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公開番号2024076492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2022188046
出願日2022-11-25
発明の名称眼科装置
出願人株式会社ニデック
代理人
主分類A61B 3/107 20060101AFI20240530BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 より適切な前眼部組織の形状を得る。
【解決手段】 被検眼前眼部に撮影光を投光し、撮影光によって光切断された被検眼前眼部からの戻り光を受光して被検眼の前眼部断面画像を取得する断面撮影光学系と、被検眼と断面撮影光学系との所定の位置合わせ状態に対し、前眼部断面画像の取得時における被検眼の回転方向を含む被検眼の偏位を検出する偏位検出手段と、断面撮影光学系により取得された前眼部断面画像を画像処理して所定の前眼部組織の形状を取得する処理手段であって、偏位検出手段による被検眼の回転方向を含む偏位の検出結果に基づき、取得される前眼部組織の形状を補正する処理手段と、を備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
被検眼前眼部に撮影光を投光し、前記撮影光によって光切断された被検眼前眼部からの戻り光を受光して被検眼の前眼部断面画像を取得する断面撮影光学系と、
被検眼と前記断面撮影光学系との所定の位置合わせ状態に対し、前記前眼部断面画像の取得時における被検眼の回転方向を含む被検眼の偏位を検出する偏位検出手段と、
前記断面撮影光学系により取得された前記前眼部断面画像を画像処理して所定の前眼部組織の形状を取得する処理手段であって、前記偏位検出手段による被検眼の前記回転方向を含む偏位の検出結果に基づき、取得される前記前眼部組織の形状を補正する処理手段と、
を備えることを特徴とする眼科装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
請求項1の眼科装置において、
前記偏位検出手段は、前記前眼部断面画像の取得時における被検眼の偏位について、回転方向の偏位か、平面方向の偏位か、を判別する偏位方向判別手段を含み、
前記処理手段は、前記偏位方向判別手段による判別結果に基づき、前記前眼部組織の形状の補正方法を変更することを特徴とする眼科装置。
【請求項3】
請求項1又は2の眼科装置において、
被検眼前眼部の正面画像を取得する正面撮影光学系を備え、
前記偏位検出手段は、前記正面撮影光学系によって得られた前眼部の正面画像を処理して被検眼の視線方向を検出し、検出された視線方向に基づいて前記回転方向の被検眼の偏位を検出することを特徴とする眼科装置。
【請求項4】
請求項1~3の何れかの眼科装置において、
前記前眼部断面画像が被検眼前眼部の複数部位で得られるように前記撮影光を走査する走査手段を備え、
前記処理手段は、前記撮影光の走査毎に、前記偏位検出手段による前記偏位の検出結果に基づき、取得される前眼部組織の形状を補正することを特徴とする眼科装置。
【請求項5】
請求項1~4の何れかの眼科装置において、
前記処理手段は、前記前眼部組織の形状として少なくとも角膜の形状を取得し、前記補正として角膜後面形状及び角膜厚の少なくとも一つを処理することを特徴とする眼科装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被検眼の前眼部組織の形状を得る眼科装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
被検眼の前眼部形状を得る眼科装置として、例えば、被検眼の前眼部にスリット光を投光し、シャインプルーフカメラによって前眼部断面画像を得て、角膜前面、角膜後面等の前眼部組織の形状を解析する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、前眼部断面画像を得る装置としては、光断層干渉計(Optical Coherence Tomography:OCT)が使用されることもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012―249768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前眼部断面画像の取得時に、被検眼の位置や向きが所定の位置合わせ状態から偏位したときには、適切な前眼部組織の形状を得る上で、前眼部断面画像を画像処理した結果を補正する必要がある。しかし、従来においては、被検眼の上下方向の偏位に対する考慮までであり、被検眼の回転(回旋)の偏位については考慮されていなかった。
【0005】
本開示は、上記従来技術に鑑み、より適切な前眼部組織の形状を得ることができる眼科装置を提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示における典型的な実施形態が提供する眼科装置は、被検眼前眼部に撮影光を投光し、前記撮影光によって光切断された被検眼前眼部からの戻り光を受光して被検眼の前眼部断面画像を取得する断面撮影光学系と、被検眼と前記断面撮影光学系との所定の位置合わせ状態に対し、前記前眼部断面画像の取得時における被検眼の回転方向を含む被検眼の偏位を検出する偏位検出手段と、前記断面撮影光学系により取得された前記前眼部断面画像を画像処理して所定の前眼部組織の形状を取得する処理手段であって、前記偏位検出手段による被検眼の前記回転方向を含む偏位の検出結果に基づき、取得される前記前眼部組織の形状を補正する処理手段と、を備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
眼科装置の外観図である。
眼科装置の光学系を示す概略図である。
前眼部正面の基準画像の例である。
Y方向のある走査位置で取得された前眼部の断面画像の例である。
被検眼に対するY方向の走査位置の例を説明する図である。
角膜後面の高さ分布マップの一例である。
被検眼の偏位が生じていない場合に取得される正面画像の例である。
被検眼がY方向に偏位した場合の検出と、角膜組織形状の補正方法を説明する図である。
被検眼がX方向に偏位した場合の検出と、角膜組織形状の補正方法を説明する図である。
被検眼が回転方向に偏位した場合の検出と、角膜組織形状の補正方法を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[概要]
以下、典型的な実施形態の1つについて、図面を参照して説明する。なお、以下の<>にて分類された項目は、独立又は関連して利用されうる。
【0009】
例えば、眼科装置(例えば、眼科装置10)は、断面撮影光学系(例えば、断面撮影光学系300)と、偏位検出手段(例えば、制御部50)と、処理手段(例えば、制御部50)と、を備える。
【0010】
例えば、眼科装置は、正面撮影光学系(例えば、正面撮影光学系200)を備えていてもよい。例えば、正面撮影光学系は、被検眼の前眼部の正面画像を取得する。例えば、眼科装置は、指標投影光学系(例えば、アライメント指標投影光学系400)を備えていてもよい。例えば、眼科装置は、固視標呈示光学系(例えば、固視標呈示光学系150)を備えていてもよい。例えば、眼科装置は、走査手段(例えば、アライメント駆動部13)を備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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