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公開番号2024166352
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024160818,2021533058
出願日2024-09-18,2020-07-10
発明の名称皮下埋込型ポート
出願人ニプロ株式会社
代理人弁理士法人笠井中根国際特許事務所,個人,個人
主分類A61M 37/00 20060101AFI20241121BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】カテーテルの接続ポートに対する接続状態を安定して維持できる、新規な構造の皮下埋込型ポートを提供すること。
【解決手段】弾性蓋体18で塞がれた薬液貯留用の内腔24を備えており、内腔24に連通されてカテーテル74に挿入接続される接続ポート20が設けられたハウジング16を有する皮下埋込型ポート10であって、カテーテル74に外挿されてカテーテル74の接続側端部を接続ポート20との間で径方向に挟むスリーブ状の接続キャップ14を有しており、接続キャップ14はハウジング16と係止可能な係止部90を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
弾性蓋体で塞がれた薬液貯留用の内腔を備えており、該内腔に連通されてカテーテルに挿入接続される接続ポートが設けられたハウジングを有する皮下埋込型ポートであって、
前記カテーテルに外挿されて該カテーテルの接続側端部を前記接続ポートとの間で径方向に挟むスリーブ状の接続キャップを有しており、
該接続キャップは前記ハウジングと係止可能な係止部を有する皮下埋込型ポート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療分野において患者の皮膚下に埋め込まれて用いられ、体内への薬液などの注入に際して利用される皮下埋込型ポートであって、カテーテルの抜けを防止できる皮下埋込型ポートに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、薬液などを長期間に亘って繰り返し体内へ注入する治療を行うに際しては、人体への繰り返しの穿刺による負担を軽減するために薬液注入用のポートを患者の皮下に埋設しておくことが検討される。
【0003】
このような薬液注入用の皮下埋込型ポートは、例えば特開2012-070986号公報(特許文献1)に示された皮下埋込ポートのように、ハウジングの開口部が弾性蓋体で塞がれて薬液貯留用の内腔が形成された構造を有している。そして、皮膚を貫通して弾性蓋体に穿刺したニードルにより内腔に注入された薬液が、ハウジングの外周部分に設けられた薬液流出用の流路を構成する接続ポートから、カテーテルを通じて、血管などの体内管腔へ導かれて注入されるようになっている。
【0004】
ところで、従来構造の皮下埋込型ポートでは、カテーテルが接続ポートに外挿状態で嵌合されて接続される。カテーテルは、例えば、医師が患者の体格などに合わせて適当な長さにカットしてから接続ポートに取り付けられる。その際に、接続ポートから取り外されたカテーテルが、再度長さを調節された後で接続ポートに取り付けられる場合もある。それ故、カテーテルは、接続ポートに対して、接着などされずに取外し可能に取り付けられることが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-070986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
皮下埋込型ポートは、長期で留置される器具である。長期に亘る留置の結果、カテーテルの先端部や中間部が生体に固着してしまう場合があり、この状態で皮下埋込型ポートが埋め込まれた部位を激しく動かすと、皮下埋込型ポートからカテーテルが抜けてしまうおそれがある。
【0007】
本発明の解決課題は、カテーテルの接続ポートに対する接続状態を安定して維持することができる、新規な構造の皮下埋込型ポートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0009】
第1の態様は、弾性蓋体で塞がれた薬液貯留用の内腔を備えており、該内腔に連通されてカテーテルに挿入接続される接続ポートが設けられたハウジングを有する皮下埋込型ポートであって、前記カテーテルに外挿されて該カテーテルの接続側端部を前記接続ポートとの間で径方向に挟むスリーブ状の接続キャップを有しており、該接続キャップは前記ハウジングと係止可能な係止部を有するものである。
【0010】
本態様に従う構造とされた皮下埋込型ポートによれば、接続キャップの係止部がハウジングに係止されることにより、接続キャップが接続ポートに対して抜出方向で位置決めされる。これにより、カテーテルが接続キャップと接続ポートの間で挟み込まれて抜けを防止されたロック状態に保持されて、カテーテルが接続ポートに対して安定して接続状態とされる。このため、長期留置時に意図せずカテーテルが引抜方向に引っ張られた際に、皮下埋込型ポートからカテーテルが抜けてしまうという事態を低減できる。
(【0011】以降は省略されています)

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