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公開番号
2024150165
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-23
出願番号
2023063441
出願日
2023-04-10
発明の名称
血液浄化装置
出願人
ニプロ株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
A61M
1/14 20060101AFI20241016BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】所定の高さに位置する機器に対して作業を実施する際に、機器に関する情報をディスプレイで参照することを容易とする。
【解決手段】本開示に基づく血液浄化装置1において、本体部10は、液体が流れるチューブ2を取り付けおよび取り外し可能な機器11を有する。ディスプレイ30は、上記機器11に対するチューブ2の取り付けに関する情報、取り外しに関する情報、および、上記機器11の操作方法の少なくとも1つを表示可能である。上記機器11は、鉛直方向Zにおいて、本体部10の載置面18からディスプレイ30の上端までの高さの半分の高さより下方に位置している。係合部32は、支持部20に係合し、水平方向を軸方向として支持部20に対して回動可能である。表示面部31は、係合部32が支持部20に対して回動することにより、斜め下方に向くことが可能に構成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
液体が流れるチューブを取り付けおよび取り外し可能な機器を有する本体部と、
前記本体部の上部に接続され、鉛直方向を軸方向として回動可能な支持部と、
前記支持部に支持され、前記機器に対する前記チューブの取り付けに関する情報、取り外しに関する情報、および、前記機器の操作方法の少なくとも1つを表示可能なディスプレイと、を備え、
前記機器は、前記鉛直方向において、前記本体部の載置面から前記ディスプレイの上端までの高さの半分の高さより下方に位置し、
前記ディスプレイは、
表示面部と、
前記支持部に係合し、水平方向を軸方向として前記支持部に対して回動可能な係合部とを有し、
前記表示面部は、前記係合部が前記支持部に対して回動することにより、斜め下方に向くことが可能に構成されている、血液浄化装置。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記本体部は、
正面部と、
前記正面部とは反対側に位置する背面部と、
前記正面部および前記背面部の両方に接続する一対の側面部とをさらに有し、
前記支持部は、前記本体部の前記背面部寄りの位置に接続されており、
前記支持部は、前記鉛直方向から見て前記正面部を向く方向を基準として両側に45度以上回動可能である、請求項1に記載の血液浄化装置。
【請求項3】
前記表示面部は、前記係合部が前記支持部に対して回動することにより、前記鉛直方向に対して10度以上の角度で交差するように傾くことが可能に構成されている、請求項1または請求項2に記載の血液浄化装置。
【請求項4】
前記表示面部は、前記係合部が前記支持部に対して回動することにより、前記鉛直方向に対して20度以上の角度で交差するように傾くことが可能に構成されている、請求項3に記載の血液浄化装置。
【請求項5】
前記鉛直方向から見たときの前記ディスプレイの重心位置が、前記本体部と重なる領域内でのみ変位する、請求項1または請求項2に記載の血液浄化装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、血液浄化装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2019-063262号公報(特許文献1)には、IABP駆動装置等の医療機器を駆動する駆動装置等に用いられるモニタ支持構造が開示されている。特許第6847407号公報(特許文献2)には、体外血液処理装置の動作中に使用されるディスプレイを取り付けるための複数軸モニタマウントを有する体外血液処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-063262号公報
特許第6847407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
開閉バルブまたはポンプなどの機器が設けられた血液浄化装置が知られている。当該機器には、液体が流れるチューブが取り付けおよび取り外し可能に構成される。また、血液浄化装置が、本体部の上部にディスプレイをさらに備えることも知られている。当該ディスプレイには、たとえば、血液浄化装置に関する所定の情報が表示される。
【0005】
ここで、血液浄化装置の操作者は、当該ディスプレイに表示される情報を参考にしつつ、当該機器に対する作業を行う場合がある。このとき、操作者は、ディスプレイを本体部に対して駆動させることにより、ディスプレイの表示面を操作者の方に可能な限り向けようとする。しかしながら、上記機器の取り付けられている位置によっては、ディスプレイに表示された情報を確認しながらの作業が容易でない場合がある。
【0006】
本開示は上記課題に鑑みてなされたものであり、所定の高さに位置する機器に対して作業を実施する際に、機器に関する情報をディスプレイで参照することが容易となる、血液浄化装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に基づく血液浄化装置は、本体部と、支持部と、ディスプレイと、を備える。本体部は、液体が流れるチューブを取り付けおよび取り外し可能な機器を有する。支持部は、本体部の上部に接続される。支持部は、鉛直方向を軸方向として回動可能である。ディスプレイは、支持部に支持されている。ディスプレイは、上記機器に対するチューブの取り付けに関する情報、取り外しに関する情報、および、上記機器の操作方法の少なくとも1つを表示可能である。上記機器は、鉛直方向において、本体部の載置面からディスプレイの上端までの高さの半分の高さより下方に位置している。ディスプレイは、表示面部と、係合部とを有している。係合部は、支持部に係合する。係合部は、水平方向を軸方向として支持部に対して回動可能である。表示面部は、係合部が支持部に対して回動することにより、斜め下方に向くことが可能に構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、表示面部を斜め下方に向けることにより、所定の高さに位置する機器に対して作業を実施しながら、機器に関する情報をディスプレイで容易に参照できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る血液浄化装置の回路の構成を模式的に示す回路図である。
本実施形態に係る血液浄化装置を示す斜視図である。
本実施形態に係る血液浄化装置を示す側面図である。
本実施形態に係る血液浄化装置を示す平面図である。
本実施形態に係る血液浄化装置の係合部が回動した後の状態の一例を示す斜視図である。
本実施形態に係る血液浄化装置の係合部が回動した後の状態の一例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の一実施形態に係る血液浄化装置の構成について図面を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)
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