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公開番号2024156570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-06
出願番号2023071154
出願日2023-04-24
発明の名称電磁弁
出願人株式会社不二工機
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F16K 31/06 20060101AFI20241029BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ソレノイドに電流を流し続けることなく開弁状態を維持可能とし、かつ弁体の位置を確実に検知可能な電磁弁を提供する。
【解決手段】電磁弁は、流入口と流出口との間に主弁座、及び主弁室が設けられた弁本体と、磁力を発生させせるソレノイドと、ソレノイドの磁力によって移動する吸引子と、吸引子の移動に伴って移動し、主弁座と接離可能となるように設けられた主弁体と、主弁座に弁本体が接触した閉弁状態からソレノイドへの通電をオンオフすることで主弁座から弁本体が離隔した開弁状態を維持し、開弁状態からソレノイドへの通電をオンオフすることで閉弁状態を維持するオルタネイト機構と、吸引子に連結された磁石と、弁本体に設けられ、磁石の磁束密度を検出する磁気センサと、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流体の流入口及び流出口が形成され、前記流入口と前記流出口との間に主弁座、及び主弁室が設けられた弁本体と、
磁力を発生させせるソレノイドと、
前記ソレノイドの磁力によって移動する吸引子と、
前記吸引子の移動に伴って移動し、前記主弁座と接離可能となるように設けられた主弁体と、
前記主弁座に前記弁本体が接触した閉弁状態から前記ソレノイドへの通電をオンオフすることで前記主弁座から前記弁本体が離隔した開弁状態を維持し、開弁状態から前記ソレノイドへの通電をオンオフすることで閉弁状態を維持するオルタネイト機構と、
前記吸引子に連結された磁石と、
前記弁本体に設けられ、前記磁石の磁束密度を検出する磁気センサと、
を有する電磁弁。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記主弁体は、パイロット弁座と、前記主弁体の主弁座側とは反対側の前記主弁室と前記流出口とを連通するパイロット通路と、を備え、
前記吸引子と前記主弁体との間に前記吸引子に吸引可能とされた磁性体製のプランジャが移動可能に配置され、
前記プランジャには、前記パイロット弁座に接触可能とされたパイロット弁体が設けられている、
請求項1に記載の電磁弁。
【請求項3】
前記吸引子の主弁座側に、前記吸引子に吸引可能な磁性体製のプランジャが設けられ、
前記プランジャに前記主弁体が設けられている、
請求項1に記載の電磁弁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁弁に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載の電磁弁が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-7572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通常の電磁弁では、開弁などの作動状態を維持するために、ソレノイドに電流を流し続ける必要があり、エネルギー消費の点で改善の余地がある。
また、電磁弁では、弁体の位置を確実に検知できることが望まれている。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、ソレノイドに電流を流し続けることなく開弁状態を維持可能とし、かつ弁体の位置を確実に検知可能な電磁弁の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係る電磁弁は、流体の流入口及び流出口が形成され、前記流入口と前記流出口との間に主弁座、及び主弁室が設けられた弁本体と、磁力を発生させせるソレノイドと、前記ソレノイドの磁力によって移動する吸引子と、前記吸引子の移動に伴って移動し、前記主弁座と接離可能となるように設けられた主弁体と、前記主弁座に前記弁本体が接触した閉弁状態から前記ソレノイドへの通電をオンオフすることで前記主弁座から前記弁本体が離隔した開弁状態を維持し、開弁状態から前記ソレノイドへの通電をオンオフすることで閉弁状態を維持するオルタネイト機構と、前記吸引子に連結された磁石と、前記弁本体に設けられ、前記磁石の磁束密度を検出する磁気センサと、を有する。
【0007】
第1の態様に係る電磁弁では、ソレノイドの磁力によって吸引子を移動させ、吸引子の移動によって主弁体を主弁座から離隔させることができる。主弁体が主弁座から離隔することで電磁弁が開弁状態となる。
【0008】
オルタネイト機構は、主弁座に主弁体が接触した閉弁状態からソレノイドへの通電をオンオフすることで主弁座から主弁体が離隔した開弁状態とし、開弁状態を維持することができ、また、開弁状態からソレノイドへの通電をオンオフすることで電磁弁を閉弁状態とし、開弁状態を維持することができる。したがって、ソレノイドへ通電をし続けなくても、開弁状態、及び閉弁状態を維持することができる。
【0009】
また、吸引子には磁石が連結されているので、吸引子が移動すると、磁石と磁気センサとの距離が変化し、弁本体に設けられた磁気センサで磁石の磁束密度の変化を検出することができる。磁気センサで磁石の磁束密度の変化を検出することで、吸引子の移動に伴って移動する主弁体の位置、即ち、電磁弁の閉弁状態、及び開弁状態を検出することができる。
【0010】
第2の態様に係る電磁弁は、第1の態様に係る電磁弁において、前記主弁体は、パイロット弁座と、前記主弁体の主弁座側とは反対側の前記主弁室と前記流出口とを連通するパイロット通路と、を備え、前記吸引子と前記主弁体との間に前記吸引子に吸引可能とされた磁性体製のプランジャが移動可能に配置され、前記プランジャには、前記パイロット弁座に接触可能とされたパイロット弁体が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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