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公開番号2025021535
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023125302
出願日2023-08-01
発明の名称吸着装置
出願人トヨタ紡織株式会社,国立大学法人東海国立大学機構
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類B01D 53/047 20060101AFI20250206BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】小型化が可能な吸着装置を提供する。
【解決手段】吸着装置100は、気体を吸気する吸気部10と、気体を排気する第1排気部11及び第2排気部12と、圧力を調整する圧力調整部37と、二酸化炭素の吸着と、減圧されることで二酸化炭素の脱離と、が可能な吸着剤42が内部に配された吸着部40と、気体の流路20を切り替える切替部36と、制御部6と、を備え、制御部6は、吸気部10から吸気した気体を、吸着部40の内部に通し、第1排気部11から排気させる第1運転と、切替部36で気体の流路20を切り替え、圧力調整部37で吸着部40の内部を減圧することで、吸着部40の内部の気体を第2排気部12から排気させる第2運転と、を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
気体を吸気する吸気部と、
気体を排気する第1排気部及び第2排気部と、
圧力を調整する圧力調整部と、
二酸化炭素の吸着と、減圧されることで二酸化炭素の脱離と、が可能な吸着剤が内部に配された吸着部と、
気体の流路を切り替える切替部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記吸気部から吸気した気体を、前記吸着部の内部に通し、前記第1排気部から排気させる第1運転と、
前記切替部で気体の流路を切り替え、前記圧力調整部で前記吸着部の内部を減圧することで、前記吸着部の内部の気体を前記第2排気部から排気させる第2運転と、を実行する、吸着装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第1運転において、前記吸着部の内部が2気圧以上になるように前記圧力調整部で加圧する、請求項1に記載の吸着装置。
【請求項3】
湿度を調整する湿度調整部を備え、
前記制御部は、前記第1運転において、前記吸着部の内部の相対湿度が40%以上80%以下となるように前記湿度調整部で調整する、請求項1または請求項2に記載の吸着装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1運転を実行し、所定時間が経過した後に、前記第2運転を実行する、請求項1または請求項2に記載の吸着装置。
【請求項5】
当該吸着装置は、乗物に配され、
前記吸気部は、乗物室内の気体を吸気し、
前記第1排気部は、乗物室内に気体を排気し、
前記第2排気部は、乗物室外に気体を排気する、請求項1または請求項2に記載の吸着装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記乗物の電源がONの場合に、前記第1運転を実行し、
前記乗物の電源がOFFの場合に、前記第2運転を実行する、請求項5に記載の吸着装置。
【請求項7】
前記乗物は、乗員の有無を検出する検出部を備え、
前記制御部は、
前記検出部が乗員を検出した場合に、前記第1運転を実行し、
前記検出部が乗員を検出しなかった場合に、前記第2運転を実行する、請求項5に記載の吸着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、吸着装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、吸着装置として、特許文献1に記載の技術が知られている。具体的に、特許文献1に記載の吸着装置(装置300)は、コンデンサ202、除湿チャンバ204,304、接触チャンバ206,306、及び真空チャンバ208を含む。除湿チャンバ204と接触チャンバ206は第1の収集アセンブリ310を形成し、除湿チャンバ304と接触チャンバ306は第2の収集アセンブリ312を形成する。装置300は、コンデンサ202、及び除湿チャンバ204において水分を除去した空気を、接触チャンバ206に入れ、当該空気から二酸化炭素を吸着(吸収)し、吸着された二酸化炭素を真空チャンバ208に開放する。また、装置300は、第1の収集アセンブリ310を閉鎖して、第2の収集アセンブリ312を開くことにより、除湿チャンバ304による除湿、及び接触チャンバ306による二酸化炭素の吸着を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-56329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、複数の接触チャンバや除湿チャンバが設けられており、二酸化炭素の吸着や空気の除湿を行うための装置が大掛かりである。また、接触チャンバにおいて二酸化炭素を吸着する材料の量が増加すると、装置の大型化やコストの増加が懸念される。よって、効率よく二酸化炭素を吸着することが望まれる。
【0005】
本開示は上記のような事情に基づいて完成された技術であって、小型化が可能な吸着装置を提供することを目的の一つとする。また、効率よく二酸化炭素の吸着ができる吸着装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の吸着装置は、気体を吸気する吸気部と、気体を排気する第1排気部及び第2排気部と、圧力を調整する圧力調整部と、二酸化炭素の吸着と、減圧されることで二酸化炭素の脱離と、が可能な吸着剤が内部に配された吸着部と、気体の流路を切り替える切替部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記吸気部から吸気した気体を、前記吸着部の内部に通し、前記第1排気部から排気させる第1運転と、前記切替部で気体の流路を切り替え、前記圧力調整部で前記吸着部の内部を減圧することで、前記吸着部の内部の気体を前記第2排気部から排気させる第2運転と、を実行する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、小型化が可能な吸着装置の提供が可能となる。また、効率よく二酸化炭素の吸着ができる吸着装置の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係る乗物の模式図
吸着装置の模式図
吸着装置の電気的構成を示すブロック図
制御部が各部を制御する流れを示すフローチャート
実施形態2に係る吸着装置の模式図
実施例6から8、及び比較例1,2における各値を示す表
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
(1)本開示の吸着装置は、気体を吸気する吸気部と、気体を排気する第1排気部及び第2排気部と、圧力を調整する圧力調整部と、二酸化炭素の吸着と、減圧されることで二酸化炭素の脱離と、が可能な吸着剤が内部に配された吸着部と、気体の流路を切り替える切替部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記吸気部から吸気した気体を、前記吸着部の内部に通し、前記第1排気部から排気させる第1運転と、前記切替部で気体の流路を切り替え、前記圧力調整部で前記吸着部の内部を減圧することで、前記吸着部の内部の気体を前記第2排気部から排気させる第2運転と、を実行する。
【0010】
(2)(1)に記載の吸着装置において、前記制御部は、前記第1運転において、前記吸着部の内部が2気圧以上になるように前記圧力調整部で加圧してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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