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公開番号2024154961
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069221
出願日2023-04-20
発明の名称コネクタケーシング
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類H01R 13/52 20060101AFI20241024BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 ケーシングが被水した場合には、コネクタと貫通穴の内周面との隙間から当該水がケーシング内に進入してしまうことを抑制可能なコネクタケーシングの一例を開示する。
【解決手段】 コネクタケーシング1では、貫通穴2Bの上方側に壁部2Aからケーシング2の外側に向けて突出した第1庇部4A、4Bが設けられている。そして、第1庇部4A、4Bの左端4Eと右端4Fとの間には、左端4E及び右端4Fより高い位置にある頂部4Gが存在しているとともに、頂部4Gから左端4Eに向かうほど漸次低くなり、かつ、頂部4Gから右端4Fに向かうほど漸次低くなっている。これにより、水が第1庇部4A、4Bを伝って流れるので、当該水がコネクタ3側に流れることが阻止され得る。したがって、ケーシング2が被水した場合であっても、コネクタ3と貫通穴2Bの内周面との隙間から当該水がケーシング2内に進入してしまうことが抑制され得る。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
電気的な接続を行うためのコネクタを収納するケーシングであって、当該コネクタが貫通可能な貫通穴を有するケーシングと、
前記貫通穴が設けられた前記ケーシングの壁部のうち、少なくとも当該貫通穴の上方側に設けられた庇部であって、前記壁部から前記ケーシングの外側に向けて突出した庇部とを備え、
前記庇部の水平方向一端と当該水平方向他端との間には、当該一端及び他端より高い位置にある頂部が存在し、
さらに、前記庇部は、前記頂部から前記一端に向かうほど漸次低くなり、かつ、前記頂部から前記他端に向かうほど漸次低くなっているコネクタケーシング。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記庇部は、
前記頂部から前記一端まで直線状に構成され、かつ、
前記頂部から前記他端まで直線状に構成されている請求項1に記載のコネクタケーシング。
【請求項3】
前記一端及び前記他端のうち少なくとも一方の端部には、当該端部から更に下方に延びる第2の庇部が設けられおり、
前記第2の庇部は、前記壁部から前記ケーシングの外側に向けて突出し、かつ、当該第2の庇部の下端は、水平方向において、前記一方の端部より他方の端部側にずれている請求項1又は2に記載のコネクタケーシング。
【請求項4】
前記庇部の先端は、前記ケーシングに収納された状態の前記コネクタの先端より前記壁部側にずれている請求項1又は2に記載のコネクタケーシング。
【請求項5】
前記庇部の上面は、水平面又は前記壁部に近づくほど低くなる傾斜面にて構成されている請求項1又は2に記載のコネクタケーシング。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタを収納するケーシングに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載のコネクタでは、複数の接続端子が環状周壁にて覆われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-139057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、コネクタがケーシング内に収納された構成では、当該コネクタは、ケーシングに設けられた貫通穴を通して当該ケーシング内外を貫通した状態となる。このため、仮に、ケーシングが被水した場合には、コネクタと貫通穴との隙間から当該水がケーシング内に進入してしまうおそれがある。
【0005】
本開示は、上記点に鑑み、ケーシングが被水した場合に、コネクタと貫通穴との隙間から当該水がケーシング内に進入してしまうことを抑制可能なコネクタケーシングの一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
コネクタケーシング(2)は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。すなわち、当該構成要件は、電気的な接続を行うためのコネクタ(3)を収納するケーシング(2)であって、当該コネクタ(3)が貫通可能な貫通穴(2B)を有するケーシング(2)と、貫通穴(2B)が設けられたケーシング(2)の壁部(2A)のうち、少なくとも当該貫通穴(2B)の上方側に設けられた庇部(4A、4B)であって、壁部(2A)からケーシング(2)の外側に向けて突出した庇部(4A、4B)とを備え、庇部(4A、4B)の水平方向一端(4E)と当該水平方向他端(4F)との間には、当該一端(4E)及び他端(4F)より高い位置にある頂部(4G)が存在し、さらに、庇部(4A、4B)は、頂部(4G)から一端(4E)に向かうほど漸次低くなり、かつ、頂部(4G)から他端(4F)に向かうほど漸次低くなっていることである。
【0007】
これにより、庇部(4A、4B)によって水がコネクタ(3)側に流れることが阻止され得るので、ケーシング(2)が被水した場合であっても、コネクタ(3)と貫通穴(2B)の内周面との隙間から当該水がケーシング(2)内に進入してしまうことが抑制され得る。
【0008】
なお、当該コネクタケーシング(2)は、例えば、以下の構成であってもよい。
庇部(4A、4B)は、頂部(4G)から一端(4E)まで直線状に構成され、かつ、頂部(4G)から他端(4F)まで直線状に構成されていることが望ましい。これにより、庇部(4A、4B)の勾配が全域に亘って大きくなるので、被水した水を確実に排水することが可能となる。
【0009】
また、一端(4E)及び他端(4F)のうち少なくとも一方の端部には、当該端部から更に下方に延びる第2の庇部(4C、4D)が設けられおり、第2の庇部(4C、4D)は、壁部(2A)からケーシング(2)の外側に向けて突出し、かつ、当該第2の庇部(4C、4D)の下端(4H、4J)は、水平方向において、当該一方の端部より他方の端部側にずれていることが望ましい。
【0010】
これにより、例えば、一端(4E)及び他端(4F)を通る仮想線が上下方向となるように、ケーシング(2)の載置状態が変更となった場合であっても、第2の庇部(4C、4D)により、コネクタ(3)と貫通穴(2B)の内周面との隙間から当該水がケーシング(2)内に進入してしまうことが抑制され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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