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公開番号2024158333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073456
出願日2023-04-27
発明の名称キャップ
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類B65D 47/08 20060101AFI20241031BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内容物の吐出作業を簡易に行うことができるキャップを提供する。
【解決手段】内容物を収容する容器Bの開口部Oに取り付けられるキャップ1であって、開口部Oに取り付けられ、内容物を外部に吐出する吐出口222が設けられたキャップ本体2と、キャップ本体2の外側に揺動可能に取り付けられたアーム部31と、アーム部31の上端側に設けられ吐出口222を開閉可能な蓋板部32と、アーム部31の他端側に設けられ蓋板部32よりも重い重量部33と、を有する蓋体3と、を備え、蓋体3はキャップ本体2に対して重量部33を下方に向けるようにして揺動するキャップ1。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
内容物を収容する容器の開口部に取り付けられるキャップであって、
前記開口部に取り付けられ、前記内容物を外部に吐出する吐出口が設けられたキャップ本体と、
前記キャップ本体の外側に揺動可能に取り付けられたアーム部と、前記アーム部の上端側に設けられ前記吐出口を開閉可能な蓋板部と、前記アーム部の他端側に設けられ前記蓋板部よりも重い重量部と、を有する蓋体と、
を備え、前記蓋体は前記キャップ本体に対して前記重量部を下方に向けるようにして揺動するキャップ。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記キャップ本体は、前記容器の前記開口部に取り付けられる内キャップと、
前記内キャップの外側に対して回転可能に取り付けられ、前記吐出口が設けられているとともに、外側に前記蓋体が揺動可能に取り付けられた外キャップと、
を有し、
前記内キャップには上方に突出するロック部材が設けられ、
前記外キャップには前記ロック部材を挿通可能であり、平面視で円弧状に形成された円弧状溝部が設けられ、
前記外キャップが前記内キャップに対して第1回転位置にある状態においては、前記蓋板部が前記吐出口を閉鎖した状態で前記ロック部材が前記蓋体に当接して前記蓋体の揺動が抑制され、
前記外キャップが前記内キャップに対して前記第1回転位置と異なる第2回転位置にある状態においては、前記ロック部材と前記蓋体との当接が解除されて前記蓋体が揺動可能な状態になる、
請求項1に記載のキャップ。
【請求項3】
前記内キャップから前記外キャップを経て前記吐出口に至る、前記内容物を放出する連通路が形成され、
前記外キャップは前記内キャップに対して近接位置と離間位置との間で進退動作が可能であり、前記外キャップが前記近接位置にある状態においては前記連通路が閉鎖され、前記外キャップが前記離間位置にある状態においては前記連通路が解放されて前記連通路から前記吐出口を経て前記内容物を外部に吐出可能になる請求項2に記載のキャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物を収容する容器の開口部に取り付けられるキャップに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、容器の開口部に取り付けられて使用される種々のキャップが用いられている。
【0003】
こうしたキャップとして、例えば、先端に長いノズルを備え、容器内の収容物を所定の吐出速度で所定の箇所に吐出しやすくしたノズル付きキャップが用いられている(特許文献1参照)。
【0004】
そして、従来、キャップの吐出口に取り付けられる蓋体は、例えばねじを用いた螺合によりキャップに着脱可能に取り付けられるか、またはヒンジを介してキャップに一体的に形成されることにより、吐出口を開閉可能になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-055597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、従来のキャップでは、内容物を吐出する際にその都度蓋体の開閉動作を行わなければならず、吐出作業が煩雑なものになっていた。
【0007】
本発明はこのような問題を解決することを課題とするものであって、内容物の吐出作業を簡易に行うことができるキャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、内容物を収容する容器の開口部に取り付けられるキャップであって、前記開口部に取り付けられ、前記内容物を外部に吐出する吐出口が設けられたキャップ本体と、前記キャップ本体の外側に揺動可能に取り付けられたアーム部と、前記アーム部の上端側に設けられ前記吐出口を開閉可能な蓋板部と、前記アーム部の他端側に設けられ前記蓋板部よりも重い重量部と、を有する蓋体と、を備え、前記蓋体は前記キャップ本体に対して前記重量部を下方に向けるようにして揺動するキャップであることを特徴とする。
【0009】
上記キャップについて、前記キャップ本体は、前記容器の前記開口部に取り付けられる内キャップと、前記内キャップの外側に対して回転可能に取り付けられ、前記吐出口が設けられているとともに、外側に前記蓋体が揺動可能に取り付けられた外キャップと、を有し、前記内キャップには上方に突出するロック部材が設けられ、前記外キャップには前記ロック部材を挿通可能であり、平面視で円弧状に形成された円弧状溝部が設けられ、前記外キャップが前記内キャップに対して第1回転位置にある状態においては、前記蓋板部が前記吐出口を閉鎖した状態で前記ロック部材が前記蓋体に当接して前記蓋体の揺動が抑制され、前記外キャップが前記内キャップに対して前記第1回転位置と異なる第2回転位置にある状態においては、前記ロック部材と前記蓋体との当接が解除されて前記蓋体が揺動可能な状態になることが好ましい。
【0010】
また、上記キャップについて、前記内キャップから前記外キャップを経て前記吐出口に至る、前記内容物を放出する連通路が形成され、前記外キャップは前記内キャップに対して近接位置と離間位置との間で進退動作が可能であり、前記外キャップが前記近接位置にある状態においては前記連通路が閉鎖され、前記外キャップが前記離間位置にある状態においては前記連通路が解放されて前記連通路から前記吐出口を経て前記内容物を外部に吐出可能になることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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