヒューズ保護装置。
【請求項6】
請求項1記載のヒューズ保護装置を備えた火災受信機であって、
前記回路基板は、前記火災受信機の内部に、板面が略鉛直方向に設置されたことを特徴とする火災受信機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板上に配置されたヒューズ管固定端子に着脱自在に保持されたヒューズ管を保護するヒューズ保護装置及びこれを備えた火災受信機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、火災受信機等の筐体内に配置されている回路基板にはヒューズが実装されている。即ち、回路基板上の電源ラインの入力部に、ヒューズ管固定端子が配置され、ヒューズ管固定端子にヒューズ管が保持されている。
【0003】
ところで、回路基板上に配置されたヒューズ固定端子に保持されたヒューズ管は、火災受信機等の点検時に作業者が容易に触れることができることから、ヒューズ固定端子には安全性を確保するために絶縁性のヒューズ保護カバーが装着されている。
【0004】
しかしながら、従来のヒューズ保護カバーは、基板面側が開口したシリコンゴムなどで作られた袋状のカバーであり、ヒューズ管がはめ込まれたヒューズ管固定端子に一度装着されると取外しが困難な形状であり、また、ヒューズ保護カバーの取り外しは無通電状態で行う必要がある。さらに、ヒューズ保護カバーを取り外してヒューズ管固定端子からヒューズ管を指で取り外すことが困難であることから、ヒューズ管の取外しに専用の治具や工具を必要としている。
【0005】
一方、回路基板上に配置されたヒューズ管固定端子に対し、ヒューズ管を着脱自在に保持したヒューズホルダーが知られている(特許文献1)。
【0006】
このような従来のヒューズホルダーは、回路基板側に開口した箱形の筐体内に、例えば、2本のヒューズ管を着脱自在に保持しており、回路基板上のヒューズ管固定端子に覆い被せるように装着されることで、ヒューズホルダー内に保持されているヒューズ管をヒューズ管固定端子に嵌め入れて電気的に接続することができる。また、ヒューズホルダーは、回路基板からを取り外されるときに、ヒューズ管をヒューズホルダー内に保持した状態でヒューズ管固定端子から取り外すことができ、ヒューズ管の取外しに専用の治具や工具を必要としない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2000-315452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来のヒューズホルダーにあっては、例えば、回路基板の通電状態でヒューズ管の状態を確認する場合、ヒューズホルダーが回路基板から取り外されると、ヒューズ管も一緒にヒューズ管固定端子から取り外されて二次側が無通電状態となってしまい、回路基板の通電状態でヒューズ管の状態を確認することができないという問題がある。
【0009】
このため、従来のヒューズホルダーは、筐体内に保持しているヒューズ管の状態を外部から視認するための開口が設けられているが、開口の大きさは構造上の制約があるため、ヒューズ管固定端子を露出状態としてヒューズ管を外部から視認する場合に比べ、ヒューズ管の状態が視認しづらいといった問題がある。
【0010】
また、ヒューズ管固定端子は、回路基板上に配置され上部に二股に開いた板ばねホルダーで構成されているため、ヒューズホルダー内のヒューズ管の保持にあっては、ヒューズ管固定端子によるヒューズ管の保持力よりも強い保持力でホルダー内にヒューズ管を着脱自在に保持していることから、ホルダー側のヒューズ管保持構造が堅牢な構造となり、ヒューズホルダーに対するヒューズ管の取付けと取外しに、専用の工具や治具を必要とするという問題がある。
(【0011】以降は省略されています)

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