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公開番号
2024158338
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073465
出願日
2023-04-27
発明の名称
撮像装置
出願人
浜松ホトニクス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
25/44 20230101AFI20241031BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】煩雑な制御をすることなく任意の関心領域の信号を読み出すことができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置1は、第1の撮像部21と、第2の撮像部22と、第1の撮像部21の被読出領域に含まれる各行及び第2の撮像部22の被読出領域に含まれる各行を選択する行選択部3と、第1の撮像部21の被読出領域の各行から読み出された電気信号と第2の撮像部22の被読出領域の各行から読み出された電気信号とが交互に蓄積されてなる第1データを生成する蓄積部8と、第1の撮像部の被読出領域から読み出された電気信号を第1の撮像部21の被読出領域に対応する位置に、第2の撮像部22の被読出領域から読み出された電気信号を第2の撮像部22の被読出領域に対応する位置に、それぞれ並び替えることにより第2データを生成する並替部9と、第2データから関心領域REに対応する第3データを抽出する抽出部10と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1行~第M
1
行(M
1
は2以上の整数)に亘って配列された複数の画素を含む第1の撮像部と、
第1行~第M
2
行(M
2
は2以上の整数)に亘って配列された複数の画素を含み、該第1行が前記第1の撮像部の前記第1行と対向するように配置された第2の撮像部と、
前記第1の撮像部及び前記第2の撮像部の少なくとも一方に亘る関心領域を設定するための入力を受け付ける入力部と、
前記第1の撮像部の一部である被読出領域に含まれる各行、及び前記第2の撮像部の一部である被読出領域に含まれる各行を、前記第1の撮像部及び前記第2の撮像部の双方において昇順か、又は双方において降順にて選択する行選択部と、
前記行選択部により選択された前記第1の撮像部の前記被読出領域の各行から読み出された電気信号と、前記行選択部により選択された前記第2の撮像部の前記被読出領域の各行から読み出された電気信号とが交互に蓄積されてなる第1データを生成する蓄積部と、
前記第1データのうち前記第1の撮像部の前記被読出領域から読み出された電気信号を前記第1の撮像部の前記被読出領域に対応する位置に、前記第1データのうち前記第2の撮像部の前記被読出領域から読み出された電気信号を前記第2の撮像部の前記被読出領域に対応する位置に、それぞれ並び替えることにより第2データを生成する並替部と、
前記第2データから前記関心領域に対応する第3データを抽出する抽出部と、
を備え、
前記関心領域の少なくとも一部が前記第1の撮像部に設定され、少なくとも前記第1の撮像部の前記被読出領域の行番号群は前記関心領域の行番号群に基づいて設定され、
前記第1の撮像部の前記被読出領域の行番号群は、前記第1の撮像部における前記関心領域の行番号群を含む、撮像装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1の撮像部の前記被読出領域の行番号群は、前記第2の撮像部の前記被読出領域の行番号群と一致する、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記関心領域が前記第2の撮像部に設定され、少なくとも前記第2の撮像部の前記被読出領域の行番号群は、前記関心領域の行番号群に基づいて設定され、
前記第2の撮像部の前記被読出領域の行番号群は、前記第2の撮像部における前記関心領域の行番号群を含む、請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記抽出部は、前記第2データの一部を抽出して前記第3データを生成する、請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記抽出部は、前記第2データの全部を抽出して前記第3データを生成する、請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記行選択部は、前記第1の撮像部の前記被読出領域に含まれる各行、及び前記第2の撮像部の前記被読出領域に含まれる各行を、前記第1の撮像部及び前記第2の撮像部の双方において昇順にて選択する、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記行選択部は、前記第1の撮像部と前記第2の撮像部との双方において、共通の指示信号に基づいて同じ番号の行を同時に選択する、請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記第1の撮像部の前記複数の画素、及び前記第2の撮像部の前記複数の画素は、第1列~第L列(Lは2以上の整数)に亘って配列されており、
当該撮像装置は、
前記第1の撮像部の前記被読出領域の各行から読み出された電気信号を第1列から順に読み出す第1の読出回路と、
前記第2の撮像部の前記被読出領域の各行から読み出された電気信号を第1列から順に読み出す第2の読出回路と、
を更に備え、
前記第2の撮像部の前記第1列が、行方向において前記第1の撮像部の前記第1列とは反対側に位置する、請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記入力部は、前記第1の撮像部及び前記第2の撮像部の両方に設定され、前記第1の撮像部及び前記第2の撮像部の双方において前記第1行を含み、行範囲が前記第1の撮像部と前記第2の撮像部とにおいて互いに異なる前記関心領域を少なくとも受け付ける、請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記入力部は、前記第1の撮像部及び前記第2の撮像部のうち一方の撮像部に設定され、前記一方の撮像部において前記第1行を含まない前記関心領域を少なくとも受け付ける、請求項1又は2に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の例示的実施形態は、撮像装置に関するものである。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、撮像装置を開示する。この撮像装置は、被写体像を撮像し、画像信号を出力する撮像手段と、撮像手段の撮像面全体を2つに分割し、任意の1つのエリアを有効撮像エリアとし、有効撮像エリアを上段エリアと下段エリアとに分けて画像信号を同時に読み出す読み出し手段と、上段エリア及び下段エリアから読み出された画像信号を同時に格納する記憶手段と、記憶手段に格納された上段エリア及び下段エリアの画像信号を1つの画像に合成するように順次に読み出す制御手段と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-136578号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
撮像装置では、各画素からの信号の読み出しの高速化のため、撮像面の複数の行を少なくとも2つの行群(撮像部)に分割し、各撮像部の信号を並行して読み出す場合がある。一方、撮像面のうちの任意の領域(関心領域)の信号を選択的に読み出すことも、信号読み出しの高速化のためには有効である。それらの構成を併せて実現しようとする場合、次のような課題が生じる。
【0005】
すなわち、各撮像部間で非対称であるような任意の関心領域を設定することを望まれる場合がある。例えば、或る撮像部には関心領域が含まれるが、他の撮像部には関心領域が含まれないといった場合である。そのような場合、或る撮像部のみから信号を読み出し、他の撮像部からは信号を読み出さないといった煩雑な制御が必要となる。また、特許文献1の撮像装置では、上段エリア及び下段エリアの双方において、シフトレジスタがスイッチ用素子をONにするラインをm方向に順次変えている。この場合、上段エリア及び下段エリアでは共に、画像信号がm方向に沿って読み出されることになるため、上段エリアと下段エリアとの境界において、画像合成の際にずれが生じ得る。
【0006】
本開示は、複数の撮像部の信号を並行して読み出す撮像装置において、煩雑な制御をすることなく任意の関心領域の信号を読み出すことができる撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一側面に係る撮像装置は、[1]「第1行~第M
1
行(M
1
は2以上の整数)に亘って配列された複数の画素を含む第1の撮像部と、第1行~第M
2
行(M
2
は2以上の整数)に亘って配列された複数の画素を含み、該第1行が前記第1の撮像部の前記第1行と対向するように配置された第2の撮像部と、前記第1の撮像部及び前記第2の撮像部の少なくとも一方に亘る関心領域を設定するための入力を受け付ける入力部と、前記第1の撮像部の一部である被読出領域に含まれる各行、及び前記第2の撮像部の一部である被読出領域に含まれる各行を、前記第1の撮像部及び前記第2の撮像部の双方において昇順か、又は双方において降順にて選択する行選択部と、前記行選択部により選択された前記第1の撮像部の前記被読出領域の各行から読み出された電気信号と、前記行選択部により選択された前記第2の撮像部の前記被読出領域の各行から読み出された電気信号とが交互に蓄積されてなる第1データを生成する蓄積部と、前記第1データのうち前記第1の撮像部の前記被読出領域から読み出された電気信号を前記第1の撮像部の前記被読出領域に対応する位置に、前記第1データのうち前記第2の撮像部の前記被読出領域から読み出された電気信号を前記第2の撮像部の前記被読出領域に対応する位置に、それぞれ並び替えることにより第2データを生成する並替部と、前記第2データから前記関心領域に対応する第3データを抽出する抽出部と、を備え、前記関心領域の少なくとも一部が前記第1の撮像部に設定され、少なくとも前記第1の撮像部の前記被読出領域の行番号群は前記関心領域の行番号群に基づいて設定され、前記第1の撮像部の前記被読出領域の行番号群は、前記第1の撮像部における前記関心領域の行番号群を含む、撮像装置」である。
【0008】
上記[1]に記載の撮像装置では、関心領域が第1の撮像部に設定され、少なくとも第1の撮像部の被読出領域の行番号群は、関心領域の行番号群に基づいて設定される。また、第1の撮像部の被読出領域の行番号群は、第1の撮像部における関心領域の行番号群を含む。これにより、関心領域の行番号群を含む被読出領域の行番号群の電気信号を、第1の撮像部の全体から選択的に読み出す。そのうえで、行選択部は、第1の撮像部の被読出領域に含まれる各行、及び第2の撮像部の被読出領域に含まれる各行を、第1の撮像部及び第2の撮像部の双方において昇順か、又は双方において降順にて選択する。これにより、第1の撮像部の行及び第2の撮像部の行から並行して電気信号を読み出すことができる。よって、仮に第1の撮像部のみに関心領域が設定された場合においても、第1の撮像部の行のみから電気信号を読み出し、第2の撮像部の行からは電気信号を読み出さないといった煩雑な制御をする必要がない。つまり、煩雑な制御をすることなく任意の関心領域の電気信号を読み出すことができる。また、蓄積部が第1データを生成することにより、例えば、第1の撮像部の行から読み出された電気信号と第2の撮像部の行から読み出された電気信号とを個別にデータ処理する場合に比べ、処理が容易となり得る。また、並び替え部が第1データを並び替えて第2データを生成し、抽出部が関心領域に対応した第3データを抽出する。これにより、関心領域を任意に設定することができる。更に、行選択方向が双方において昇順か、又は降順であることにより、第1の撮像部における行選択方向と、第2の撮像部における行選択方向とを反対方向とすることができる。これにより、第1の撮像部と第2の撮像部との間の境界線付近での電気信号の読み出しタイミングにずれが生じ難くすることができる。
【0009】
本開示の一側面に係る撮像装置は、[2]「前記第1の撮像部の前記被読出領域の行番号群は、前記第2の撮像部の前記被読出領域の行番号群と一致する、[1]に記載の撮像装置」であってもよい。この場合、第1の撮像部の行及び第2の撮像部の行から並行して電気信号を読み出すにあたって、読み出す行を一致させることができる。これにより、より簡易な制御によって任意の関心領域の電気信号を読み出すことができる。
【0010】
本開示の一側面に係る撮像装置は、[3]「前記関心領域が前記第2の撮像部に設定され、少なくとも前記第2の撮像部の前記被読出領域の行番号群は、前記関心領域の行番号群に基づいて設定され、前記第2の撮像部の前記被読出領域の行番号群は、前記第2の撮像部における前記関心領域の行番号群を含む、[1]又は[2]に記載の撮像装置」であってもよい。この場合、仮に第2の撮像部のみに関心領域が設定された場合においても、第2の撮像部の行のみから電気信号を読み出し、第1の撮像部の行からは電気信号を読み出さないといった煩雑な制御をする必要がない。つまり、煩雑な制御をすることなく任意の関心領域の電気信号を読み出すことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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