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公開番号2024143722
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056528
出願日2023-03-30
発明の名称パイロット式電磁弁
出願人株式会社不二工機
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F16K 31/10 20060101AFI20241003BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】流入口側と流出口側とが高差圧でも開閉可能なパイロット式電磁弁を提供する。
【解決手段】パイロット式電磁弁は、弁本体の収容室の内部に配置され、パイロット通路とパイロット弁座が形成された主弁体と、主弁体から離隔して配置され、連結部材を介して主弁体と連結される吸引子と、吸引子を主弁体側に付勢する第1スプリングと、吸引子と主弁体との間を移動可能に設けられたプランジャと、プランジャを主弁体側に付勢する第2スプリングと、プランジャ、及び吸引子を収容する収容体と、収容体に外挿され、通電時に吸引子でプランジャを吸着させると共に、プランジャと吸引子とを第1スプリング、及び第2スプリングの付勢力に抗して移動させるソレノイドと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流体の流入口、流出口、及び前記流入口と前記流出口との間に主弁座を有する収容室が形成された弁本体と、
前記収容室の内部を前記流入口に連通させた主弁室とパイロット弁室とに仕切り、前記主弁室と前記パイロット弁室とを連通可能とするパイロット通路が形成される共に、前記パイロット通路の前記パイロット弁室側にパイロット弁座が形成され、前記収容室の内部に移動可能に配置されて前記主弁座に当接可能とされ、前記主弁座とで主弁部を構成する主弁体と、
前記主弁体からパイロット弁室側に離間して配置された磁性体製の吸引子と、
前記吸引子と前記主弁体とを連動させる連動部材と、
前記吸引子を主弁体側に付勢する第1スプリングと、
前記吸引子と前記主弁体との間に移動可能に設けられ、主弁体側の端部が前記パイロット弁座に当接可能され、前記パイロット弁座とでパイロット弁部を構成する磁性体製のプランジャと、
前記吸引子と前記プランジャとの間に配置され、前記プランジャを前記主弁体側に付勢する第2スプリングと、
前記弁本体に固定され、前記プランジャ、及び前記吸引子を移動可能に収容する収容体と、
前記収容体に外挿され、通電時に前記吸引子と前記プランジャを吸着させるソレノイドと、
を有するパイロット式電磁弁。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記主弁体は、前記主弁座に接触した状態から前記プランジャの移動方向に沿って前記主弁座から離間する方向に寸法L2移動可能に前記収容室内に設けられ、
前記ソレノイドの非通電状態において、前記吸引子と前記プランジャとの間には、前記第1スプリングの付勢力を受けて前記寸法L2よりも小さい寸法L1の隙間が形成されている、
請求項1に記載のパイロット式電磁弁。
【請求項3】
前記吸引子に連結された磁石と、
前記収容体に設けられ、前記磁石の磁束密度を検出する磁気センサと、
を備えた請求項1または請求項2に記載のパイロット式電磁弁。
【請求項4】
前記ソレノイドの通電時に、前記プランジャと前記吸引子とを前記第1スプリングの付勢力に抗して前記主弁座から離間する方向に移動するように構成されている、
請求項1に記載のパイロット式電磁弁。
【請求項5】
前記主弁体を前記吸引子側に付勢する第3スプリングを備え、
前記連動部材は、前記主弁体と前記吸引子との間に挟持されている、
請求項1に記載のパイロット式電磁弁。
【請求項6】
前記吸引子と前記主弁体とは、複数の前記連動部材で連結されている、
請求項1に記載のパイロット式電磁弁。
【請求項7】
前記吸引子と前記主弁体とは、一つの前記連動部材で連結されている、
請求項1に記載のパイロット式電磁弁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パイロット式電磁弁に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載の電磁弁が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-92859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高圧の流体を扱う電磁弁では、高圧が作用する流入口側と、流入側よりも低圧となる流出口側とで圧力の差が大きい、即ち、高差圧となる条件下でも開閉動作が確実に行われることが望まれている。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、流入口側と流出口側とが高差圧でも開閉可能なパイロット式電磁弁の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係るパイロット式電磁弁は、流体の流入口、流出口、及び前記流入口と前記流出口との間に主弁座を有する収容室が形成された弁本体と、前記収容室の内部を前記流入口に連通させた主弁室とパイロット弁室とに仕切り、前記主弁室と前記パイロット弁室とを連通可能とするパイロット通路が形成される共に、前記パイロット通路の前記パイロット弁室側にパイロット弁座が形成され、前記収容室の内部に移動可能に配置されて前記主弁座に当接可能とされ、前記主弁座とで主弁部を構成する主弁体と、前記主弁体からパイロット弁室側に離間して配置された磁性体製の吸引子と、前記吸引子と前記主弁体とを連動させる連動部材と、前記吸引子を主弁体側に付勢する第1スプリングと、前記吸引子と前記主弁体との間に移動可能に設けられ、主弁体側の端部が前記パイロット弁座に当接可能され、前記パイロット弁座とでパイロット弁部を構成する磁性体製のプランジャと、前記吸引子と前記プランジャとの間に配置され、前記プランジャを前記主弁体側に付勢する第2スプリングと、前記弁本体に固定され、前記プランジャ、及び前記吸引子を移動可能に収容する収容体と、前記収容体に外挿され、通電時に前記吸引子と前記プランジャを吸着させるソレノイドと、を有する。
【0007】
第1の態様に係るパイロット式電磁弁のソレノイドの非通電時においては、第2スプリングの付勢力を受けたプランジャが、パイロット弁座に当接してパイロット通路の流体の通過が阻止されており、パイロット弁部が閉弁状態とされている。また、第1スプリングの付勢力で吸引子が付勢され、吸引子と連動する主弁体が主弁座に当接され、流入口と流出口との間の流体の通過が阻止されており、主弁部が閉弁状態とされている。これにより、パイロット式電磁弁は閉弁状態とされている。
【0008】
一方、ソレノイドに通電がなされると、プランジャが吸引子に吸着されてプランジャがパイロット弁座から離間してパイロット弁室と流出口とがパイロット通路で連通し、パイロット弁部が開弁状態となる。
【0009】
パイロット弁室と流出口とがパイロット通路で連通すると、パイロット弁室の圧力がパイロット通路を介して流出口へ逃げ、主弁体の主弁室側の圧力がパイロット弁室側の圧力よりも相対的に高い状態となって差圧が生じ、主弁体には、主弁座から離れる方向の力が作用する。
主弁体に対して主弁座から離れる方向の力が作用すると、主弁体が主弁座から離れる方向に移動し、連動部材により主弁体と連動する吸引子も主弁体共に主弁座から離れる方向に移動する。
【0010】
このように、ソレノイドに通電がなされると、主弁体に主弁座から離れる方向の力が作用して主弁体が主弁座から離間するので、主弁部は開弁状態となる。
(【0011】以降は省略されています)

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