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公開番号2025018612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122480
出願日2023-07-27
発明の名称振動刺激装置及び振動刺激方法
出願人トヨタ紡織株式会社,国立大学法人金沢大学
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類A61H 23/02 20060101AFI20250130BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】簡潔な設定で筋力の回復又は維持を実現できる振動刺激装置を提供する。
【解決手段】本開示の一態様は、ユーザの身体の原動筋に振動を与えることで、原動筋と対となる拮抗筋に刺激を与えるように構成された少なくとも1つの振動発生部を備える、振動刺激装置である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの身体の原動筋に振動を与えることで、前記原動筋と対となる拮抗筋に刺激を与えるように構成された少なくとも1つの振動発生部を備える、振動刺激装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
請求項1に記載の振動刺激装置であって、
前記少なくとも1つの振動発生部が発生させる振動の振幅は、0.001mm以上1mm以下である、振動刺激装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の振動刺激装置であって、
前記ユーザが着席可能なシートと、
前記ユーザの下肢を上方から覆うサポータと、
をさらに備え、
前記少なくとも1つの振動発生部は、前記サポータのうち前記原動筋を覆う部位に配置される、振動刺激装置。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の振動刺激装置であって、
前記ユーザの上肢又は下肢に装着可能なギプスをさらに備え、
前記少なくとも1つの振動発生部は、前記ギプスのうち前記原動筋を覆う部位に配置される、振動刺激装置。
【請求項5】
請求項4に記載の振動刺激装置であって、
前記少なくとも1つの振動発生部は、前記原動筋を覆う部位に配置された第1振動発生部と、前記拮抗筋を覆う部位に配置された第2振動発生部と、を含む、振動刺激装置。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の振動刺激装置であって、
前記ユーザを下から支持可能なマットと、
前記ユーザの前記原動筋を上方から覆うサポータと、
をさらに備え、
前記少なくとも1つの振動発生部は、前記サポータのうち前記原動筋を覆う部位に配置される、振動刺激装置。
【請求項7】
ユーザの身体の原動筋に振動を与えることで、前記原動筋と対となる拮抗筋に刺激を与える工程を備える、振動刺激方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、振動刺激装置及び振動刺激方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
筋力の低下を、電気刺激により予防する装置が考案されている(特許文献1及び特許文献2参照)。これらの装置は、筋疲労が発生しにくい条件で、筋力維持に必要な最低限の強さでの刺激を行うように設計されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-143061号公報
国際公開第2016/125312号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の装置では、不快感等のマイナスの要素を抑制しつつ広い範囲で効果を得ようとするために、複雑な設定が必要である。
【0005】
本開示の一局面は、簡潔な設定で筋力の回復又は維持を実現できる振動刺激装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、ユーザの身体の原動筋に振動を与えることで、原動筋と対となる拮抗筋に刺激を与えるように構成された少なくとも1つの振動発生部(11A,11B)を備える、振動刺激装置(1)である。
【0007】
このような構成によれば、原動筋に小さな振動を与えることで、拮抗筋反射によって拮抗筋の運動神経を刺激することができる。すなわち、本開示の発明者らは、原動筋に小さな振動を与えることで、原動筋と対となる拮抗筋の広い範囲で運動神経を刺激できることを見出した。
【0008】
これにより、直接の振動刺激が不快感を生む部位に対して、運動神経を刺激することができる。結果として、簡潔な設定で筋力の回復又は維持を実現できる。
【0009】
本開示の一態様では、少なくとも1つの振動発生部(11A,11B)が発生させる振動の振幅は、0.001mm以上1mm以下であってもよい。このような構成によれば、大きな振動の付与によるユーザの不快感を低減しつつ、筋力の回復又は維持を図ることができる。
【0010】
本開示の一態様は、ユーザが着席可能なシート(2)と、ユーザの下肢を上方から覆うサポータ(3)と、をさらに備えてもよい。少なくとも1つの振動発生部(11A,11B)は、サポータ(3)のうち原動筋を覆う部位に配置されてもよい。このような構成によれば、神経群が多く存在する臀部への振動刺激を抑えつつ、大腿部中央、膝側の筋腱部等から臀部近傍の拮抗筋に刺激を与えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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