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公開番号2024155184
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069648
出願日2023-04-20
発明の名称医療用針の引抜具
出願人ニプロ株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類A61M 25/00 20060101AFI20241024BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】操作が容易な引抜具を実現できるようにする。
【解決手段】医療用針の引抜具は、係合部形成部172と、針先収容部形成部171とを備えている。係合部形成部172は、穿刺部201が貫通することにより、穿刺部の通り抜けを阻害するバリ175が発生する。針先収容部形成部171は、係合部形成部172を貫通した穿刺部201が収容される針先収容部を形成する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
先端側に設けられた生体組織貫通用の穿刺部と、前記穿刺部の基端側に設けられ前記穿刺部の基端部よりも縮径された細径部とを有する医療用針の引抜具であって、
前記穿刺部が貫通することにより、前記穿刺部の通り抜けを阻害するバリが発生する、係合部形成部と、
前記係合部形成部を貫通した前記穿刺部が収容される針先収容部を形成する針先収容部形成部とを備えている、医療用針の引抜具。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記針先収容部形成部は、ブロック状の成形体であり、
前記係合部形成部は、前記穿刺部の穿刺方向と交差するように前記針先収容部形成部に設けられた係合部形成板である、請求項1に記載の医療用針の引抜具。
【請求項3】
前記医療用針は、前記穿刺部と前記細径部との間に段部を有している、請求項1又は2に記載の医療用針の引抜具。
【請求項4】
先端側に設けられた生体組織貫通用の穿刺部と、前記穿刺部の基端側に設けられ前記穿刺部の基端部よりも縮径された細径部と、前記穿刺部と前記細径部との間に設けられた医療用針側テーパ部とを有する医療用針の引抜具であって、
前記穿刺部を収容する引抜具本体と、
前記医療用針側テーパ部に係合する係合部とを備えている、医療用針の引抜具。
【請求項5】
前記係合部は、前記医療用針側テーパ部に対応する引抜具側テーパ部である、請求項4に記載の医療用針の引抜具。
【請求項6】
蝶番により前記引抜具本体と接続され、前記引抜具本体と重ね合わせることができる蓋部を有する、請求項4又は5に記載の医療用針の引抜具。
【請求項7】
前記引抜具本体は、前記穿刺部を挿入する開口部を基端に有する外筒部を有し、
前記係合部は、前記外筒部内に互いに対向して配置され且つ先端側の第1の位置から基端側の第2の位置へ移動可能な少なくとも2つの固定用凸片とを有し、
少なくとも2つの前記固定用凸片は、前記第1の位置において、前記穿刺部が通過可能な間隔で配置され、前記第2の位置において、前記穿刺部が通過不能な間隔で配置され、且つ前記第2の位置に固定可能である、請求項4に記載の医療用針の引抜具。
【請求項8】
前記引抜具本体は、先端部に手指を挿入可能なリング状部材を有する、請求項7に記載の医療用針の引抜具。
【請求項9】
先端側に設けられた生体組織貫通用の穿刺部と、前記穿刺部の基端側に設けられ前記穿刺部の基端部よりも縮径された細径部とを有する医療用針の引抜具であって、
前記穿刺部を収容可能で且つ側面にスリットを有する筒状の引抜具本体を備え、
前記スリットは、前記穿刺部は通過不能で且つ前記細径部は通過可能である第1の部分及び第2の部分と、最小幅が前記細径部の直径よりも小さく且つ弾性変形して前記細径部が通過可能である狭小部とを有している、医療用針の引抜具。
【請求項10】
前記第1の部分は、前記引抜具本体の軸に沿った方向に設けられ、
前記狭小部は、前記引抜具本体の軸と交差する方向に設けられている、請求項9に記載の医療用針の引抜具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、医療用針の引抜具に関し、特に吸引・排液用のカテーテルを留置するために用いられる医療用針の引抜具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
外科手術の後に、創傷部に吸引・排液用のカテーテルを留置し、体内の分泌液を排出させる場合がある。吸引・排液用のカテーテルを留置する際には、カテーテルの先端部に取り付けた医療用針を、留置部位において体内から体外へ貫通させて引き抜くことにより、カテーテルを体外へ引き出す。
【0003】
医療用針を引き抜く際に、手で直接医療用針を持ったり、鉗子で医療用針を挟んだりすることが行われている。しかし、医療用針を引き抜く際に手や鉗子が滑り易いという問題がある。また、鋭利な医療用針の先端部において怪我をするおそれもある。このため、医療用針の先端部に係合用の段部を設け、専用の引抜具を段部に係合させて固定し、引抜具を把持して医療用針を引き抜く方法が検討されている(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-93124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の方法では、医療用針の表面に係合用段部を設けているため、排液チューブを体内に配置する際、医療用針の段部により手術後の創傷部を傷つけてしまうおそれがある。また、係合用段部が存在することにより医療用針の強度が低下するおそれがある。
【0006】
本開示の課題は、人体にとってより安全で且つ操作が容易な引抜具を実現できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の引抜具の第1の態様は、先端側に設けられた生体組織貫通用の穿刺部と、穿刺部の基端側に設けられ穿刺部の基端部よりも縮径された細径部とを有する医療用針の引抜具であって、穿刺部が貫通することにより、穿刺部の通り抜けを阻害するバリが発生する 、係合部形成部と、係合部形成部を貫通した穿刺部が収容される針先収容部を形成する針先収容部形成部とを備えている。
【0008】
引抜具の第1の態様によれば、穿刺部を穿刺する操作だけで医療用針の引抜が可能な状態となるため、引抜操作を容易にすることができる。また、引抜具の構成が非常に単純であり製造が容易である。
【0009】
引抜具の第1の態様において、針先収容部形成部は、ブロック状の成形体であり、係合部形成部は、前記穿刺部の穿刺方向と交差するように針先収容部形成部に設けられた係合部形成板とすることができる。係合部形成板をブロック状の成形体であり針先収容部に設けることにより、医療用針と引抜具とをさらに確実に係合させることができ、操作性が向上する。また、製造が容易となりコストも抑えることができる。
【0010】
引抜具の第1の態様において、医療用針は、穿刺部と細径部との間に段部を有していてもよい。このような構成とすることにより、医療用針と引抜具とをさらに確実に係合させることができ、操作性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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