TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024155159
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023069613
出願日
2023-04-20
発明の名称
スライド式切換弁および当該スライド式切換弁を備えた冷凍サイクルシステム
出願人
株式会社鷺宮製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
F16K
27/00 20060101AFI20241024BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】電磁駆動部の振動を抑制することができるスライド式切換弁および当該ブラケットを備えた冷凍サイクルシステムを提供する。
【解決手段】ブラケット1において立設板部2が曲面状に形成されていることで、YZ平面に沿って延びる平面状である構成と比較して、立設板部2に対してX方向の力が加わった際に倒れるような変形を抑制しやすい。このような一対の立設板部2の外縁部24によって電磁駆動部102の弁本体120を支持することにより、電磁駆動部102の振動を抑制することができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
スライド式切換弁本体と、前記スライド式切換弁本体の弁体をスライド移動させて流路を切り換え制御可能な電磁駆動部と、前記スライド式切換弁本体に対して前記電磁駆動部を取り付けるブラケットと、を備えたスライド式切換弁であって、
前記スライド式切換弁本体は、前記弁体を収容する円筒状の弁本体を有し、
前記電磁駆動部は、吸引子と、前記吸引子を励磁するコイルと、前記吸引子によって移動させられるプランジャと、前記プランジャ及び前記吸引子を収容する円筒状部と、を有し、
前記ブラケットは、前記弁本体および前記円筒状部の軸線同士が互いに沿って延びるように、前記弁本体の外周面に対し前記円筒状部を取り付けるとともに、前記外周面から外周側に向かって延びるとともに前記軸線の方向に並んで配置された一対の立設板部を備え、
前記立設板部は、前記軸線の方向に交差する面に沿って延在し、前記外周側において前記円筒状部を支持するとともに、前記軸線の方向のいずれかの側に向かって凸となる部分を少なくとも1つ含む曲面部を有することを特徴とするスライド式切換弁。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記立設板部のうち前記スライド式切換弁本体の側の内縁部が、前記外周面に沿った円弧状の部分を有することを特徴とする請求項1に記載のスライド式切換弁。
【請求項3】
前記内縁部のうち円弧状の部分の曲率が、前記外周面の曲率よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のスライド式切換弁。
【請求項4】
前記内縁部から前記軸線の方向のいずれかに向かうとともに前記外周面に沿って延びる脚部をさらに備えることを特徴とする請求項2又は3に記載のスライド式切換弁。
【請求項5】
前記一対の立設板部のうち前記電磁駆動部の側の外縁部同士を接続する天板部をさらに備え、
前記天板部は、前記円筒状部に沿って曲面状に延在するとともに該円筒状部の側を向いた載置面を有することを特徴とする請求項1に記載のスライド式切換弁。
【請求項6】
前記天板部は、前記載置面から突出した複数の凸部を有することを特徴とする請求項5に記載のスライド式切換弁。
【請求項7】
前記載置面の曲率は、前記円筒状部の曲率よりも大きく、その周方向の中央部を挟んで両側に少なくとも1つの前記凸部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載のスライド式切換弁。
【請求項8】
前記天板部は、前記軸線の方向に沿って延びる一対の端縁のうち少なくとも一方に、切り欠き部を有することを特徴とする請求項5又は6に記載のスライド式切換弁。
【請求項9】
少なくとも前記一対の立設板部と前記天板部とが、1枚の板材により一体的に形成されていることを特徴とする請求項5~7のいずれか1項に記載のスライド式切換弁。
【請求項10】
流体である冷媒を圧縮する圧縮機と、冷却モード時に凝縮器として機能する第一熱交換器と、冷却モード時に蒸発器として機能する第二熱交換器と、前記第一熱交換器と前記第二熱交換器との間にて冷媒を膨張させて減圧する膨張手段と、請求項1~3,5~7のいずれか1項に記載のスライド式切換弁と、を備えることを特徴とする冷凍サイクルシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スライド式切換弁および当該スライド式切換弁を備えた冷凍サイクルシステムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、冷凍サイクルシステムにおいて、電磁駆動部によって、スライド式切換弁本体において弁体を弁座面上においてスライド移動させる切換え制御を行うスライド式切換弁が用いられる。従来、このようなスライド式切換弁として、電磁駆動部としてのパイロット駆動部を取り付けるための取付け金具を備えた流路切換弁が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された流路切換弁では、取付け金具に押圧部を形成することにより、パイロット駆動部のがたつきの抑制を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-112437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の流路切換弁では、取付け金具とパイロット駆動部との間のがたつきを抑制することはできても、取付け金具そのものの変形を抑制することは困難であった。電磁駆動部はコイル及び磁石を有しており重量が大きくなりやすいため、取付け金具が変形して振動が生じやすい。また、電磁駆動部に振動が生じると、振動方向と電磁駆動部の動作方向との関係によっては、異常振動が発生することがあった。従って、電磁駆動部をスライド式切換弁本体に取り付けるための部材によって、電磁駆動部の振動を抑制することが望まれていた。
【0005】
本発明の目的は、電磁駆動部の振動を抑制することができるスライド式切換弁および当該スライド式切換弁を備えた冷凍サイクルシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のスライド式切換弁は、スライド式切換弁本体と、前記スライド式切換弁本体の弁体をスライド移動させて流路を切り換え制御可能な電磁駆動部と、前記スライド式切換弁本体に対して前記電磁駆動部を取り付けるブラケットと、を備えたスライド式切換弁であって、前記スライド式切換弁本体は、前記弁体を収容する円筒状の弁本体を有し、前記電磁駆動部は、吸引子と、前記吸引子を励磁するコイルと、前記吸引子によって移動させられるプランジャと、前記プランジャ及び前記吸引子を収容する円筒状部と、を有し、前記ブラケットは、前記弁本体および前記円筒状部の軸線同士が互いに沿って延びるように、前記弁本体の外周面に対し前記円筒状部を取り付けるとともに、前記外周面から外周側に向かって延びるとともに前記軸線の方向に並んで配置された一対の立設板部を備え、前記立設板部は、前記軸線の方向に交差する面に沿って延在し、前記外周側において前記円筒状部を支持するとともに、前記軸線の方向のいずれかの側に向かって凸となる部分を少なくとも1つ含む曲面部を有することを特徴とする。
【0007】
以上のような本発明によれば、立設板部が曲面状に形成されていることで、スライド式切換弁本体および電磁駆動部の軸線の方向に直交するように延びる平面状である構成と比較して、立設板部に対して直交する方向の力が加わった際に倒れるような変形を抑制することができる。このような一対の立設板部の外周側によって円筒状部を支持することにより、電磁駆動部の振動(特に軸線の方向の振動)を抑制することができる。
【0008】
この際、本発明のスライド式切換弁では、前記立設板部のうち前記スライド式切換弁本体の側の内縁部が、前記外周面に沿った円弧状の部分を有することが好ましい。このような構成によれば、ブラケットと弁本体とをろう付け等によって接合する際に、これらの間の接合面積を大きくし、接合強度を確保しやすい。
【0009】
また、本発明のスライド式切換弁では、前記内縁部のうち円弧状の部分の曲率が、前記外周面の曲率よりも小さいことが好ましい。このような構成によれば、スライド式切換弁本体の弁本体の外周面のうち一部を、立設板部の内縁部の周方向中央部に接触させた場合に、この接触部を周方向から挟み込む位置において、弁本体の外周面と立設板部の内縁部との間に僅かな隙間を形成することができる。即ち、ろう付けの際に、この隙間にろう材を浸透させ、接合強度を向上させることができる。
【0010】
また、本発明のスライド式切換弁では、前記内縁部から前記軸線の方向のいずれかに向かうとともに前記外周面に沿って延びる脚部をさらに備えることが好ましい。このような構成によれば、ブラケットと弁本体とをろう付け等によって接合する際に、これらの間の接合面積を大きくして接合強度を確保することができ、さらに、立設板部の変形を抑制することができる。例えば、立設板部が、内縁部からスライド式切換弁本体の外周側に向かって延びる一対の端縁部と、一対の端縁部の間の1つの凸部と、を有して湾曲している場合、一対の端縁部同士が近づいたり離れたりするように(曲率が変化するように)変形しようとする場合がある。脚部は、立設板部に対して交差するように延びることから、このような変形を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
保持機
1か月前
個人
免震留具
8日前
株式会社フジキン
配管
3か月前
個人
振り子式免震装置
1か月前
個人
ネジの緩み防止装置
1か月前
藤井電工株式会社
フック
1か月前
個人
緩み防止ナット
1か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
7日前
株式会社テイエルブイ
排気弁
2か月前
横浜ゴム株式会社
管継手
3か月前
スズキ株式会社
防振装置
3か月前
日動電工株式会社
保持具
1か月前
株式会社フジキン
バルブ
1か月前
株式会社不二工機
電動弁
3か月前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
株式会社キッツ
逆止め弁
2か月前
株式会社三五
ドライブシャフト
3か月前
個人
配管用エルボカバー
1か月前
株式会社不二工機
電動弁
27日前
株式会社トヨックス
可撓管
1日前
個人
クラッチシェル保護板
3か月前
鹿島建設株式会社
摩擦ダンパ
1か月前
日本精工株式会社
密封型転がり軸受
27日前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
伸縮装置
2か月前
株式会社パイオラックス
保持具
2か月前
コアーテック株式会社
伸縮装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
伸縮装置
3か月前
中央ばね工業株式会社
圧縮ばね
2か月前
トヨタ自動車株式会社
伸縮装置
1か月前
イソライト工業株式会社
断熱材
1日前
中国電力株式会社
漏洩補修装置
1か月前
株式会社タブチ
立管支持具
2か月前
株式会社不二越
導電性軸受
2か月前
株式会社キッツ
バタフライバルブ
1か月前
続きを見る
他の特許を見る