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公開番号2024152927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2024140787,2021040741
出願日2024-08-22,2021-03-12
発明の名称キャップユニットおよびネストシリンジ
出願人ニプロ株式会社
代理人弁理士法人笠井中根国際特許事務所,個人,個人
主分類A61J 1/20 20060101AFI20241018BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】シリンジのノズル部に装着される、新規なキャップユニットを提供する。
【解決手段】シリンジ(12)のノズル部(86)に装着されるキャップユニット(96)であって、前記シリンジ(12)の前記ノズル部(86)に取り付けられるロックカラー(94)と、該ノズル部(86)を覆蓋するキャップ(102)と、該キャップ(102)を該ノズル部(86)への覆蓋状態に保持するキャップホルダ(104)とを、含むキャップユニット(96)。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
シリンジのノズル部に装着されるキャップユニットであって、
前記シリンジの前記ノズル部に取り付けられるロックカラーと、
該ノズル部を覆蓋するキャップと、
該キャップを該ノズル部への覆蓋状態に保持するキャップホルダと
を、含むキャップユニット。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記キャップホルダが、前記ロックカラーに対して軸方向で係合される係合部を有している請求項1に記載のキャップユニット。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のキャップユニットが、ガラス製のシリンジのノズル部に装着されることによって構成されたネストシリンジ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バイアルとシリンジとを連結する連結器具、及びかかる連結器具を用いた薬剤調製用デバイスに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、バイアル内の粉末製剤等とシリンジ内の溶解液等を混合して調製するためにバイアルとシリンジとを連結する連結器具が知られている。例えば、本出願人は、特許第5333850号公報(特許文献1)において、注射器とバイアルを連結する連結器具を開示した。かかる連結器具によれば、注射器の内部空間とバイアルの内部空間とを連通させてバイアル内の粉末製剤等を注射器内の溶解液等に溶解した後、当該連結器具から取り外した注射器により、液状の薬剤として患者に投与することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5333850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に開示した連結器具では、注射器の口部の外周面に形成された雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を備えた注射器保持部材が採用されており、これらの雄ねじ部と雌ねじ部を互いに係合/解除することで、注射器を連結器具に対して連結させたり離脱させることができるようになっている。
【0005】
ところが、かかる特許文献1に実施例として記載の連結器具では、注射器の連結器具からの不用意な離脱を阻止するために、雌雄ねじ部に対して軸方向に延びる溝を設けると共に、かかる溝に入り込んで雌雄ねじ部の相対回転を阻止/許容する離脱防止手段を、当該雄ねじ部に螺合可能な部分ねじ構造をもって両頭針と一体的に形成する必要がある。そのために、注射器や連結器具(注射器保持部材)などの形状が比較的複雑となってしまい、注射器や連結器具などの各部材の形状や材質が制限されるために、製造が難しくなるおそれがあり、また、注射器の離脱に際して回転を伴う特定操作が必要になって迅速な作業への対応が難しくなるなどのおそれもあった。
【0006】
本発明の解決課題は、特許文献1に記載の連結器具について実用性を向上し得る少なくとも1つの改善が施された、新規な連結器具及び薬剤調製用デバイスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0008】
第1の態様は、ロックカラーを備えたノズル部を有するシリンジが離脱可能に装着されるシリンジ装着部と、バイアルが装着されるバイアル装着部と、前記シリンジと前記バイアルとを連通させる両頭針とを、含む連結器具であって、前記シリンジの前記ノズル部を覆蓋するキャップが、前記ロックカラーへの係合部を有するキャップホルダに組み付けられていると共に、該係合部を該ロックカラーへの係合状態に保持する保持機構が設けられており、前記シリンジと前記バイアルとが相対的に接近移動されて前記両頭針によって連通状態とされるのに伴って、該保持機構における該係合部と該ロックカラーとの係合状態の保持を解除する解除機構が設けられているものである。
【0009】
本態様の連結器具では、保持機構によりキャップホルダにおける係合部がロックカラーに係合した状態で保持される。これにより、ロックカラーを備えたシリンジが連結器具に連結された状態で保持されて、シリンジが連結器具から意図せず脱落することが防止される。また、シリンジとバイアルが連通状態とされることに伴って、解除機構によりキャップホルダにおける係合部とロックカラーとの係合状態の保持が解除されることから、バイアルの接続前にシリンジが連結器具から離脱することが防止される。
【0010】
このように、本態様の連結器具では、キャップに組み付けられてロックカラーに係合するキャップホルダを新たに採用し、当該キャップホルダのロックカラーへの係合/離脱を両頭針による連通操作と対応して実現する保持機構/解除機構を設けたことにより、連結器具に対するシリンジの連結及び離脱が、前記特許文献1の実施例に記載のような溝付きねじや部分ねじなどの特別なねじ構造を用いることなく実現することが可能になる。それ故、特許文献1の実施例に記載の連結器具に比して、例えば連結器具の構造を簡単にして製造を容易にしたり、また、シリンジのロックカラーを含む各部材の設計自由度や材質の選択自由度などを向上させることも可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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