TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024157664
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072142
出願日
2023-04-26
発明の名称
医療用チューブ固定具
出願人
ニプロ株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
A61M
25/02 20060101AFI20241031BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】医療用チューブを確実に保持できると共に、医療用チューブへの装着が容易な固定具を提供する。
【解決手段】実施形態の一例である医療用チューブ固定具1は、カテーテル50を患者の体等の目的とする場所に固定するための可撓性を有する樹脂製の固定具である。医療用チューブ固定具1は、カテーテル50が保持される保持部10と、保持部10にカテーテル50を導入するためのスリット11,12とを備える。スリット11,12は、固定具の左右両側からそれぞれ保持部10にわたって、左右方向に対向しないように形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
医療用チューブを目的とする場所に固定するための医療用チューブ固定具であって、
前記医療用チューブが保持される保持部と、
前記保持部に前記医療用チューブを導入するためのスリットと、
を備え、
前記スリットは、前記医療用チューブ固定具の側面から前記保持部にわたって形成されている、医療用チューブ固定具。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記スリットは、前記医療用チューブ固定具の第1の側面に形成された第1のスリットと、前記第1の側面と対向する第2の側面に形成された第2のスリットとを含み、
前記第1および前記第2のスリットは、前記保持部を介して互いに対向しないように形成されている、請求項1に記載の医療用チューブ固定具。
【請求項3】
前記医療用チューブ固定具は、可撓性を有する樹脂製の部材であり、
前記保持部は、前記医療用チューブを通す孔であって、当該孔の内周面が前記医療用チューブに当接するように形成されている、請求項2に記載の医療用チューブ固定具。
【請求項4】
前記医療用チューブ固定具は、前記保持部が開くように折り曲げ可能に構成されている、請求項3に記載の医療用チューブ固定具。
【請求項5】
前記医療用チューブ固定具は、テープが貼着される天面を有し、
前記天面は、前記スリットが延びる方向の外側に向かって次第に高さが低くなるように傾斜している、請求項1~4のいずれか一項に記載の医療用チューブ固定具。
【請求項6】
医療用チューブを目的とする場所に固定するための医療用チューブ固定具であって、
内部にチューブ挿通孔が形成され、外面に皮膚に載置するための載置面を備え、
チューブ軸方向において先端側の第1部分と基端側の第2部分を有し、
前記第1部分と前記第2部分は、前記医療用チューブを囲み保持する閉鎖位置から前記チューブを前記チューブ挿通孔へ導入可能な開口部が形成される開口位置へと移行可能であり、
前記閉鎖位置から前記開口位置への移行は、前記第1部分と前記第2部分を前記医療用チューブの軸周り方向に互いに逆方向に回転させることによって生じる、医療用チューブ固定具。
【請求項7】
前記第1部分と前記第2部分は、互いに逆方向に向かって延在する、請求項6に記載の医療用チューブ固定具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用チューブを患者の体等の目的とする場所に固定するための医療用チューブ固定具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、カテーテルや、点滴用のチューブ、透析回路用のチューブなど、種々の医療用チューブが使用されている。このようなチューブが誤って抜去されることを防止するため、チューブを患者の体等の目的とする場所に固定する必要がある。カテーテル等の医療用チューブを患者に固定するための手段として、チューブに装着されテープ等を用いて皮膚に固定される医療用チューブ固定具が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1,2には、一対の翼片およびカテーテルの保持溝を有する板状の固定具本体と、固定具本体に対して嵌合可能な固定部材とを備えたカテーテル固定具が開示されている。特許文献1の固定部材は、固定具本体の平面方向に沿ってスライド移動可能であり、スライドさせることで固定具本体に嵌合する。また、特許文献2の固定部材は、固定具本体に対して回転可能であり、固定具本体の主面に垂直な仮想線を中心軸として主面方向に平行に回転させることで固定具本体に嵌合する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-70885公報
特開2013-70886公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1,2の固定具によれば、固定具からカテーテルが外れにくく、意図しないカテーテルの抜去を防止できる。一方、当該固定具は、カテーテルへの装着に手間がかかるという問題があり、改善の余地がある。
【0006】
本発明の目的は、カテーテル等の医療用チューブを確実に保持できると共に、医療用チューブへの装着が容易な固定具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る医療用チューブ固定具は、医療用チューブを目的とする場所に固定するための医療用チューブ固定具であって、前記医療用チューブが保持される保持部と、前記保持部に前記医療用チューブを導入するためのスリットとを備え、前記スリットは、前記医療用チューブ固定具の側面から前記保持部にわたって形成されていることを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、固定具の側面から形成されたスリットの機能によって医療用チューブを保持部に導入できる。この場合、保持部からチューブが外れにくくチューブを強く保持でき、誤ってチューブが抜去されることを防止できる。加えて、チューブに対して固定具を容易に装着でき、医療従事者の手間を軽減できる。
【0009】
本発明に係る医療用チューブ固定具において、前記スリットは、前記医療用チューブ固定具の第1の側面に形成された第1のスリットと、前記第1の側面と対向する第2の側面に形成された第2のスリットとを含み、前記第1および前記第2のスリットは、前記保持部を介して互いに対向しないように形成されていることが好ましい。
【0010】
上記構成によれば、2つのスリットが保持部を介して互いに対向しないように形成されるため、保持部を介して各スリットと対向する位置には医療用チューブを押える壁が形成される。この場合、チューブに対する良好な装着性を維持しつつ、保持部に導入されたチューブはスリットが延びる固定具の側方からも外れにくくなり、誤ってチューブが抜去されることをより確実に防止できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ニプロ株式会社
陰圧検出部
1か月前
ニプロ株式会社
留置針組立体
1か月前
ニプロ株式会社
血液浄化装置
1か月前
ニプロ株式会社
血液浄化装置
1か月前
ニプロ株式会社
血液浄化装置
1か月前
ニプロ株式会社
血液浄化装置
1か月前
ニプロ株式会社
医療用針の引抜具
1か月前
ニプロ株式会社
医療用チューブ固定具
26日前
ニプロ株式会社
リバーロキサバン含有製剤
1か月前
ニプロ株式会社
リバーロキサバン含有製剤
1か月前
国立大学法人山梨大学
血液浄化装置
1か月前
ニプロ株式会社
針組立体
6日前
ニプロ株式会社
針組立体
1か月前
ニプロ株式会社
皮下埋込型ポート
6日前
ニプロ株式会社
キャップユニットおよびネストシリンジ
1か月前
個人
穿刺補助具
5か月前
個人
男性用下着
4か月前
個人
錠剤撒き器
3か月前
個人
歯の掃除具
26日前
個人
聴診器
6か月前
個人
乗馬テラピー
1か月前
個人
入れ歯
6か月前
個人
蓋付きしびん
6か月前
個人
身体牽引装置
1か月前
個人
染毛方法
14日前
個人
発熱器具
26日前
個人
介護浴槽
6か月前
個人
鼻腔拡張具
3か月前
個人
排便漏れ予防装具
4か月前
個人
動体視力強化装置
1か月前
個人
入浴介護補助装置
6か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
3か月前
個人
磁器治療器
1か月前
株式会社コロナ
脱臭機
3か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
12日前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
3か月前
続きを見る
他の特許を見る