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公開番号2025018447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122145
出願日2023-07-27
発明の名称乗物用バックドアおよびバックドアパネルに対するバックドアトリムの取付方法
出願人トヨタ紡織株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類B60J 5/10 20060101AFI20250130BHJP(車両一般)
要約【課題】窓用開口のコーナー部に配置されるセラミックラインの幅を細くすることが可能な乗物用バックドアおよびバックドアパネルに対するバックドアトリムの取付方法を提供する。
【解決手段】パネル本体部22と窓枠部23とを備えるバックドアパネル21と、バックドアトリム30と、バックウインドウガラス40と、を備え、パネル本体部22は、その上端においてインナパネル26の端末とアウタパネル27の端末とが重ね合わされたフランジ部25Aを有し、フランジ部25Aはバックウインドウガラス40の乗物室内側に配置されており、バックドアトリム30は、パネル本体部22の乗物室内面を覆うトリム本体部31と、フランジ部25Aを上方から覆う被覆部33とを有し、被覆部33は、フランジ部25Aを巻き込むように回り込んでフランジ部25Aとバックウインドウガラス40との間に挿入される巻き込み部35を有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
乗物の後端に設けられるドア用開口を開閉可能な乗物用バックドアであって、
パネル本体部と、前記パネル本体部の上端の両端部から延出された枠状の窓枠部と、を備えるバックドアパネルと、
前記パネル本体部の乗物室内側に装着されるバックドアトリムと、
前記窓枠部を塞ぐバックウインドウガラスと、を備え、
前記パネル本体部は、インナパネルと、前記インナパネルの乗物室外側に配置されるアウタパネルとを有し、当該パネル本体部の上端において前記インナパネルの端末と前記アウタパネルの端末とが重ね合わされたフランジ状のフランジ部を有し、
前記フランジ部は前記バックウインドウガラスの乗物室内側に配置されており、
前記バックドアトリムは、前記パネル本体部の乗物室内面を覆うトリム本体部と、前記トリム本体部の上端から連なり、前記フランジ部を上方から覆う被覆部とを有し、
前記被覆部は、少なくとも前記窓枠部の開口内側の両端部において、前記フランジ部を巻き込むように回り込んで前記フランジ部と前記バックウインドウガラスとの間に挿入される巻き込み部を有している乗物用バックドア。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記巻き込み部は前記窓枠部の乗物室外側に回り込む延出部を備えている請求項1に記載の乗物用バックドア。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の乗物用バックドアの前記バックドアパネルに対して前記バックドアトリムを取り付ける取付方法であって、
前記バックドアトリムを前記トリム本体部の板面が前記パネル本体部に対して交差する方向に立ち上げた状態で前記巻き込み部の一端側を前記バックドアパネルの乗物室内面側から前記バックウインドウガラスと前記フランジ部との間に挿入する工程と、
前記トリム本体部のうち前記巻き込み部の他端側が設けられた端部を前記窓枠部の対角方向に移動して前記巻き込み部の他端側を前記フランジ部の先端より乗物室外側に配置する工程と、
前記巻き込み部の他端側を前記パネル本体部に近づけて前記バックウインドウガラスと前記フランジ部との間に挿入する工程と、
前記トリム本体部を前記巻き込み部を回動中心として前記パネル本体部の乗物室内面に近づける方向に回動させる工程と、を実行する、バックドアパネルに対するバックドアトリムの取付方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、乗物用バックドアおよびバックドアパネルに対するバックドアトリムの取付方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、後部にドア用開口を有する車体と、ドア用開口を開閉するバックドアと、を備える車両が開示されている。バックドアは、窓用の開口を有するアウタパネルとインナパネルとを含むドアパネルを備えており、両パネルの外周及び窓用開口の内周縁部はフランジ状に延びて重ね合わされた状態とされている。
【0003】
またドアパネルの車室内面はトリムにより被覆されている。トリムは複数のクリップを備えており、トリムをドアパネルの板面に対して略垂直となる方向から近づけ、クリップをドアパネルに設けられた孔部内に順次押し込むことで、トリムをドアパネルに取り付ける構成とされている。この取り付け作業の際、トリムがドアパネルのフランジ状の重畳部に当接せずに重畳部を被覆可能とするため、トリムの端末は窓用開口において重畳部よりも内側に配置されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-260350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来の構成において、窓用開口を塞ぐバックウインドウガラスはアウタパネルの窓用開口の車室外側に取り付けられており、その外周付近には、窓用開口内に配置されるトリムの端末を隠すためのセラミックラインが設けられている。このようなセラミックラインは黒塗りの為、太く設定されると、車室内からの視界が狭くなる傾向がある。また、車室外からの見た目も低下する場合があり、できるだけ細くすることが好ましい。特に、窓用開口の下側両端部のコーナー部において、セラミックラインの曲率Rを小さくしたいという要望がある。
【0006】
しかしながら、窓用開口の内側に配置されるトリムの端末は、上述した取付方向の事情から、ドアパネルの重畳部との干渉を回避するべく重畳部よりも窓用開口の内側に配置される。このため、セラミックラインを細くすることが困難であった。
【0007】
本明細書に開示される技術は、バックウインドウガラスに設けられるセラミックラインであって、特に、窓用開口のコーナー部に配置されるセラミックラインの幅を細くすることが可能な乗物用バックドアおよびバックドアパネルに対するバックドアトリムの取付方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書に開示される技術は、乗物の後端に設けられるドア用開口を開閉可能な乗物用バックドアであって、パネル本体部と、前記パネル本体部の上端の両端部から延出された枠状の窓枠部と、を備えるバックドアパネルと、前記パネル本体部の乗物室内側に装着されるバックドアトリムと、前記窓枠部を塞ぐバックウインドウガラスと、を備え、前記パネル本体部は、インナパネルと、前記インナパネルの乗物室外側に配置されるアウタパネルとを有し、当該パネル本体部の上端において前記インナパネルの端末と前記アウタパネルの端末とが重ね合わされたフランジ状のフランジ部を有し、前記フランジ部は前記バックウインドウガラスの乗物室内側に配置されており、前記バックドアトリムは、前記パネル本体部の乗物室内面を覆うトリム本体部と、前記トリム本体部の上端から連なり、前記フランジ部を上方から覆う被覆部とを有し、前記被覆部は、少なくとも前記窓枠部の開口内側の両端部において、前記フランジ部を巻き込むように回り込んで前記フランジ部と前記バックウインドウガラスとの間に挿入される巻き込み部を有している。
【0009】
上記構成によれば、少なくとも窓枠部の開口内側の両端部において、フランジ部を上方から巻き込む巻き込み部の端末(先端)がフランジ部の端末(上端)よりも下方に配置されるから、バックドアトリムの端末を隠すためにバックウインドウガラスに設けられるセラミックラインであって、少なくともパネル本体部と窓枠部との間のコーナー部におけるセラミックラインの幅を従来より小さくすることができる。つまり、パネル本体部と窓枠部との間のコーナー部におけるセラミックラインの曲率Rを従来より小さく設定することができるから、乗物室内側からの視界が隅(角)に近い位置まで広がるとともに、乗物室外側からバックドア(バックウインドウガラス)を見た場合の見た目も向上する。
【0010】
前記巻き込み部は前記窓枠部の乗物室外側に回り込む延出部を備えていてもよい。このような構成によれば、パネル本体部と窓枠部との間のコーナー部に配されるセラミックラインの曲率Rをより小さく設定することができるから、視界や見た目を更に向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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