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公開番号
2024157140
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071293
出願日
2023-04-25
発明の名称
安全弁
出願人
株式会社不二工機
代理人
弁理士法人第一国際特許事務所
主分類
F16K
17/04 20060101AFI20241030BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】流体漏れを抑制しつつ、安定した開弁圧を確保でき、さらに円滑な動作を可能とする安全弁を提供する。
【解決手段】安全弁1は、流体の導入路24、流体の排出路21b及び内周面21aを備えた金属製の本体2と、前記本体の内周面に対して軸線方向に摺動可能な摺動面を備えた金属製の弁体3と、前記本体と前記弁体のうち一方に配置され、他方が当接するゴム又は樹脂製の第1のシール部材25と、前記本体と前記弁体のうち前記他方に配置され、前記一方が当接するゴム又は樹脂製の第2のシール部材34と、前記本体に対して前記弁体を前記導入路側に付勢する付勢部材5と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
流体の導入路、流体の排出路及び内周面を備えた金属製の本体と、
前記本体の内周面に対して軸線方向に摺動可能な摺動面を備えた金属製の弁体と、
前記本体及び前記弁体との間をシールする複数のシール部材と、を有し、
前記複数のシール部材の一部が前記本体に設けられ、前記弁体に対して前記軸線方向に当接し、前記複数のシール部材の他部が前記弁体に設けられ、前記本体に対して前記軸線方向に当接し、または前記複数のシール部材の全てが前記本体に設けられ、前記弁体に対して前記軸線方向に当接し、または前記複数のシール部材の全てが前記弁体に設けられ、前記本体に対して前記軸線方向に当接する、
ことを特徴とする安全弁。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記複数のシール部材は、前記本体と前記弁体のうち一方に配置され、他方が当接する第1のシール部材と、前記本体と前記弁体のうち前記他方に配置され、前記一方が当接する第2のシール部材と、を有し、
前記安全弁が、前記本体に対して前記弁体を前記導入路側に付勢する付勢部材を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の安全弁。
【請求項3】
前記安全弁の開弁時において、流体の流れ方向における最上流側に前記第2のシール部材が配設され、流体の流れ方向における最下流側に前記第1のシール部材が配設され、
前記第1のシール部材の硬度は、前記第2のシール部材の硬度より低く、
前記第1のシール部材の軸線方向厚みは、前記第2のシール部材の軸線方向厚みより小さい、
ことを特徴とする請求項2に記載の安全弁。
【請求項4】
前記第1のシール部材は前記本体に設置され、前記弁体の環状脚部が当接可能であり、
前記第2のシール部材は前記弁体に設置され、前記本体の弁座に当接可能であり、
前記第1のシール部材と前記環状脚部との当接による第1のシール円は、前記第2のシール部材と前記弁座との当接による第2のシール円よりも径方向外側に位置する、
ことを特徴とする請求項3に記載の安全弁。
【請求項5】
前記第2のシール部材は、流体の流れ方向における最上流側に配設される内方シールと、前記内方シールよりも下流側に配設される外方シールとを有し、
前記本体は、前記内方シールに当接可能な内方弁座と、前記内方弁座の径方向外側にて前記外方シールに当接可能な外方弁座とを有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の安全弁。
【請求項6】
前記内方シールの硬度は、前記外方シールの硬度より高く、
前記内方シールの軸線方向厚みは、前記外方シールの軸線方向厚みより大きい、
ことを特徴とする請求項5に記載の安全弁。
【請求項7】
前記弁体は、前記第1のシール部材と当接可能な内側環状脚部と、前記内側環状脚部の径方向外側において前記第1のシール部材と当接可能な外側環状脚部とを有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の安全弁。
【請求項8】
前記環状脚部と前記弁座の端部は、軸線直交方向断面が略半円形状を有する、
ことを特徴とする請求項4に記載の安全弁。
【請求項9】
前記第1のシール部材は環状板状であって前記弁体に設置され、前記本体の環状平面に面接触で当接可能であり、
前記第2のシール部材は円錐筒状であって前記本体に設置され、前記弁体のテーパ外周面にシール円で当接可能であり、
前記シール円は、前記環状平面の径方向内方に位置する、
ことを特徴とする請求項3に記載の安全弁。
【請求項10】
前記第2のシール部材は、内方シールと外方シールとを有し、
前記弁体は、前記内方シールに当接可能な内側テーパ面と、前記内方シールの径方向外側にて前記外方シールに当接可能な外側テーパ面とを有する、
ことを特徴とする請求項9に記載の安全弁。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、安全弁に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、冷凍サイクル内で冷媒が所定値以上に高圧となると開弁して、高圧冷媒を逃がすことにより、冷凍サイクル機器を異常高圧から保護する安全弁が知られている。
【0003】
一般的な安全弁においては、ばねにより付勢された状態で、金属製である環状の弁座にゴム製である円盤状の弁体が当接することにより、流体漏れなく閉弁状態を確保している。しかしながら、長期間にわたって弁座が弁体に対して付勢されていると、弁体の当接部位にへたりが生じ、弁座と弁体の食いつきが生じて開弁圧が変動する恐れがある。
【0004】
これに対し、特許文献1には、第2の突起3bが弾性環状区域2bに当接することにより閉弁動作を実現するとともに、外部水圧が増大した場合には、第1の突起3aが剛性環状区域2aに着座することにより、第2の突起3bが弾性環状区域2bに食い込みすぎることを抑制できる安全弁が開示されている。かかる安全弁によれば、第2の突起3bが弾性環状区域2bに食い込みすぎることを抑制できることから、弾性環状区域2bのへたりの抑制も期待できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭63-199975号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の安全弁においては、弁蓋3の細いシャフトが外筒5の頂壁に形成された開口に摺動可能に嵌合しており、開口に対してシャフトが傾きやすいという問題がある。開口に対してシャフトが傾くと、開口とシャフトとの競り合いが生じ摺動が阻害される。また、シャフトの周囲に第1の突起3aと第2の突起3bが形成されているため、開口に対してシャフトが傾くと、第2の突起3bと弾性環状区域2bとの当接が周方向において不均一となり、それにより流体漏れを生じる恐れもある。
【0007】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、流体漏れを抑制しつつ、安定した開弁圧を確保でき、さらに円滑な動作を可能とする安全弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の安全弁は、
流体の導入路、流体の排出路及び内周面を備えた金属製の本体と、
前記本体の内周面に対して軸線方向に摺動可能な摺動面を備えた金属製の弁体と、
前記本体及び前記弁体との間をシールする複数のシール部材と、を有し、
前記複数のシール部材の一部が前記本体に設けられ、前記弁体に対して前記軸線方向に当接し、前記複数のシール部材の他部が前記弁体に設けられ、前記本体に対して前記軸線方向に当接し、または前記複数のシール部材の全てが前記本体に設けられ、前記弁体に対して前記軸線方向に当接し、または前記複数のシール部材の全てが前記弁体に設けられ、前記本体に対して前記軸線方向に当接する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、流体漏れを抑制しつつ、安定した開弁圧を確保でき、さらに円滑な動作を可能とする安全弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1の実施形態の安全弁の軸線方向断面図である。
図2は、第1の実施形態の安全弁の弁座周辺を拡大して示す図である。
図3は、変形例にかかる安全弁の図2と同様な断面拡大図である。
図4は、別の変形例にかかる安全弁の図2と同様な断面拡大図である。
図5は、第2の実施形態の安全弁の軸線方向断面図である。
図6は、第2の実施形態の安全弁の弁座周辺を拡大して示す図である。
図7は、変形例にかかる安全弁の図6と同様な断面拡大図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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